
こんにちは、モチです!
今回は、将来日本のキーマンとなる『小学校教師』について解説します。

どうして小学生教師が将来のキーマンとなるのですか?
令和という新時代に入り、国民1人1人の価値感が尊重されるようになってきました。子供がプログラミングやYoutube、NFTなどでお金を稼げる時代となっているのもその傾向の一つといえるでしょう。
また、これから少子化がどんどん進み、教育というものが今まで以上に非常に重要なものとなっていくでしょう。

なるほど~
確かにそういう意味では、教員は非常に重要なポジションとなりますね。

これから日本の未来を担うのに必要なアシスタントは、『教員』の他考えられません。この記事では、下記内容にて解説していきますので、最後までお付き合い下さい。


この記事でこれがわかります!
・教員の仕事内容
・教員の平均給与
・適正
・今後求められる教員
小学校教師の仕事や給与についてご存じの方は、この記事の重要パートの『今後求められる教員像』へジャンプして問題ありません。
小学校教師について


このパートで伝えることは、以下2点です。
- 小学校教師の仕事内容
- 教員の1日を紹介
仕事内容
これから教員を目指す方の為に、ここでは小学校教師の仕事内容を簡単に説明させて頂きます。
ご存じの方も多いかもしれませんが、小学校教員の業務は大きく3つに分けられます。
- 指導関連業務
- 学校運営業務
- その他
指導関連業務
指導の仕事は、教員で1番重要といわれるている業務です。
指導とは、勉学の教科指導だけでなはなく、以下3つの指導も求められます。
- 教育指導
- 生活指導
- 道徳指導
学校運営業務
教員が行う学校運営業務は様々ありますが、特に重要なものは以下2点となります。
- 学校行事
- 学年・クラス運営
学校行事
学校行事で教員が担当する仕事を例に挙げるときりがありませんが、以下6つのような業務を行います。
- 練習計画
- 歌の選曲
- 現地下見
- 安全性の確認
- 目的地所要時間
- 費用計算
児童が行事を安全、且つスムーズに行えるように企画やタイムスケジュールを考えていきます。
学年・クラス運営
学年やクラス運営とは、環境構築という言葉が近いでしょう。
児童や教師たちが楽しい学校生活を送る為には、学年やクラスの環境を整えなければいけません。多くの教員は、以下4つを意識して学校の環境づくりに励んでいます。
- 連携・協力
- 児童理解
- 授業づくり
- 集団づくり
その他
その他の業務としては、PTA活動や、教員会議、保護者からのクレーム対応、地域住民との問題解決などの、対児童外の仕事があります。
小学校教師の1日

教師の仕事は、児童に教えることや生徒との雑談イメージが強いですが、実際裏ではどのような仕事をしているのか知りたい方の為に、小学校教員の1日をまとめてみました。
- 出勤 07:00~08:00始業開始前に出勤して、授業の準備をします。
- 職員会議や打ち合わせ 08:00~08:45学年ごとの打合せ、その日の連絡事項、生徒指導などを話し合います。
- 午前の授業 08:45~12:00授業はもちろんのこと、休み時間は生徒の相談にのり、テストの採点などを行います。
- 給食 12:30~給食時、教員は生徒の見守り役が仕事です。悪戯などがあれば指導をして、準備が終われば生徒と一緒に食事をします。
- 昼休憩 13:30頃まで子供たちが昼休憩の間に、教員は午後の授業の準備と事務処理などをします。
- 午後の授業+掃除 13:30~15:00頃学年によっては6限目まで行います。授業が終わったら簡単な掃除をします。
- 終礼、下校 15:30~終礼で連絡事項を生徒に伝えます。連絡事項や宿題のプリントなども配布します。
- 事務処理 16:00頃~生徒との雑談が終了したら、生徒の宿題チェックや宿題プリント+連絡事項の書類作成をします。自宅でお仕事したくない教師は、この時間で明日の授業準備をします。
- 帰宅 19:00頃~多くの事務処理や行事が絡むと帰宅時間が遅くなります。1日大変お疲れさまでした。

教師って見えないこと頃ですごい頑張っているのですね。昔の担当教師に感謝の念が生まれてきました。
小学校教師になるには?

小学校教員になるには、どのような試練があるかご存じでしょうか?
教師になる最終難関は教育職員採用試験合格となりますが、試験を受ける為には『普通免許状』が必須です。

どうやったら、その免許状が取得できるのですか?
ここで解説する内容は、以下3点です。
- 教員免許状について
- 採用試験について
- 採用されやすい都道府県を紹介
教員免許状について
小学校教論の普通免許状は3種類あり、大半の人は第一種免許状を取得する方が多いです。
- 専修免許状:大学院卒で取得
- 第一種免許状:4年制大学卒で取得
- 第二種免許状:短期大学 or 小学校教員資格認定試験で取得
免許状の取得は、必須単位を取って無事卒業すれば取得できるので、難易度は低めです。

免許状で採用試験などに違いがでるのでしょうか?

公にはほとんど違いがないと言われています。
第二種免許状でも採用試験で大きく不利に働くことはないとは言われています。
しかし、中には一種や専修が合格に優遇されるほか、昇格などでも有利に働くケースがあるという情報も聞きますので、第一種を取得して試験に挑むことをおすすめします。
教育職員採用試験について

小学校教員採用試験を受験するにあたり、受験資格などは自治体によって異なります。
以前は年齢制限などが厳しかったですが、少しずつ緩和傾向にあるようです。

ここでは、どんな方が受験できないかを解説します。
採用試験が受けられない条件
以下項目にどれか1つでも該当する方は、残念ながら試験を受けることができません。
- 18歳未満の者
- 高等学校を卒業しない者(高等学校卒業と同等の資格を持つとされる場合は除く)
- 成年被後見人また被保佐人
- 禁固以上の刑に処せられた者
- 懲戒免職の処分を受けたことにより教員免許状が効力を失い、その失効の日から3年経過しない者
- 法令違反や非行により教員免許状取り上げの処分を受け、その処分の日から3年経過しない者
- 日本国憲法またはその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党や団体を結成、またはこれに加入した者
※地方公務員法第 16 条と学校教育法第9条を参考
採用試験の内容
教員採用試験の内容は自治体で異なりますが、1次試験と2次試験とに分けて行われるのが一般的です。
試験内容の構成は、以下4つ~5つに分けられていることが多いです。
- 筆記
- 論文
- 面接
- 実技
- 適正検査
この内容は自治体で条件異なる為、深い解説は割愛させて頂きます。
合格率について
合格率も自治体の受験倍率によって異なる為、正確な数字をお伝えするのが難しいです。
しかし、日本全体の受験倍率が年々下がっているので、この時に試験を受験をする方はかなりお得といえるでしょう。

出典:「文科省令和2年度公立学校教員採用選考試験の実態状況のポイント」を元に作成

どうしても教員になりたい方は、倍率が低い自治体を受験するといいでしょう。
2019年度~2021年度までの3年間、文部科学省による、『公立学校教員採用選考の採用試験受験倍率』を統計した結果、以下5つの県は倍率を”2”を下回っている為、比較的合格しやすいと思われます。
採用競争率が低い都道府県 Best5
- 北海道:平均倍率1.29
- 長崎県:平均倍率1.41
- 佐賀県:平均倍率1.456
- 福岡県:平均倍率1.503
- 北九州市:平均倍率1.53

教員になれるなら、もうどんな場所でも構いません!
小学校教師に向いている人

小学校教員になってみたいですが、どんな方が向いているのでしょう?

適正リストを作成したので、参考にしてみて下さい!
適正チェックリスト

子供好き
とてもシンプルな答えですが、好きと嫌いで仕事するのであれば、好きを選択できる人しか継続ができません。
毎日子供と過ごすのですから、苦手や嫌いということが頭をかすめれば、小学校教師は務まらないと考えた方が良いでしょう。
子供はあなたが思っている以上にナイーブなので、好きという気持ちを思えなければ、相手もあなたを好きになることはないでしょう。
コミュニケーション能力
小学校の教員は、何よりもコミュニケーション能力が求められます。
児童の相談や悩みの解決、保護者や学校職員とのやり取りなど、子供から大人までの幅広い対応をしなければいけません。
子供や大人に理解してもらう為の説明や、多くの生徒たちの聞き手となる、高度なコミュ力が必要となるでしょう。
柔軟性
小学校教論は、非常に柔軟性な対応を求められます。
その理由は、全ての子供に同じ指導は適用できないからです。真面目な教師は理屈で解決しようとしますが、それでは解決できないことがあります。
常に正面で子供と向き合い、竹のようなしなやかな対応をすることで様々なトラブル解決に繋がることでしょう。
精神力
教師は色々なストレスを抱える方が多いです。児童のトラブル、保護者の問題、職場関係など、人と関わりが多い分、メンタルが弱い方は病気になりやすいです。
真面目過ぎる方は、本当に悩んでしまう傾向が多いので、『何とかなるだろう』と思えるくらいのポジティブな人が向いている仕事となります。
洞察力
洞察力も非常に大事なスキルです。子供には素直な子もいれば、何かを打ち明けられずに黙っている子もいます。
例えば、いつも元気だったのに、最近は元気がないとか、友達と仲良くできていない等、細かいところまで配慮できる人は、信頼もされて良い学校生活を送れるでしょう。
今後求められる教員とは?

令和という新しい時代に入り、求められる教員の理想像も変化が生じてきています。
ひと昔前のように、ただ学問を教えるだけでは、未来の子供の成長に繋がらないというのが現状です。
まだ教育システムの大きな変化がないので何とも言い難いですが、近い将来、教員は以下3つのスキルを必要とされる可能性が高いです。
- グローバル
- IT
- サポート
将来、確実に必要ではないかと思いますが、あるかないかの話をすれば、スキルがある人の方が優遇して採用されると考えられます。
その理由をこれから解説していきます。
グローバルスキル
近年の小学校では、英語教育をするのが当たり前となってきました。
簡単なアルファベットや単語発音などを教えているかと思いますが、学校の中ではインターナショナルスクールへ通っている子供がいるのも事実です。
はっきり言いますが、9割の小学校教員は、インターナショナルスクールへ通っている子供より英語が話せません。

私も全く話せないのに、子供に教えられるか不安になります。

外国語は基礎がめちゃくちゃ大事なので、先生の指導は非常に重要です!
筆者は外国語を学んできた者なので理解していますが、外国語学習で一番大事なのは初めの基礎です。ここを間違えると、ずっと誤った道を進み続けます。
それを理解できないで、ただ言われた通りのカリキュラムを子供に伝えるだけで本当にあなたはいいと思いますか?
私なら、子供に間違えた道を歩み続けさせたいとは思えません。

でも、英語ができない私に、どうしたらその問題を解決できるのでしょうか?

短期でもいいので、留学などをして文化や習慣を経験することをおすすめします!
外国語を学ぶ重要性
外国語を学ぶのは、日本にいても可能です。
今はオンラインレッスンなども可能なので、小、中、高校生向け担任制オンラインマンツーマン英会話スクール「スマートキッズイングリッシュ」などで学ぶのもいいでしょう。
外国語を学ぶだけはどこでもできますが、海外の文化や習慣を学ぶことも非常に大切です。
その理由は、大きく2つあります。
- 現地の活きた英語を学べる
- 海外文化に触れることで、見聞を広められる
この2つを学ぶことで、児童に外国語の正しい使い方や、柔軟な考え方を伝えることが可能となります。
できれば長期滞在をして経験することをおすすめしますが、短期でも何かを得ることは十分可能です。
海外で貴重な経験をしたいけど、転職など不安がある方は教育専門就職転職サポートの相談してみるのも良いでしょう。

子供と自分のためになるいい機会ですね♪
ITスキル
ここ数年のIT技術の進歩は著しく、これからもどんどんIT化は進んでいきます。
今では子供が自身でプログラミングをして仕事をしたり、NFTなどで作品を手掛けている世の中です。
一方、教師はどうなのでしょうか?
近い将来、 授業もIT化され、子供にIT関連の質問をされて答えることができるでしょうか?

パソコンに詳しくない先生なんて信頼されなさそう…

これは近い将来、非常に大きな問題となってきますよ。
IT化の授業は近い
大変不快に思ってしまったら申し訳ないのですが、現在、教員の方でプログラミングができる人はいますでしょうか? おそらく1割もいないかと私は予測します。
日本のIT関連教育は、先進国の中でもかなりの遅れをとり、現代の子供たちもPCが使えないまま社会人になっている方が非常に多いです。
教育システムが悪いと言えばそうですが、もし突然教育システムにプログラミングやPC授業を取り入れると指示があったら、どうしますか?

おそらくですが、10年以内にシステムに取り入れられるかと思います。

やば~
今のうちに少しでもやっていかないと後で苦労しそう。
特に小学校の教師は、全ての授業を子供に教えるスタイルなので、今のうちに勉強しておかないと後々苦労してしまうでしょう。
また、PCの勉強は仕事効率も上がるので、ご自身のためにもなるのでおすすめです!
プログラミング学習で何を勉強していいかわからない方は、当ブログの【初心者必見】プログラミングスクールを選ぶ3箇条を解説!を読んで、スクールや独学で学ぶのもいいかもしれません。
サポ―トスキル
このスキルは簡単に得ることはできませんが、毎日児童と接している教師だからこそ得られる能力と筆者は考えます。
ひと昔前の教師は、勉学ができる=優秀な子供という考えをして、教員のサポートも勉学中心だったケースがほとんどです。
しかし、時代が変化している現代では、子供の『個性』を見つけ出して、それをサポートする能力が求められていくと思われます。

個性といえば、現代の子供がYoutubeなどで活躍しているのはいい例ですね。

確かに、今では何が成功するかわからない時代になってますよね。
小学校教師は、保護者よりも多く児童に接する機会があります。
児童が勉学以外に何が得意で興味があるのかなどを、子供自身で理解できれば理想ですが、わずか10年も生きていない子供がそれを理解するのは不可能に近いです。
保護者も気づいていない、子供の才能を教師が見つけ出して、できる限りサポートしてあげるのも非常に重要な教師の役割です。

頑張っていることを支えてあげるのが重要ということです。
勉学のサポートは、塾の講師や保護者でもできます。
子供の可能性を見出してサポートできるのは、毎日時間をともにする教師しかいないのです。

学問も含めてですが、『教育』の重要性がわかってきました。
まとめ

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