
こんにちは、モチです!!
今回は『カニ漁師』の番外編内容を紹介します。
以前掲載したカニ漁師の記事では、カニ男君が実際体験したベーリング海峡のすごさを紹介できませんでした。
なので、あらためて本記事でそのすごさを解説させて頂きます!!
以前紹介した内容(カニ漁師の職業)について知りたい方は、以下よりご確認ください。

給料やなり方は理解できましたが、ベーリング海峡の恐ろしさがわからないので、ぜひ教えて欲しいです!
最高峰のカニ漁には興味があるけど、実際どれくらいすごいのかを知りたい人は、ぜひ最後までお見逃しなくお願いします!!
経験値と給与の関連性
日本のカニ漁師とベーリング海峡のカニ漁師には大きな給与の差があります。
まずは日本のカニ漁師がどれくらい稼げるのかを、前回の記事のおさらいも含めて確認しておきましょう!
ベーリング海峡のカニ漁師は、運が良ければ一発で億単位の大金を稼げるチャンスがあります。
しかし、日本のカニ漁師は漁師歴が収入に比例しているケースが多いようです。

ネットの口コミ情報などを調べていると、以下のような統計が算出できました。
- カニ漁師歴10年以下:700万円程度
- 実力が付いた漁師(30代):1100万円程度
- 後継者レベル(責任者):1500万円程度
上記はあくまで平均のデータです。
日本ではベーリング海峡ほど大量に良質なカニが取れないと考えられ、歴が長い=カニの捕獲量が多いという方程式が当てはまっているのかもしれません。
もちろん、中には才能やセンスがあって、最初から高収入を得る方もいるようです。

日本でもかなりの給料をもらえますね。

そうですね。
しかし、この金額を短期間で稼ぐのはかなり命がけのようですよ。
ベーリング海のカニ漁も命がけですが、日本のカニ漁もかなり命がけです。
時化が来れば船が沈みそうになるし、突風が来れば海から吹き付けた水しぶきで船が凍りついてしまうような天気もあります。

ひどい時は、流氷の流れで帰港できないことが日常茶飯事であるようです。

命の対価が高額の給料というわけなのですね…
毎日、命をけずるようなハードワークに、追い打ちをかける悪天候や機材トラブル。
最悪、陸に帰ることができなければ命にかかわることもあります。
それでも一攫千金をつかみたいなら、次に紹介する最高峰(ベーリング海峡)の情報をチェックしてください。
カニ漁の最高峰は?
カニ漁は国に関係なく、常に危険と隣り合わせです。
しかし、リスクがどのみちあるなら最高峰を目指したい方もいるはずです。
当パートでは、カニ男君の体験談をもとに、ベーリング海峡のカニ漁のすごさを解説します。
ベーリング海峡のカニ漁のすごさには、プラス面とマイナス面があります。
- 最高峰の給料(プラス面)
- 最高峰の過酷さ(マイナス面)
まずは、プラス面の給料から確認していきましょう!
最高峰の給料
カニ男君との雑談で、私は今までに受けたことがない衝撃の事実を知りました。
それは、短期間で稼げる金額です!!
おそらく、普通の会社員では決して稼ぐことができない、ケタ違いの給料だと思います。
気になるその内容は、以下の会話よりご確認ください。

カニ漁ってどこが最高峰になるの?

最高峰は俺が行ったベーリング海峡らしいよ。どうせ命はるなら最高に稼げる場所へ行きたかったからね。

ちなみに、どれくらい稼げたの?

その時は初めてだったけど、2ヶ月で800万円くらいだったかな。

えっ、えっ~!?
普通にすごくない? たった2ヶ月でそんな稼げるなんて。

全然すごくないよ。
先輩とかは1日1,500万円稼いだことあると言っていたよ。
私は上記事実を聞いたとき衝撃を受けてしびれました。
たった1日で1,500万円稼ぐなんて恐ろしい世界です。
もしも、こんな状態が2週間続けば、一生暮らしていけます!!

ちなみに、カニ男君の知る限り、最高で1シーズンで1億円ほど稼いだ人もいるようです。

本当に一攫千金のお宝みたいですね。
そんなお宝が眠るベーリング海峡とはどんな場所なのか、次はマイナス面もチェックしましょう!
最高峰の過酷さ
まずは、最高峰のカニ漁がおこなわれているベーリング海峡の位置から確認します。

ベーリング海峡
ベーリング海峡は、アラスカのスワード半島と、東リベアのチュクチ半島との間にある海峡。ユーラシア大陸とアメリカ大陸を分かつ海峡でもある。 ※Wikipedia引用
上記マップからおわかり頂けるように、ベーリング海峡は日本よりもかなり北に位置しており、めちゃくちゃ寒そうですよね!?
ちなみに、ベーリング海峡のカニ漁解禁シーズンは冬となるので、気温は最低マイナス20度前後と考えてください。

実際漁にでると、マイナス20度どころじゃないんだよこれが…

えっ!?
マイナス20度よりも寒く感じるの?

体感では倍近いマイナス30度~40度くらいに感じたよ。

よく生きて帰ってこれたね。僕なら死んでるかもしれない…
冬のベーリング海峡は、カニ漁の中でも最高峰の過酷さと言われています。
その理由は大きく4つあります。
- 気温は氷点下を上回る事はない
- 風が凄まじく、船が転覆しそうになる
- 氷点下の気温+風速40mの風で体感温度氷点下-30°以上
- 高波がすごい時は高さ15~18m(ビル7階相当)に及ぶ
上記の厳しい状況下でカニ漁をおこないます。
この環境を見ただけでもかなり絶望感がありますが、1番絶望を感じるのは、船長の経験不足でカンが外れて漁が失敗に終わることです!!

行ってみたはいいけど、ほとんどカニが取れないなんてこともあったよ。

そんなつらい環境下で収穫なしは、心が折れるよね。
カニ男君いわく、どんな劣悪な環境でも収穫なしはNGのようで、取れるまで帰ることが許されない厳しい世界みたいです。
ちなみに、これはベーリング海峡のカニ漁で有名な話ですが、48時間ぶっとおしの作業もあるとのことです。

俺はなかったけど、そんなことがあると聞いたよ。
Youtubeでもカニ漁の過酷さが確認できますが、もしも48時間ぶっとおしでこんなことしていたら命がいくらあっても足りないでしょう。
これで不漁だったら、まさに絶望ですね。

ありがとう、カニ男君。僕はお金より命の尊さを学んだよ。
最高峰のカニ漁は給料面に対して文句なしですが、業務に関しては問題だらけかもしれません。
しかし、それでもワンチャンつかんでみたい方は、挑戦をしてみるとよいでしょう。
まとめ
今回は世界最高峰と言われるカニ漁の2つのすごさについて解説をしました。
給与と業務、それぞれ規格外で衝撃を受けた方も多いかと思いますが、本当に稼ぎたいなら覚悟を決めることです!!
カニ男君は背水の陣でカニ漁に挑んだようですが、それくらいの覚悟がないと最高峰の仕事はできないと思います。
また、ベーリング海峡のカニ漁では最低限の英語力を求められるので、無料レッスンやオンラインレッスンなどをうまく駆使して意思疎通ができるようにしておきましょう!

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