
こんにちはモチです!
今回は『世界一過酷な職業』、カニ漁師について解説します!

噂では聞いたことある職業ですが、 給料も謎なのでこの機会に学ばせて頂きます!
カニ漁師といえば、高収入という噂を1度は聞いたことがあると思います。
しかし、実際、報酬がどれくらいで、どれだけ過酷な職業かはご存じでしょうか?
様々なネット情報を見ればカニ漁師の大まかな収入を知ることはできますが、リアルな収入や仕事の現実は簡単に理解することはできないでしょう。
そこで本記事は、筆者が過去にニュージーランドで出会った元カニ漁師の実話をもとに、『カニ漁師の給与事情』と『カニ漁師の現実』について解説をしてまいります。
人生ワンチャンつかみたい方は、最後まで貴重な情報を見逃さないようお願いします。

当記事は元カニ漁師の話をもとに、以下テーマに分けて解説していきます。

興味があるパートにクリックすると、飛ばし読みができます!
給与事情
カニ漁師の仕事を知る前に、まずはカニ漁師がどれくらい稼いでいるのかを確認しましょう。
下記平均給与のデータは、ネットの口コミと厚生労働省の統計をもとに金額を算出た数字です。


すごい収入ですね。
これなら確かに人生ワンチャンつかめますね。

収入はとてつもないですが、仕事内容もかなりエグイですよ…
給与は非常に魅力的なカニ漁師ですが、業務内容はどうなっているのでしょうか?
仕事内容
私が出会ったカニ漁師さんは、ぱっと見、まちで見かけるような普通の方でした。
少し体はがっちりしていましたが、ムキムキな感じではありません。
そんな彼はかつてベーリング海のカニ漁を挑戦したらしく、2ヶ月で約800万円も稼いだそうです。

僕でもワンチャンつかめるということですか!?

それは会社員モチさん次第になるかと思いますが、まずはどんな仕事をしているか理解するのが良いと思います。
カニ漁師の仕事はとてもシンプルで、カニ漁船に乗ってカニを取りに行くことです。
仕事の期間も年に2~3ヶ月の期間だけで、それ以外は休みとなるようです。
上記内容を読むと、『カニ漁、私でもいけるかも?』と思ってしまいますよね!?
しかし、漁の2~3ヵ月の期間は意識を失うほどの過酷な修羅場となっています!!
ここからは、海外で出会った知り合いのカニ漁男(以降カニ男と呼びます)と筆者のやり取りを再現して仕事内容を紹介していきます。

カニ男君、かつてベーリング海峡でカニ漁したみたいだけど、どんな仕事してたの?

やったことはめっちゃシンプルで、たった3つだよ。
- 底引き網漁
- 船の整備
- 道具の点検
上記内容を見る限り非常に簡単な仕事のように見えますが、どれくらい過酷な仕事かを解説していきます。
底引き網漁
カニ漁は基本、漁船で袋状の網を海底に接して引き、網に追い込んで魚を捕る『底引き網漁』や『籠網漁』をおこないます。

漁のイメージは以下です。


すごくシンプルだけど、これがめちゃくちゃしんどいんだよ。
一見簡単そうに見えますが、カニ男君いわく、カニを網で捕えてから船に上げるまで、1時間~1時間半ほどずっと網を巻き上げるようです。
ベーリング海のカニは大きく身が詰まっているので、重さは1キロ以上なんてあたりまえです。
それが大量だったら、数トンの世界になります…

気合い入れて巻き上げないと、腕ちぎれそうになるよ。

これを毎日継続したらやばそうだね…
カニを捕るシンプルな作業ですが、全集中しないと身体の危険につながる業務というのが伝わっていれば幸いです。
船の整備
当たり前のことかもしれませんが、船の整備は非常に重要な仕事です。
もしも整備を怠ったら、、、沈没です。

船が沈んだら、即ゲームオーバーだから、毎日しっかりやってたよ。
カニ漁は2~3ヵ月と短期間ですが、ベーリング海峡の天候は非常に過酷です。
後ほど解説しますが、時化がひどいときは船が転覆することもあります。
整備業務の内容は船の機体によって異なるため、本記事では詳細を割愛させて頂きます。

足場がしっかりしていなければ、漁は成功しないということだね。
道具の点検
船の整備同様、道具の点検も非常に大切な仕事です。
カニ漁は長丁場のため、道具の点検を怠ると仕掛けの故障が起こり、ボウズ(何も取れない)で終わることがあります。

何時間も巻き上げてボウズだった時は、心が折れかけそうになったな~

漁の期間中はどんな手入れをしていたの?

色々あるけど、下記点検は必須だったね!!
- GPS
- 魚群探知機
- 無線機
- 気象関連機器
- 網や籠 など
ボウズを避けるためには、カニの正確な位置、気象情報が欠かせません。
また、GPSや無線は現在地を把握し、命をつなぐライフラインとなるので点検は必須です。
常にカニ漁が好条件でできるわけではありません。
常に最悪の状況を考えて、細かな道具にも入念な点検をすると稼げる確率も高くなるでしょう。

最高峰の漁の過酷さを知りたい方は、以下の記事をチェックしましょう!!
カニ漁師になるには?

カニ漁師の桁違いの報酬と過酷さを理解したうえでカニ漁をやってみたいと思った方は、当パートを必ずチェックしておきましょう。
人生のワンチャンスをつかめる情報が得られるかもしれませんよ!?

カニ漁師に興味があるのですが、求人がネットから見つからないです。どこから探せばよいのでしょうか?

残念ながら、特別なルートをたどらないとカニ漁師は見つからないんですよ。
本記事を読んで、血まなこにカニ漁師の求人を探している方もいるかもしれませんが、カニ漁師は一般的なルートではほぼ見つけることはできません!!
では、一体どのルートを利用すれば探せるのかを解説していきます。
求人を見つけるには?
一般的な漁師の求人はネット上でチラホラ見つけることができますが、カニ漁師だけは簡単に見つかりません。
筆者も必死に調べましたが、全くありませんでした。

どうやら、カニ漁師は自分の足で探すのが1番の近道のようです。
色々調査した結果、カニ漁師の求人を探すなら、全国漁業就業者確保育成センターで情報を集めるのが良さそうです。
全国漁業就業者確保育成センターでは、様々な漁師の求人募集情報を発信しています。
TwitterなどのSNSでもカニ漁師求人を発信しているケースもあるので、SNSと全国漁業就業者確保育成センターの情報をこまめにチェックしましょう!!
また、毎年の夏に行われる漁業就業支援フェアでは、新人の漁師を募集している漁業団体や漁業協同組合が集まり、直接求人の話を聞くことができます。

但し漁業就業フェアは、カニ漁師を募集するイベントではないのでご注意下さい。
漁業就業フェアのような様々な漁のイベントに参加することで人脈が広がり、ネットや広告では見つけられないレアな情報を得られます。
少々遠回りになるかもしれませんが、ネットで見つからないならこれらの方法が最終的に1番の近道になると思います。

急がばまわれというやつですね。
ベーリング海峡の求人は?
日本のカニ漁師も魅力的ですが、やはり気になるのは最高峰の求人ではないでしょうか?
カニ男君の過去の話では、日本ではベーリング海峡のカニ漁の求人はないと語っていました。

残念ながら、漁業権の関係で日本漁船ではベーリング海峡にはいけないんだ。

つまり、日本では億越えドリームはつかめないの?

そうだね。
でも、俺みたいな一般人でも働けたから誰にでもチャンスはあるよ!
記事冒頭でも説明しましたが、カニ男君はぱっと見普通の一般男性でした。
体がごついとか英語ペラペラとかでもなく、本当に普通の人でした。
そんな彼でもベーリング海で大金を稼ぐことができたのは、『異常なまでの行動力』があったからだと私は思います。

モチ君も興味があるなら、どうやってカニ漁師になるか教えようか?

えっ!?
い、一応聞いておこうかな…
こうして私はカニ男君の勢いに負けて、『ベーリング海峡のカニ漁師になるまでの道のり』を聞きました。
働くまでの3ステップ

最高峰のカニ漁をしたいのなら、アメリカへ渡るのが必須です。
単身アメリカへ渡り、現地で職探しをしてはじめてカニドリームをつかむことができます!
働くまでの道のりはとてもシンプルで、たった3つのミッションを順番にこなすのみです。
とてもシンプルですよね?
各項目の詳細を解説していきます。
アメリカへ向かう
夢をつかむはじめの1歩は、渡米からはじまります。
カニ男君いわく、アメリカへ行くまでがすごい勇気がいると語っていました。
アメリカへ行ってしまったらもうやるしかないと考え、とにかく行動しまくったようです。

アメリカまでの高い費用を無駄にできないと考え、ダメ元でひたすら行動したよ。
カニ男君はカニ漁するまでお金が全然なかったみたいで、カニ漁にすべてをかけて挑んでいました。

背水の陣で挑めば人間なんでもできるんだね。
航空券はできるだけ安いものを探して渡米したようですが、もしこれからアメリカへ渡ろうと考えている方は、当ブログの【見なければ大損】海外航空券を格安で手配するための3つの裏知識を参考にしてみてください。
少しでも航空券の知識となれば幸いです。

あと、ESTA登録忘れないでね。
初めてアメリカの地を踏む方は、必ず事前に電子渡航認証(ESTA)の申請をおこなってください!!
ESTA登録を忘れると、搭乗が拒否される可能性があるので注意しましょう。
求人を探す
アメリカに到着したら、最大渡航期間90日以内にカニ漁求人を見つけてください。
筆者は現地の情報を色々調査しましたが、ベーリング海のカニ漁求人についての情報はネットからいっさい探せませんでした。
カニ男君はいったいどうやって情報を得たのか聞いてみました。

ネットから求人見つからないけど、どうやって探したの?

まずは現地ヘルプデスクへ向かって、有力な情報を得た後に直接漁師のとこまで足を運んだよ。
筆者も海外で暮らした経験があるので知っていますが、先進国や観光客が多い国であれば『現地サポートデスク』というものが存在しています。
この現地サポートデスクは、仕事、家、ルームメイト、語学学校、イベントなどの紹介を無料でしてくれるサービスです。
カニ男君もサポートデスクに駆けつけてカニ漁についての情報を得たようです。
根気よく情報を集めて、漁師に直接コンタクト取ったカニ男君の行動力は素晴らしいものがあります。

漁をしなければ生活ができない状況だったから、つたない英語で最大の情熱を伝えたよ。

情熱さえあれば英語は通じるのか。
カニ男君はニュージーランドの言語交換先で出会いましたが、その当時そこまで英語は流暢ではありませんでした。
つまり、アメリカへ渡った時はさらにつたない英語だったはずなので、語学堪能でなくてもカニ漁はできる仕事だというのがおわかり頂けたと思います。
就労ビザ取得
カニ漁師にあなたの熱意が認められたら、就労ビザを取得することができるでしょう。
現地の就労ビザについては詳しく聞きませんでしたが、大事なのは90日以内の滞在中に許可がおりるようにできるだけ早く申請をしてもらうことです。

許可がおりなかったら帰国しなきゃいけないの?

滞在中に許可が下りなかったら、最悪カナダとか近い国に行けば再度入国できるから大丈夫だよ!!

なるほど~
わざわざ日本に帰らなくてもいいし、旅費も安く済むね♪
就労ビザ申請中に観光ビザの有効期限が切れそうになったら、隣国に移動して再入国しましょう。
そうすれば再入国で90日の猶予ができます!!

ただし、いままでの過程で非常に重要なことがあります。
ここまでベーリング海のカニ漁師になる流れを説明しましたが、カニ漁師として働くには、ある程度の英語力が必須となります。
なぜなら、命を懸ける仕事である程度のコミュニケーションが取れなければ死を意味するからです。
雇用主のカニ漁師も全く英語が話せない人はさすがに雇いたくはないでしょう。
そこで、少しでもコミュニケーションが取れるように、英語を学んでおくのをおすすめします!!
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無料レッスンを有効に利用するためにも、レッスンを開始する前に必要最低限の英単語(500個前後)を覚えておくとよいでしょう。
まとめ
今回の職業テーマ、『カニ漁師』についてはいかがだったでしょうか?
カニ男君の生の声から、カニ漁に興味を持った方が増えれば筆者は大変うれしく思います。
危険の伴う職業ではありますが、リスクを負うなりのリターンはあるので、人生ワンチャンつかみたい人は検討してみましょう。
お金をがっつり稼ぎたいなら、漁のテクニックや身体能力はある程度は必要な職業ですが、それ以上に『覚悟』を決めることが非常に大切だとカニ男君は語っていました。
カニ漁師以外にもいえますが、覚悟さえ決まれば、アメリカに渡ろうが、職探しだろうがなんでもできると私は信じています!!
『人生を変えたい!!』という覚悟を持って、人生最大のチャンスをつかみましょう!
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました!
また、次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。

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