
こんにちは、モチです!
今回は認知されているけど情報が少ない、『通訳』について解説します!

海外帰国後に就いてみたいと考えているのですが、通訳の職業情報が少なくて困っています。
みなさんは通訳と聞いて、どのような資格やスキルが必要か即答できますか?
筆者は即答できませんでした。通訳になりたい人は多いけど、何が必要かわからない、敷居が高いというイメージが強すぎて、なる前にあきらめる人が多いようです。
しかし、当記事を通して『事実』を知れば、通訳者になる方が増加すると筆者は予測します。

通訳をあきらめる前に、この記事をどうか最後まで読んから判断して下さい!

当記事は、以下5つの構成で解説をします。

興味があるところにクリックすると、飛ばし読みができます!

通訳について

通訳の3つの形態
筆者は専属ではありませんでしたが、通訳の仕事に携わったことがあります。通訳は話し手が言ったことを直訳するだけの仕事ではありません。
言葉は国によってはニュアンスが違うため、文化的背景や言葉に含まれる意味合いを理解して、意思疎通をすることが非常に重要な仕事とされています。

直訳ができればいいというわけではないのですね。
通訳の仕事内容を解説する前に、通訳には3種類の職務形態があることを紹介します。
- 逐次(ちくじ)通訳
- 同時通訳
- ウィスパリング
逐次通訳
逐次通訳とは、話し手が数文話した後に一旦話を止めて、その間に通訳者が訳します。
話し手が1文、2文程度会話をして、通訳が訳すという行程を繰り返します。

逐次通訳のメリットとデメリットは以下です。
<メリット>
- より正確な通訳
- ゆっくり理解できる
<デメリット>
- タイムラグがある
- 長時間の会議などには不向き
同時通訳
皆様がテレビなどで耳にする通訳のスタイルです。
話し手が会話するタイミングと同時に通訳をする作業の為、かなりの集中力と技術が必要となります。

同時通訳は、瞬時に以下3つを行っています。
- 聴く
- 翻訳する
- 聞き手に伝える

一瞬でこれをやるのはめちゃくちゃ大変ですよね。
同時通訳は、どんな卓越している方でも約15分が集中力の限界といわれています。そこまでの集中力を使う仕事なので、大事な会議などでは交代制で通訳を行っています。
ウィスパリング
『ウィスパー=ささやく』の意味通り、聞き手の近くで通訳する仕事です。
同時通訳と作業内容は似ていますが、機材などを利用せずに聞き手の隣で通訳作業をすることがメリットで、商談や会議ではテンポよく話が進行していきます。
仕事内容

通訳の仕事をシンプルにまとめると、『話し手の内容を訳して伝える』です。
しかし、そのシンプルの裏側に非常に重要な仕事が3つあります。
- 事前準備と下調べ
- 関係者と打ち合わせ
- 現場通訳
事前準備と下調べ
通訳はいきなり依頼されてできるものではありません。
通訳の内容に合わせて、必要となる情報や知識を収集します。専門知識を要する商談や会議であれば、その分野に必要な知識を学習しなければいけません。

言葉だけ知っていても、意味や内容がわからなければ通訳はできません。
筆者も逐次通訳のプロジェクトに携わりましたが、通訳は専門用語を使うケースが多く、細かいニュアンスを伝えられず、非常に苦労しました。

仕事で翻訳となると、準備が何よりも重要なのですね。
関係者と打ち合わせ
通訳当日までには、関係者と打ち合わせをするのが一般的です。
打ち合わせでは、プロジェクトの内容を理解して、知識のすり合わせなど、細かい詳細を確認していきます。

打ち合わせをすることで、より濃密な通訳を行うことが可能となります。
個人的経験ではありますが、プロジェクトの成功率を上げる為には、打ち合わせでどれだけクロージングできるかが重要だと思っています。
現場通訳
準備が整ったら、当日通訳をするのみです。
現場通訳で大切なのは、話し手の意図を正確に聞き手に伝えることが重要となります。
聞き手や話し手にうまく意味が伝わるように、臨機応変に対応できる柔軟性が必要となります。

以下は、通訳の業務例です。
- 会議通訳
- ビジネス通訳
- エスコート通訳
- コミュニティ通訳
- 放送通訳
- 翻訳
上記業務カテゴリーの中から、3つの通訳形態を駆使して仕事をするのが通訳の特徴です。

臨機応変さがないと務まらない職業そうですね。
通訳になるには?

前項で通訳の仕事内容が理解できたかと思いますが、どうやったら通訳になれるのかご存じでしょうか?

やはり、通訳の資格が必要なのでしょうか?

驚きなのですが、通訳に資格は必要ありません!
高収入職業の中では異例ですが、通訳は資格がなくてもなることが可能なのです!

えっ⁉
じゃあ、私でもすぐ通訳として働けるんですか?

極論で答えるとYesです。
しかし、信用と実績がないと依頼は来ることはありません。
通訳になるための条件
驚きの事実かもしれませんが、通訳になるために資格は必要ありません!
極論を言えば、下記4つの能力があれば通訳として働くことは可能です。
- 言語力
- 異文化理解
- コミュニケーション能力
- 専門知識
しかし、仮にあなたが上記4つの能力を満たしていたとしても、仕事を依頼されることはかなり困難を極めるでしょう。
その理由は、実績と信用がないからです。では、どうしたら実績と信用を獲得することができるのでしょうか?

1番わかりやすい客観的なものは資格となるでしょう。
通訳の資格

ネットや広告で通訳の実績があると言っても、本当かどうか怪しいところです。
例えば、企業は10年の実績があっても、担当通訳はぺーペーなんてこともよくあります。そこで1番わかりやすい客観的証明となるものは『資格』となるでしょう。

通訳の資格はどんなものがあるのでしょうか?

以下6つは、通訳業界で有名な資格です。通訳になりたい人は参考にして下さい。
- TOEIC
- TOBIS
- 実用英語技能検定
- 全国通訳案内士試験
- HSK
- TOPIK など
TOEIC
TOEICは世界的に有名で、日本でも多くの方が受験しているでしょう。
英語通訳を仕事としておこなえる最低基準は900点以上といわれています。

TOEICのスコアだけで通訳のレベルを決めるのは少し危険です。
筆者はアメリカの大学を卒業したので、経験者目線で語りますが、TOEICのスコアはある程度勉強すれば高得点を取れます。
TOEICの高得点を取るテクニックが存在しており、スピーキングテストもないので、スコアで通訳を依頼するのは少し危険だと思います。

ただ、900点以上を取る人は普通会話以上のボキャブラリーはあるので、1つの基準として考えるのは良いと思います。
TOBIS
ビジネス通訳検定『TOBIS』は、通訳者のための試験です。
ビジネスのシーンにおける通訳スキルをはかる試験なので、通訳のレベルを客観的に理解できる資格といえるでしょう。
TOBISは、級ごとに難易度が分かれており、1級が最高のランクとなっております。
■1級
逐次通訳の技術が十分で、ウィスパー・同時通訳にも対応ができる。幅広い業種・業界の通訳業務に柔軟に対応できるレベル。
■2級
逐次通訳の基礎が身についている。慣れている業種や分野に関しては、ウィスパー通訳もできる。ビジネス通訳者として適切なレベル。
■3級
一般的な社会知識・ビジネス知識と逐次通訳の初歩的スキルが身についている。継続してかかわる会議の通訳において、短い区切りでの通訳、または要点を掴んだ逐次通訳が可能。
■4級
英語を使ったコミュニケーションのサポートができる。業務例として、商談会での会話の補助、外国人接客のサポート、ボランティア通訳など。

基準が設定されていて、信用度もかなりありそうですね!
実用英語技能検定
TOEICと同様に皆様に知られている英語検定、略して『英検』です。
TOEICと異なる点は、英検はスピーキング試験があるので、通訳のレベルを客観的にはかる信用度は高いです。
筆者も2級までは合格レベルに到達していますが、準1級になると難易度がかなり上がります。
通訳としては最低準1級合格がないと、仕事を依頼されることはかなり厳しいでしょう。
全国通訳案内士試験
職種にもよりますが、通訳案内士になりたい方は、国家試験である『全国通訳案内士試験』を取得することがほぼ必須となります。
全国通訳案内士資格がなくても通訳は可能ですが、この資格がなければ通訳案内士と名乗ることができない為、エスコート通訳をしたい方は是非取得して下さい。
英語以外の資格
通訳の試験というと英語が有名ですが、中国語や韓国語の試験も存在しています。
その代表例として、HSK(中国語)、TOPIK(韓国語)などがあります。
各級ごとに、どれくらいの基準か設定されているので、英語以外に必要な通訳があれば是非挑戦してみて下さい。

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通訳のキャリアプラン

通訳レベルの語学力と実力がすでにある人は、仕事の選択肢に困ることはないでしょう。
通訳を経験すると、将来様々な職場で活躍をすることができます。下記はその一例となるので、これから通訳から転職する人は参考にしてみて下さい。
- 国際特許事務所
- テクニカルライター
- 通訳ガイド
- 翻訳家
- 通訳ガイド講師
- 海外企業向けアドバイザー
- 外国語講師
- 大学の英語教員
- コンサルタント
- 国際部門会計士
- 外資系企業
- 貿易事務
- キャビンアテンダント
- 海外留学サポート企業
- フリーランス通訳 など
外国語をある程度極めると、職業選択に困ることがなくなりますので、これから通訳になろうとしている方は、まずは通訳の仕事を極めてから様々な道を選択してみて下さい!

ステイホームの仕事があるのが、とてもありがたいですね♪
通訳に向いている人
ここまでの内容で、通訳になるには何が必要かご理解できたかと思います。
しかし、通訳としてのスキルや資格があっても、通訳としての適正がないと仕事を続けることは難しいでしょう。
このパートでは、通訳に必要な適正能力を解説していきます。

私に通訳の適正があるか知りたいです!

通訳で特に必要な能力をピックアップしたので、参考にしてみて下さい!
適正チェックリスト

集中力
通訳の仕事は、何よりも集中力が1番のウエイトを占めます。
聴く、伝える、話す、全ての項目において、適当に流すことが許されない業務です。通訳のニュアンスが少しでも違えば、契約不成立、最悪戦争というケースになることもあります。
短い時間でもいいので、集中力を高く保つことができる人が向いている職業です。
忍耐力
働き方にもよりますが、仕事によってはあちこち出張して通訳することもあります。
普通では考えられないスケジュールで通訳業務をすることもあるので、ある程度の忍耐力が必要となるでしょう。
通訳をしている時も、間違いが許されない中での業務は、かなりのプレッシャーとなります。精神的な管理をするのが上手な人は、最大の結果を出すことができるでしょう。
向上心
通訳は様々な分野の仕事を依頼されます。毎回異なる専門知識を身につけたり、専門用語を覚えることとなります。
トップクラスの通訳は、常に新しいことに挑戦し、たくさんの知識を得ています。
また、時代の移り変わりが早い現代では、新しい言葉がどんどん増えてきています。時代遅れの通訳にならないよう、向上心を持って勉強できる人は、多くの仕事を得ることができるでしょう。
柔軟性
準備を万全にした通訳でも、当日の業務にはトラブルはつきものです。
例えば、会議の通訳で通訳者の知識不足から、話し手の言っている内容が理解できないこともあり、クライアントに迷惑をかけることもあります。
そんな状況カバーする為に、常にPCなどを携帯して調べるなどして、不測の事態に対応できる柔軟性がある人は多くの問題もうまく解決できるでしょう。
コミュニケーション能力
通訳は人と人との橋渡し的役割があります。
ただ言葉を通訳をするにしても、通訳者が発するイントネーション、表情、トーン等で言葉のニュアンスが変わってきます。
トップクラスの通訳者は、相手の気持ちや裏に隠れている表現を深く読み取れる、次元の高いコミュニケーション能力を持っています。
おすすめ外国語学習

これから通訳になりたいという人は、どのようなプランで学習するか決まっていますか?
独学で通訳就職もアリかと思いますが、独学からの通訳者は非常に時間がかかる方法となります。
特に語学経験が浅い人は、スクールなどでノウハウを習得してから独学するのおすすめです。

どのスクールを選ぶのが最適なのでしょう?

短期間で高品質な学習が1番効率が良く、おすすめです!
だらだらスクールに通っていてもお金と時間の無駄になるので、『短期間で高品質』なスクールを選びましょう。短期間で学習ノウハウを学んだら、あとは独学で問題なしです!
これから紹介する6つのスクールは、下記3つの条件を満たしているので、学校選択として参考にしてみて下さい。
- 短期間
- マンツーマン
- 高品質
サイト名 | 主な特徴・注意点 |
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ネス外国語会話 | ・月謝制マンツーマン英会話・フランス語スクール ・対象:東京(新宿、新橋、品川、浅草、水道橋) ・1レッスン2980円〜(マンツーマン英会話) |
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・中学英語で英語が話せるレベルまで到達できる ・基礎ができている人なら、2ヶ月で話せることも可能 ・レベルに応じて授業はフレキシブルに変更可能 |

ありがとうございます!
上記サイトを参考に最短で通訳の道を目指してみます!
まとめ


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