
こんにちはモチです!
今回は三大福祉士の1つ、『介護福祉士』を解説していきます。

昔からある有名な職業ですよね。
重労働な仕事と聞きますが、そのあたりの解説もお願いします!
これから日本の高齢化が進んでいき、介護の需要はどんどん高まっていくと予測されます。
現在、介護福祉士は人手不足となっており、未経験でも働ける職業となっています。しかし、それでは『資格の有無で何が変わるのか』と疑問を持ちますよね?
それ以外にも、給料、職種別業務内容なども紹介していきますので、これから介護の道を進もうとしている方は、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

当記事は、以下6つの構成で解説をします。

興味があるところにクリックすると、飛ばし読みができます!

介護福祉士について

仕事内容
介護福祉士の仕事は、介護者が身体的な事情でどうしても自分でできないことを手伝うことです。
また、要介護者の家族に家族介護のアドバイスや指導をするのも介護福祉士の重要な仕事です。
介護福祉士の業務は、大きく5つの仕事に分けられます。
- 身体介護
- 生活援助
- メンタルケア
- 指導・相談
- チームマネージメント

身体介護
着替え、食事、入浴、排泄、立ち上がり、歩行などの補助をします。
生活援護
調理、食事、掃除、買い物などの手伝いをします。
メンタルケア
介護利用者の話相手になったり、近隣住人や他のサービス利用者との交流を促します。
指導、相談や助言
介護利用者やその家族に介護指導やアドバイスをします。
チームマネージメント
介護士たちの仕事管理や士気向上を目的とした業務です。
仕事内容は、身の回りのお手伝いとなりますが、メンタルケア―や家族に指導・アドバイスなどの業務もあるので、業務は多岐にわたります。

年齢関係なく、様々な人の身体のケアーに興味がある方は、作業療法士や理学療法士も検討してみてください。
介護福祉士の1日
このパートでは、介護福祉で代表的な2つの勤務、『デイサービス』と『訪問介護』の業務内容にフォーカスしてみます。
将来、『どんな介護をしたいか』悩んでいる方は、是非参考にしてみて下さい。
デイサービス
デイサービスとは、要介護の高齢者の社会孤立防止と、残存の能力で生活ができるように生活指導や介護サービスを受けられる施設です。
デイサービスでは、利用者の送迎、食事、排泄、入浴介助などを主に行います。
訪問介護との大きな違いは、施設利用者同士の交流を目的としたレクリエーション企画や運営を行っております。

以下は、デイサービスの1日業務の流れです。
- お出迎え 08:30~09:00利用者の自宅まで車でお出迎えします。
- 健康チェックと介護業務 09:00~11:30健康チェック、生活機能訓練、入浴介助などをおこないます。
- お昼の準備 11:30~昼食の準備、食事介助をおこないます。
- 介護業務 13:00~15:00体操や生活機能訓練、レクリレーションの実施、散歩などをおこないます。
- おやつの準備 15:00~16:00おやつの時間なので、おやつの準備をします。
- 見送り準備 16:00~17:00帰宅の準備、トイレ誘導などをおこないます。
- お見送り 17:00~17:30利用者の自宅まで車でお見送りをします。
- ミーテイング、雑務 17:30~フロア清掃、明日の準備、1日の記録とチームミーティングをします。
訪問介護
訪問介護とは、利用者の自宅に訪問して身体介助や家事サポートを行います。
業務内容としては、食事の準備、掃除、洗濯、日用品の買い出し、食事の介助、入浴、排泄介助などがメインとなります。
これらの業務を1日複数件行った後に会社へ報告し、事務作業も行います。

以下は、訪問介護の1日業務の流れです。
- 自宅訪問 09:00~利用者の自宅へ訪問します。
- 1件目の介護業務 10:00~10:30身体介護、朝食の配膳と介助をします。
- 2件目介護の準備 10:30~2件目の訪問先へ向かいます。
- 2件目の介護業務 11:00~利用者の自宅掃除、昼食の調理をします。終了後に昼休憩をします。
- 3件目の介護業務 13:30~入浴介助、部屋掃除、洗濯をします。
- 帰社、事務作業 15:00~業所に帰社し事務作業。その後4件目の訪問先へ移動します。
- 4件目の介護 15:30~部屋掃除、入浴介助、夕食準備をします。
- 帰社、業務報告 17:30~事務所に帰社し業務報告。明日の訪問予定先を確認した後、帰宅します。

どの業務もとても内容が多くて、体力が必要そうだな~
介護福祉士になるには?

求人情報では、介護の仕事が未経験でも可と目にします。
未経験が可能であれば、資格保有者のメリットは一体どのようなものがあるのかをこのパートで確認していきましょう。

介護福祉士の資格にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

まずは、資格について確認していきましょう。
介護福祉士資格について

介護福祉士と名乗るには、介護福祉士資格を取得⇒登録証交付という流れがあります。
介護福祉士資格取得には、国家資格である介護福祉士試験に合格することで取得することができ、受験をするには、3つのルートのどれかを選択します。
<3つのルート>- 養成施設
- 福祉系高校
- 実務経験
養成施設ルート
養成施設ルートは、高等学校等を卒業後、福祉系の大学や専門学校に入学する道です。養成施設は厚生労働大臣に認められたもので、大きく以下の4つに分けられています。
- 介護福祉士養成施設
- 福祉系大学等
- 社会福祉士養成施設
- 保育士養成施設
養成施設に入るメリットは、専門知識のある講師から指導を受けることができ、適切な介護技術を身につけられることです。『介護業界が未経験の人』に向いているといえるでしょう。
養成施設に通う期間は、それまでの学歴によって異なります。
・普通科の高校を卒業した人:2年以上
・福祉系大学や社会福祉士養成施設、保育士養成施設を卒業した人:1年以上
福祉系高校ルート
福祉系高校ルートは、福祉科や介護福祉コースのある高校に入学するルートです。福祉系高校は、福祉系高校及び福祉系特例高学校が対象です。
卒業すると介護福祉士の受験資格が得られ、実技試験が免除されます。
※特例高等学校等の場合は、卒業後に9カ月以上の実務経験が必要。
幼いころから介護の仕事に携わりたい方にとっては、『最速のルート』となるでしょう。
実務経験ルート
実務経験ルートは、『介護の現場で働きながら』資格取得を目指す道です。実務経験ルートの場合、実技試験は免除されます。
以下条件を満たせば、介護福祉士の受験資格を得られます。
・介護の現場で3年(1,095日)以上従業し、かつ540日以上従事している
・実務者研修の講座を修了している
実務者研修は、優れた介護サービスを提供するため創設された研修で、基本的な介護の仕方だけでなく、喀痰吸引や経管栄養の基礎知識も学ぶことができます。

試験の平均合格率はどれくらいなのでしょうか?
介護福祉士国家試験の合格基準は総得点の60%以上程度となっており、全体的の合格率は70%前後となかなか高い合格率です。
介護系資格の詳しい情報は、資格情報『シカトル』を利用するとオンタイムで詳細を確認できます。
資格のメリットについて

介護業界の求人を見てみると、『未経験可』や『未経験歓迎』というものがあります。
現在、介護業務は人手不足の為に未経験者を受け入れないと、業務が回らない状況です。

資格が不要の今なら、得した気分になりますね。

そうですね。
しかし、資格を持つだけで多くのメリットがあります。
介護は無資格でも可能な仕事ですが、資格があると以下5つのメリットがあります。
- キャリアアップ
- 収入アップ
- 業務内容が広がる
- 信頼性
- 転職に有利
キャリアアップ
介護福祉士の資格取得は、キャリアアップにつながるメリットがあります。
将来、管理職を目指す人方は、必ず取得しておきたい資格です。介護福祉士として実務経験を積むことで、介護支援専門員(ケアマネジャー)を目指すこともできるので、取得して損はありません。
収入アップ
資格所有で給与面にもメリットがあります。
介護福祉士の資格を取得することによって、基本給アップや資格手当による給与アップが期待できます。管理職に就くことができれば、さらなる給与アップも見込めるでしょう。
下記表は、初任者研修修了者と無資格者の平均給与額のデータとなります。
資格 | 平均月収 | 平均年収 |
初任者研修 | 301,210円 | 3,614,520円 |
保有なし | 275,920円 | 3,311,040円 |

年間で、約30万円も変わってくるのですね!
業務内容が広がる
事業所によっては、資格有無で業務内容に差を設けているところもあります。
資格があることで、以下のようなサービスを問題なく行えることができます。
- 訪問の生活援助(掃除や調理等)
- 訪問の身体介護(食事や入浴等)
- レクリエーションの企画 など
資格がないことでやりたい業務ができないのは、とても歯がゆいことなので、本当に人の役に立ちたいと思っているのであれば、早めに資格取得されることをおすすめします。
信頼性
国家資格である介護福祉士を取得することで、介護の専門職として証明できるので、利用者や家族に安心感を与え、より信頼を得やすくなります。
また、介護福祉士が勤務していることは、職場にとっても大きな強みです。
現場を引っ張ってくれる介護福祉士がいることで、職場の介護サービスの質が向上し、利用者、家族の満足度も変わります。
転職に有利
介護職の求人情報は、未経験者や無資格者も応募を可能にし、積極的に採用しています。
しかし、現状は即戦力として期待できる介護福祉士を優遇している求人情報が多くあります。
介護福祉士は、国家資格として日本全国どこでも通用する資格なので、転職でも非常に有利に働けることは間違いないでしょう。

転職を考えている方は、当ブログからでも求人を探すことが可能です。
当ブログの、【求職者必見!】6つの業界と特化専門型のキャリアエージェントを紹介では、業界別の求人エージェントについてを案内しているので、転職希望の方は是非参考にしてみて下さい。

こんなメリットがあるなら、資格を早めにとった方が絶対いいですね♪

介護福祉士に向いている人
ここまで、介護福祉士の職業についての概要は理解できたと思います。
しかし、介護業務をするには、どのような人が向いているのかをこのパートで解説していきます。

適正がないと仕事を継続できないということですね。

職業適正チェックリストを作成しましたので、参考にしてみて下さい!
チェックリスト

協調性
介護福祉の仕事は常にチームで行動します。仲間に業務報告や相談をすることで、介護利用者に対するサービス内容を向上することができます。
また、介護福祉士は利用者の意見や考え方を察知して作業をするので、協調性は欠かせない能力といえるでしょう。
冷静さ
介護をしていて、予期せぬトラブルはつきものです。
介護利用者の急な体調不良や事故など、突発的なことが起こっても、介護福祉士は冷静に対応しなければいけません。
的確な判断と対応をすることは、利用者にも大きな信頼を持たれ、より良い関係を築くことができるでしょう。
体力
介護を必要とする方をサポートするには、腕力が欠かせません。身体に力が入っていない人を支えるのは想像以上にきついので、それなりの力が必要とされます。
また、買い物や生活のサポートをする仕事なので、体力に自信がある方がよいでしょう。
向上心
介護利用者には、それぞれの介護スタイルがあります。
決まった介護モデルだけでなく、各利用者に合う、独自の方法を研究し続けられる向上心のある人は、多くの方に感謝され、活躍もできるでしょう。
コミュニケーション能力
介護福祉士は、介護利用者とのコミュニケーションは必須事項です。
どんなことに困っているのか、悩みや相談に耳を傾けられる、聞き上手な人が向いている職業です。
また、利用者のご家族や本人に対しても、アドバイスや指導するためにも必要な能力となります。
おすすめ求人を紹介
介護の求人は様々なサイトから探すことが可能ですが、大手求人エージェントよりも、介護特化型のサイト利用の方が『非公開求人』も多く、就職率もアップします。
非公開求人のメリットは、【裏口転職方法】非公開求人利用で就職率大幅UP間違いなし!! で詳しく解説していますので、仕事を探す前に是非目を通して下さい。

介護福祉士の仕事で、おすすめの求人はありますでしょうか?

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いつもありがとうございます!
これだけの情報があれば、転職ができそうです。
まとめ

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