
こんにちは、モチです!
今回はインフラのメンテをする職業『電気工事士』について解説します。

街でよく見かけますが、どんな業務をしているのか興味があるので、本日もお願いします!
街を歩いていると制服を着た電気工事士をよく見かけますが、電気工事には多数の種類があるのはご存じでしょうか?
当記事では、インフラ工事の専門家である『電気工事士の業務事情』に合わせて、『電気工事士の資格情報』について解説していきますので、将来電気工事士になろうかと考えている人は、職業の参考材料として、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

当記事は、以下4つの構成で順を追って解説してまいります。

興味があるところにクリックすると、飛ばし読みができます!

電気工事士について

仕事内容
電気工事士は、私たちのライフラインとして欠かせない電気設備の工事や修理、メンテナンスをするのが仕事です。
電気設備には多種多様なものがあるので、ルーティン業務ではなく、飽きがこない仕事ととらえることもできるでしょう。

どのような業務を扱うことが多いのでしょう?

種類が多いので、代表的なものを紹介していきます。
電気工事士は電気関連の仕事をほとんどこなすエキスパートです。老朽化が進んだ設備や、将来的に利用するインフラなども含めると、扱う仕事の種類は無限大になります。
電気工事士が取り扱う業務をまとめると、大きく2つのカテゴリーに分けられます。
- 建設電気工事
- 鉄道電気工事
建設電気工事
建築電気工事とは、一般住宅や事務所などさまざまな建設物の屋内外電気設備の設計や施行を行う工事を指します。一例として以下のような業務があります。
- 外線配線工事:各地域に配電すための作業。基本は電柱作業だが、地中電線もつなぐこともある
- 屋内配線工事:施設内の配線工事。施設によっては設計やメンテナンスを行う
- 冷暖房設備工事:エアコンの取り付けやクリーニングなどを行う
- ビル管理:エレベーターやボイラーなどの電気設備のメンテナンスを行う
鉄道電気工事
鉄道電気工事とは、電車の安全な運行のために電気設備の点検やメンテナンス、架線の張り替えなどを行う工事です。現在取り扱っている業務は、下記のようなものがあります。
- 変電設備工事:変電所のメンテナンスや建築の際に電圧を調整する
- 路線工事:線路上の設備に関連した線やその工事をする
- 駅の電気設備の点検・工事:駅にある照明やモニター・改札口・空調などの工事をする

すごい数がありますね。
こんな多くの業務を取り扱えるのですね。

ただし、取扱範囲は資格が大きく関係しているので、資格についても確認しておきましょう。
資格と業務範囲
電気工事士は、法律により資格所有者が仕事をすることが許されており、資格の種類によって業務範囲も異なっています。

資格には2つの種類があります。
- 第一種
- 第二種

第一種
簡単にまとめると、第二種資格の上位資格です。
第一種電気工事士の扱える業務の内容は、自家用電気工作物で最大電力500キロワット未満の需要設備(工場やビル等の電気設備)に加え、一般用電気工作物(住宅や小規模な店舗等の電気設備)などの工事が可能です。
第二種
第二種電気工事士の業務範囲は、一般的な住宅や小規模の店舗など、600ボルト以下で受電する設備の工事を行うことができます。
エアコンの取付、壁のコンセント設置、店舗の照明などを担当することがメインと考えて頂くとイメージしやすいかと思います。

資格で業務範囲が結構違うのですね。電気工事士資格の受験資格はどのようになっているのでしょうか?

次のパートで詳しく説明していきますね。
電気工事士になるには?

電気工事士になるには、国家資格である電気工事士の資格を取得しなければいけません。
先ほど少し紹介しましたが、電機工事士資格には第一種と第二種があり、資格試験は誰でも受験可能となっております。

学歴、年齢を問わず取得できる国家試験のため、非常に魅力があります。

そうなんですか⁉
是非詳細を説明してください。
第二種資格
第二種資格はを取得すると、一般住宅や小規模な店舗・テナントの電気設備の工事が可能となります。
電気工事士としての働くための第一難関資格と考えて下さい。

いきなり第一種資格取得は不可能となるので、第二種からのスタートとなります。
第一種の資格は扱える業務範囲が非常に多くなり、業務経験がない方は残念ながら受験することはできません。
第一種資格の受講条件は、実務経験が最低3年を要しますので、どんな方もはじめは第二種取得からスタートです。

なるほど~
第二種資格取得までどのような流れになりますか?

資格取得までのイメージは、以下のようになります。

電気工事試験は、年2回(上期・下期)試験を受けるチャンスがあります。
申し込み日や試験日など変更になることがあるので、詳細は一般財団法人電気技術者試験センターよりご確認下さい。
試験難易度
第二種電気工事士資格試験のここ数年の合格率を調査した結果、以下値が統計となっています。
- 筆記試験合格率:60%前後
- 技能試験合格率:70%前後
例年、半数以上の合格者が出ている為、国家試験の中では難易度は比較的高くはない試験です。

しっかりと試験対策をして勉強をすれば合格できる試験です。

どれくらいの準備期間が必要なのでしょうか?
必要な学習時間

前項の説明より、電気工事士の資格は第二種からの取得となります。
第二種取得までに必要な準備期間は、大体どれくらいなのかこのパートで紹介していきます。

結論から先に伝えると、多くの方は筆記と技能試験の合計で60~80時間という統計でした、
口コミや合格者の声を調べてみると、試験勉強の必要な割り当て時間は、以下のような結果でした。
- 筆記試験:40時間~60時間
- 技能試験:10時間~20時間

国家試験なのに、勉強時間はそんな多くないのですね。
第二種電気工事士試験は『筆記試験』と『技能試験』の2つに分かれており、以下内容について問われます。
筆記試験
(1)電気に関する基礎理論
(2)配電理論及び配線設計
(3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
(4)電気工事の施工方法
(5)一般用電気工作物の検査方法
(6)配線図
(7)一般用電気工作物の保安に関する法令
筆記試験合格のポイントは、とにかく過去問をたくさんやることが重要と言われています。そして、解答を読んでもわからない時だけ、テキストを読むというスタイルで勉強するのが一番効率が良いでしょう。

お手頃な過去問でとにかく問題を解きまくって下さい!
Amazonでは、2021年版 第二種電気工事士筆記試験標準解答集のような過去10年間の問題集が、中古で1,000円前後で販売されていますので、まずは筆記合格を目標に集中勉強して下さい。

技能試験は後からでも大丈夫でしょうか?

筆記試験の後で間に合いますよ!
技能試験
技能試験は、筆記試験合格後の約1ヶ月後に行われます。筆記試験に合格しないと受験できないので、試験まで日にちに余裕がない方は、まずは筆記試験に集中して勉強することをおすすめします。

1ヶ月で間に合いますか?

勉強時間がそれ程要しないので、問題ないです。
技能試験は、以下問題があって多いように見えますが、試験時間は40分と比較的短いです。
(1)電線の接続
(2)配線工事
(3)電気機器及び配線器具の設置
(4)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
(5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
(6)接地工事
(7)電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
(8)一般用電気工作物の検査
(9)一般用電気工作物の故障箇所の修理
技能試験の必要勉強時間は平均10~20時間となっており、毎日1~2時間勉強すれば十分間に合います。
但し、技能試験は技能を確認するテストなので、『電気工具一式』は必ず準備しましょう。アマゾンでも第二種電気工事士試験用の練習道具があるので、筆記が合格したら購入しておきましょう。

アマゾンチョイスなので、間違いはないでしょう。

毎日1~2時間の勉強なら何とかなりそうだな
電気工事士に向いている人
ここまでの内容で電気工事士の業務内容や、そのなり方が理解できたと思いますが、実際現場で活躍する人はどのような人が多いのでしょうか?
このパートでは、電気工事士に欠かせない5つの能力をピックアップしたので、これから電気工事士になろうとしている方は参考にしみて下さい。

電気工事士に向いている人は、どのような能力がありますか?

適正リストを作成したので、チェックしてみましょう。

タフ
電気工事士の多くは、現場に向かいメンテナンス業務を行います。現場では重い機材や階段の上り降りが日常茶飯事のため、体力は必須となります。
昼夜逆転業務など日常茶飯事なので、ライフスタイルも不安定になることも覚悟しましょう。体力を支えるための精神力の強い人が向いています。
好奇心
電気工事士は、仕事量に対しての報酬が少ないという声があります。
それでも長年継続できる人は、機械に携わることが好き、機械いじりが好きという好奇心が強い人が多いようです。
日常から機械に触れていて苦を感じない人は、現場でも大きく活躍できる職業でしょう。
集中力
電気工事には様々なものがありますが、業務によっては一歩間違えれば大けがをすることもあります。
また、自分の命だけではなく、人の命にもかかわることを自覚して、集中して仕事ができる人が向いている職業といえるでしょう。
コミュニケーション能力
工事作業と聞く、黙々仕事をするイメージがありますが、高いコミュニケーション能力が求められます。
上司や同僚、顧客の伝える意図をしっかり理解できないと後々大きなトラブルに巻き込まれることも少なくありません。
自分の業務を同僚や上司に報告する際にも、正しく報告・相談できないと仕事も円滑に進めることができなくなります。
慎重
電気工事は、常に危険と隣り合わせです。工事の規模が大きければ大きいほどリスクは高くなります。
とりあえず試してみる精神も大事ですが、重要なプロジェクトやメンテナンスに対しては慎重さが非常に重要となります。
自信がないものに対しては、同僚や上司などと話し合い、さらにそこから自分の経験や知識をフル活動して作業を行うのがベストです。
便利な求人サイトを紹介

資格も適正もバッチリという方にとって、最大の難関は職探しではないでしょうか?
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まとめ


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