
こんにちは、モチです!
今回は日本最後の砦、『自衛官』について解説します。

こんにちは~
将来どの部隊に入隊しようか迷っているので、いろいろ教えてください!

わかりました!
3つの自衛官の役割と業務をここで学んで、将来に役立てて下さい。
自衛官には陸・海・空の3つに分かれていますが、各自衛官はいつもどんなことをしているのか知っていますか?
訓練はもちろんのこと、それ以外に具体的にどのようなことをして日本にどう貢献しているのか、さらに気になる自衛官の給与も解説しますので、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
当記事は、以下4構成で順を追って解説してまいります。

興味あるところにクリックすると、飛ばし読みができます!

陸上自衛官

陸上自衛官の平均給与

自衛官は基本給与、待遇は大きく変わることはありませんが、入隊コースによって初任給や昇進スピードは変わってきます。
- 自衛官候補生:12万円~
- 一般曹候補生:16万円~
- 一般幹部候補生:21万円~
※どの部隊でもスタートは同じです。
昇給は年1回で、期末・勤務手当(ボーナス)と呼ばれる手当が年に2回です。40歳頃から階級によって給料差がつくことがあります。

入隊コース別の受験資格はどうなっているんですか?

候補生と一般曹はほぼ変わらない条件ですが、幹部候補生のみ大学卒業と同等の資格が必要となります。
候補生と一般曹はほとんど同条件で入隊できますが、幹部候補生は上に立つポジションを目指すために、受験資格と試験難易度が高いのが特徴的です。
そして、難易度が高い幹部候補生のほうが、一般曹と比較して昇進スピードが圧倒的に早いです。

なるほど~
上に行きたいならしっかり今のうちから勉強しなければいけないのか~
陸上自衛官の階級別給与
自衛官に入隊すると『階級』が与えられます。各自衛官の階級によって業務の範囲と給料が大きく異なってきます。
このパートでは、陸上自衛官の階級別給与情報を紹介していきます。

階級でどれくらいの給与の違いがあるんですか?

百聞は一見に如かずです。以下詳細を見てみましょう!
- 幕僚長:月160~200万円
- 陸将:月60~198万円
- 陸将補:月52~91万円
- 陸佐1等:月40~55万円
- 陸佐2等:月34~50万円
- 陸佐3等:月34~38万円
- 陸尉1等:月27~46万円
- 陸尉2等:月24~45万円
- 陸尉3等:月23~44万円
- 陸曹長:月22~43万円
- 陸曹1等:月22~41万円
- 陸曹2等:月21~38万円
- 陸曹3等:月18~31万円
- 陸士長:月17~24万円
- 陸士1等:月17~19万円
- 陸士2等:月15~17万円
※自衛隊では医務室や病院で働く医官などの医療や衛生に関する仕事があり、医官、歯科医官、薬剤官は幹部候補の自衛官と同じように給料は高めです。

上のポジションになると、だいぶ給料が違いますね‼
仕事内容
陸上自衛官の役割は、日本国土の防衛と治安の維持を担うのが役割です。
また、陸上自衛官は自衛官の中でも最大の規模であり、人気が高い職業ともいわれています。

陸上自衛官の数は15万人以上で、駐屯場は全国で約160カ所もあるようです。

すごいですね…
全国にそんな駐屯場があることに驚きですよ。
日本国土の防衛と治安の維持といっても少々抽象的なので、当パートで陸上自衛官のより具体的な業務内容にフォーカス行きましょう。
陸上自衛隊の主任務は、日本国に対する直接的、間接的な侵略に対する防衛(国土防衛)ではありますが、治安維持としては以下6つのようなことを行っています。
- 救助活動
- 防衛活動
- インフラ建設
- 国賓警護
- 不発弾処理
- 国際平和協力活動


いろんなことをしているのはわかるんですが、小学生の僕には少しわかりづらいです…

簡単にまとめると、下記のような業務です。
- 救助活動:自然災害、海難、航空機事故、遭難者救出等の災害派遣に参加し、緊急救助をする
- 防衛活動:陸上での戦闘や情報収集、補給などを行う
- インフラ建設:道路や橋の建設をしてインフラ管理をする
- 国賓警護:外国からの国賓(重要な客人)を警護をする
- 不発弾処理:過去、日本であった戦争で発見された不発弾の処理をする
- 国際平和協力活動:海外の紛争地域で、平和を維持するための活動をする

なるほど~
訓練以外にもいろんなことしているんですね。
海上自衛官

平均給与

陸上自衛官同様、海上自衛官もスタートの給料は同じなので、平均給料も同じ数字となっています。
海上自衛官階級別給与
海上自衛官においても、陸上自衛官同様に『階級』があり、各自衛官の階級によって業務の範囲と給料が大きく異なってきます。

下記が階級別給与情報です。
- 海僚長:月160~200万円
- 海将:月60~198万円
- 海将補:月52~91万円
- 海佐1等:月40~55万円
- 海佐2等:月34~50万円
- 海佐3等:月34~38万円
- 海尉1等:月27~46万円
- 海尉2等:月24~45万円
- 海尉3等:月23~44万円
- 海曹長:月22~43万円
- 海曹1等:月22~41万円
- 海曹2等:月21~38万円
- 海曹3等:月18~31万円
- 海士長:月17~24万円
- 海士1等:月17~19万円
- 海士2等:月15~17万円

階級名称が違いますが、給与幅は陸上自衛官と同等ですね。

そうですね。
次は業務内容を確認していきましょう!
仕事内容
海上自衛官は、護衛艦や航空機を運用して常時警戒監視を行い、海上からの侵略に対し国土を防衛する役目があり、活動の場は主として海洋とその上空です。
陸上基地においては、艦艇や航空機の活動及びこれらに従事する隊員を支援する業務などもこなします。

大きく業務を分けると以下4つがメインとなります。
- 防衛活動
- 救助活動
- 輸送業務
- 国際平和協力活動

- 防衛活動:日本領海周辺の海域における海上交通の安全確保や、不審船を確認をする
- 救助活動:大規模災害が発生した際に、被災者や遭難した船舶・航空機の捜索救助をする
- 輸送業務:災害派遣や国連PKOへの派遣などで、艦艇を用いて海外へ物資や装備、人の輸送を行う
- 国際平和協力活動:海外の紛争地域で、平和を維持するための活動を行う
上記以外にも、艦船を利用した電源供給や南極地域観測協力、機雷の除去なども海上自衛隊の重要な任務となっております。

海の安全を守りながら物資などを運んでいるのですね。
特殊な入隊条件
自衛官の入隊試験に大きな違いはありませんが、海上自衛官は陸上自衛官と異なる部分で『航空学生』という特別な技術が必要な枠があります。
自衛官の入隊試験の詳細はこちらから参考にして下さい。
※出典:自衛官募集ホームページ
航空学生
航空学生とは、高校卒業、中等教育学校卒業者、高専3年修了者、及び高校卒業と同等以上の学力があると認められる男女を対象にした、海上自衛隊・航空自衛隊のパイロット等を養成する制度です。
入隊後は『航空学生』として、2年間の基礎教育を受け、続いて飛行訓練を中心としたそれぞれの段階の操縦課程をこなします。
- 海上自衛官:18歳以上23歳未満の者
- 航空自衛官:18歳以上21歳未満の者
- 各自衛官、高卒者(見込含)又は高専3年次修了者であること
空と海の両方の防衛業務にかかわってみたいという方は、挑戦する価値がある技術となるでしょう。
航空自衛官

平均給与

陸・海同様、自衛官のスタートは同じなので、平均給与も同様の値となります。

ということは、階級別給与も同等の金額となるのでしょうか?

勘がするどい!
一応以下詳細を確認してみましょう。
航空自衛官階級別給与
航空自衛官も他の自衛官同様に『階級』が存在しており、各自衛官の階級によって業務の範囲と給料が大きく異なってきます。
- 空僚長:月160~200万円
- 空将:月60~198万円
- 空将補:月52~91万円
- 空佐1等:月40~55万円
- 空佐2等:月34~50万円
- 空佐3等:月34~38万円
- 空尉1等:月27~46万円
- 空尉2等:月24~45万円
- 空尉3等:月23~44万円
- 空曹長:月22~43万円
- 空曹1等:月22~41万円
- 空曹2等:月21~38万円
- 空曹3等:月18~31万円
- 空士長:月17~24万円
- 空士1等:月17~19万円
- 空士2等:月15~17万円

給与幅はどの隊も同じだから、活躍したいところに所属しよ!
仕事内容
航空自衛隊とは、空からの侵略に備え日本の平和と航空交通の安全を守る職業です。
航空自衛官の大きな特徴は、他の部隊にはない『約30に及ぶ幅広い職種』が非常に魅力的な部隊となっております。
職種が多い部隊でもあるため、女性も幅広く活躍でき、様々なエキスパートが航空自衛官には存在しています。

一例ではありますが、航空自衛官には下記のような職種があります。
- 操縦:防空をはじめとする各種作戦等の任務を遂行
- 宇宙:宇宙空間の安定利用のため、宇宙状況監視
- 航空管制:離着陸する航空機などを誘導する
- 兵器管制:領空を常時監視し、戦闘機などを誘導する
- 電算機:CPシステム構築とプログラムの作成・保守
- 気象:航空気象に関するデータの収集、予報をする
- 高射:侵攻してくる航空機や弾道ミサイルを撃破する
- 通信:電報等の送受信業務、航空通信に関する
- 無線レーダー整備
- 武装:武器弾薬の整備・搭載などの業務
- 航空機装備品整備
- 航空機整備:エンジンの整備、修理等に関する業務
- 車両整備
- 輸送
- 補給:物品の保管と出荷作業
- 会計
- 音楽:国家的行事や地域の行事等に参加するとともに各種の演奏会を実施する等、自衛隊の広報活動
- 警備:基地を警備し、物品や隊員の安全を守っている
- 衛星:健康診断・身体検査など、隊員の健康管理をする。救急救護に関する業務も行う
- 施設:滑走路や建物の維持補修、電気やボイラーな どの管理業務
- 救難:遭難者の捜索、救助を実施
- その他:語学・情報・工作・消防・給養・印刷製図・総務・人事・厚生・教育訓練など

こんな職種があれば、どこかで活躍できそうですね!
航空自衛官は多くの部門があるので、いままで培ってきた経験を生かせる可能性が非常に高く、転職先としても安定しているので、魅力的な職場です。
自衛官は就職に強い⁉
自衛官として入隊したけど、自分の思っていたものとは違った、自分には合っていなかったなど、様々な理由で退役する方もいます。
自衛隊しか知らいないのに転職はできるのかと不安になる方もいますが、自衛官は就職にも強いです。

自衛官は定年が55歳と早いので、資格をバンバン取っておきましょう!
自衛官の定年は意外と早く、その年はなんと55歳です!
人生100年時代といわれてきている世の中では、少し不安になりますね。

残り45年食べていけるか心配です。
豊富な資格
自衛官に所属していると、たくさんの資格が取れることを皆さんは知っていますか?
様々な資格が取れる=就職が有利になるのは間違いありません。
ほんの一例とはなりますが、このパートでは自衛隊で取得できる有名な資格を紹介していきます。

以下資格を持っていると、就職でも有利なるでしょう。
- 大型自動車免許
- 大型特殊車両
- 牽引免許
- 大型自動二輪
- フォークリフト
- 玉掛け
- 自動車整備士
- 測量士
- 建築士
- 准看護師
- 電気工事主任技術者
- 電気事業設備主任
- 日商簿記
- 税理士資格
- TOEIC
- TOEFL
- ロシア語検定
- 韓国語検定
上記資格があれば、当ブログで紹介している職業で活躍できるようになります。

詳しい職業情報は、記事より確認してみて下さい。

こんなたくさんの資格を取る機会があれば、退役後も仕事探しで困ることはなさそうですね!!
また、仕事探しに悩みを抱えている方は、当ブログの【裏口転職方法】非公開求人利用で就職率大幅UP間違いなし!!に目を通せば、効率よく仕事が探せるので、是非読んでみてください。
まとめ
今回は3つの自衛官の役割と業務について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
みなさんの知らない自衛官の仕事もあったかと思います。

自衛官の給料はほぼ同じなので、給料を気にせず自分の活躍したいところで働く決心が決まりました!

給料で部隊を決めるのもよくないので、まずは自分が何をしたいかを大事にしましょう!
自衛官は国の最後の砦となります。給料も大事ですが、日本を守るという強い志を持って任務を遂行するのが何よりも重要なことだと筆者は思います。
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました!

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