
こんにちは、モチです!
今回はリハビリの専門家『理学療法士』について解説します。

人の役に立つことができる良い仕事ですね。今日も楽しみにしています♪
みなさんは理学療法士と聞いて、どんな仕事をイメージできますか?
リハビリ関係の仕事というのはわかりますが、作業療法士とどう違うのかわかりずらいという意見をよく耳にします。
当記事では、『理学療法士の現状』と『理学療法士に高確率でなる方法』について解説して参りますので、最後までお付き合い頂ければ幸いでございます。

当記事は、以下5構成で順に説明します。

興味があるところにクリックすると、飛ばし読みができます!

理学療法士について

仕事内容
このパートでは、理学療法士とはどんな職業で、どのような業務をしているのかを解説していきます。
理学療法士の仕事は、身体に障害のある人、障害の発生が予測される患者さんに対して、基本動作(立つ、座る、歩くなど)の回復や維持ができるようにし、日常生活が送れるようにすることです。

理学療法士は大きく2つの方法を使って患者を治療をします。
理学療法士は、2つの治療法を利用して、身体機能の改善プログラムを作成します。
- 運動療法
- 物理療法
運動療法
運動療法は、患者さんに実際に体を動かしてもらうことで関節や筋肉の回復を目指す手法のことです。
下記7つの治療法は、運動療法の代表例となります。
- 関節可動域練習
- 基本動作練習
- 筋力増強練習
- 持久力強化練習
- 全身調整練習
- 治療体操
- 呼吸練習 など
物理療法
物理療法は、温熱療法や電気刺激といった方法で患者さんの治療を行います。
具体的には温熱や寒冷、水、電気刺激や赤外線などの刺激で、薬物を用いることはありません。
詳しく記載すると、長い説明になるので、ここでは割愛させて頂きます。

同じリハビリ職の作業療法士との違いはあるのでしょうか?

分野は同じですが、扱える業務は大きく異なっています。
リハビリ業務としては作業療法士という選択肢もありますが、理学療法士と作業療法士では扱える仕事が大きく異なります。
一体どのようなことが異なるのか、次のパートで確認していきましょう。
作業療法士との違い

理学療法士、作業療法士ともに、患者さんに対してリハビリの指導をして、自立した日常生活を送ることができるようバックアップするという点では違いはありません。

相違のポイントは、ケガや病など、障害の程度が関係します。
2つの職業を分ける大きな違いは、『障害の程度』となります。障害の程度でリハビリの取り扱いが以下のように分かれます。
- 理学療法:基本動作のリハビリ
- 作業療法:応用動作のリハビリ

理学療法士リハビリ
理学療法士を簡単に表現すると、運動能力回復の専門家です。
理学療法士は、立ち上がる、起き上がる、歩く、寝返るなど、基本となる体の動作のリハビリテーションを行います。
例としては、平行棒を使っての歩行訓練、ベッドから起き上がる動作の訓練など、生活の基盤となる訓練指導や治療を施します。
作業療法士のリハビリ
一方、作業療法士は、生きがい支援の専門家です。
作業療法士は、日常生活をスムーズに送るための応用的動作のリハビリテーションを行います。
応用動作とは、『食事』『顔を洗う』『料理』『字を書く』等の生活する上で必要不可欠な動作の事を指します。
基盤の運動能力がある患者さんに対して、更なる機能回復のお手伝いをするという業務がメインです。

また、作業療法士は理学療法にはない、『精神分野』のリハビリもあります。

なるほど~
障害の程度で役割を分けているのですね。
理学療法士になるには?

理学療法士と聞くと難易度が高いイメージがありますが、王道ルートを選べば資格取得率は80%を超え、就職もしやすい職業です。
このパートでは、王道ルートである4つ選択肢について解説していきます。

理学療法士にはどうすればなれるのでしょうか?

道のりは非常にシンプルなので、まずは学校探しからしましょう。
4つの選択肢を紹介
理学療法士になる手順は非常にシンプルで、国家資格の『理学療法士資格』を取得することでOKです。

えっ⁉
そんなシンプルなら、今からちょっと受けてみますね!

残念ながら、高校や大学受験のようなノリでは受けられないですよ。
理学療法士資格は誰でも受験できる試験ではなく、ある条件を満たさなければいけません。
では、どのような条件が必要なのかを次のパートで確認していきましょう!
受験資格について
厚生労働省のホームページより、理学療法士試験受験には、以下条件をクリアされていないと受けることができないと記載されています。
『文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成施設で3年以上学ぶ』

養成校には、下記4つがあります。
- 4年制大学
- 短期大学(3年制)
- 専門学校
- 特別支援学校

上記4つの学校で必修科目を取り、卒業見込みがある方は国家試験を受験する資格が与えられます。
※すでに作業療法士の資格を持っている人は、養成校で2年以上学べば受験資格が得られます。
また、外国の養成校を卒業した方、外国で理学療法士の免許を取得した人は、所定の手続きをして厚生労働大臣の認定を受ければ、新たに養成校に入る必要がない場合や不足した単位のみ取得すればいい場合もあります。

ゴールは非常にシンプルですが、試験を受けるまでの道のりは困難が多いでしょう。

必要単位がないと受けることができないのですね。試験の難易度はどうなのでしょうか?
試験合格率は?
理学療法士試験は、国家資格としては高い合格率で、難易度としてはイージーという分類になります。
同じリハビリ部門の作業療法士試験と比較しても、理学療法士試験の方が合格率は高いです。

下記データは、数年の理学療法士試験の合格率です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2021年度 | 11,946 | 9,434 | 79.0% |
2021年度 新卒者 | 10,522 | 9,093 | 86.4% |
2020年度 | 12,283 | 10,608 | 86.4% |
2020年度 新卒者 | 10,749 | 10,019 | 93.2% |
2019年度 | 12,605 | 10,809 | 85.8% |
2019年度 新卒者 | 10,608 | 9,845 | 92.8% |
2018年度 | 12,148 | 9,885 | 81.4% |
2018年度 新卒者 | 11,033 | 9,679 | 87.7% |
2017年度 | 13,719 | 12,388 | 90.3% |
2017年度 新卒者 | 10,721 | 10,319 | 96.3% |

現役生は85%以上の高い水準で合格していますね!
上記データからわかるように、現役学生はかなりの高確率で合格しているので、専門学校で卒業レベルまで達すれば、ほぼ資格を取得できると考えて良いでしょう。
資格を得ることさえできれば、かなりの高確率で就職も決まるので、学業に励めば就職活動に困ることはおそらくないかと思います。
理学療法士に向いている人
ここまでの説明で、理学療法士という職業についてのイメージがつかめたと思います。
このパートでは、理学療法士に適した能力は何なのかを解説していきます。

理学療法士はどのような人が向いているのでしょうか?

特に求められる5つの能力をピックアップしたので、参考にしてみて下さい。
チェックリスト

コミュニケーション能力
理学療法士は、患者さんやその家族と接する際に、上手に指導できるか、モチベを保たせる等、コミュニケーションを上手くとることで業務の質が変わってきます。
何よりも、患者さんの意見を尊重できるような環境作りをすることが、信頼関係を結ぶことに繋がり、早期治療に発展するので、常日頃から患者さんを知る努力を怠ってはいけません。
人と話すのに苦を感じない人や世話好きな人は向いている職業でしょう。
洞察力
患者さんの変化に気づくことも理学療法士にとって非常に大切な仕事です。
例えば、ちょっとしたしぐさや表情から、どこか具合の悪さを感じ取ったり、患者さん自身も気づいていなかった考えを理学療法士が提案することで、患者さんの心を救うことができます。
データ分析も大事ではありますが、患者さんの気持ちに寄り添える目を持っていることも欠かすことができない能力です。
スタミナ
患者さんを補助するときや機材を運ぶときにも体力は必要ですが、それ以外にも精神的な強さも必要となります。
患者さんのネガティブな態度や発言に振り回されずに、常に前を向いて患者さんを引っ張っていけるメンタルがないと業務の継続は困難を極めます。
自分の決めた事は絶対に屈しない根気が強い人は、患者さんからも信頼されることが多いでしょう。
柔軟性
理学療法士としてリハビリを行うには医学的な知識が不可欠ではありますが、患者さん全員にその方程式が当てはまるわけではありません。
患者さんも十人十色の個性がありますので、個々の症状についてさまざまな仮説を立て、アプローチができる柔軟な人が活躍できるでしょう。
好奇心
理学療法は論理的な治療が存在していますが、臨床の現場で実際に用いる手技についての多くは理学療法士の判断や工夫に委ねられています。
自分の身の回りの生活で気になったことを患者さんに取り入れてみることで、想像もしなかった成果を上げられることもあります。
常にアンテナを張って、気づいたことを試してみようとする好奇心が強い人は、多くの患者さんを助けることができる重要な存在となれるでしょう。
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ここでは、リハビリ職業を目指す方には必見の2つの特化サイトを紹介します。
リハのお仕事
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いつもたくさんの情報、ありがとうございます!

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まとめ

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