
こんにちは、モチです!
今回は元旅行会社員からの業界情報なので、かなり有力情報です!

こんにちは、モチさん。
旅行業界5年以上勤務していた、もちかと申します。

旅行業界の裏側をインタビューさせて頂きますのでよろしくお願いします!


この記事でこれがわかります!
・海外へお得に旅行する方法
・海外航空券の仕組み
・利用すべきアプリ
・最安航空券の意味
この記事では、業界の裏知識3つをメインで説明していきます。
- 海外航空券の仕組み
- 単純往復航空券手配の知識
- 周遊航空券手配の知識
海外航空券の仕組み

現在はコロナの影響で、簡単に海外旅行や出張ができない状況となっております。
これから少しずつこの状況が良くなり、海外に行かれる方も増加していくでしょう。しかし、海外に渡航できるようになり始めたら、非常に多くの航空券が即売れするのが予想できます。
そんな状況でも、海外航空券の知識があれば、安くお得に旅行ができることは間違いないでしょう。
また、これから旅行会社に働きたい方にも役立つ知識なので、読んで損がない内容となっております。

旅行者だけでなく、ビジネスマンにも優良な情報となるので必見ですよ♪

期待して質問させて頂きます。
ところで、海外航空券ってどうして同じ行先なのに料金が大きく異なるのでしょうか?
エコノミークラスで行き先が同じなのに、海外航空券に大きな価格差が生じることを皆さんはご存じかと思います。その価格差の理由は、大きく5つ要素が関係しています。
- 時期(シーズン)
- 出発時間や曜日
- 利用航空会社
- パッケージツアー航空券
- 席別設定価格
時期(シーズン)
海外航空券の価格は、出発シーズンによって大きく変わってきます。
旅行の需要があるときは料金が高くなり、需要がない時は料金が安くなります。これは想像しやすい仕組みかと思うので、詳しいところは割愛します。

時期としては、いつが安く購入できるのでしょうか?

1番安くなるのは1月中旬~2月の期間となります。安い期間順でランキングにしてみましたので、参考にしてみて下さい!
【安いシーズンランキング 】
- 1月中旬~2月末まで
- 4月中旬~下旬
- 10月~11月末
- 5月中旬~6月末
祝日やイベントが絡んでくると、例年より高くなりますが、基本的には上記シーズンを選べば航空券を安く購入できます。
出発時間や曜日
出発時間や曜日も大きく料金差にかかわってきます。まずは、比較的に理解しやすい、曜日から解説していきます。
安い曜日
曜日で安くなる順番は、以下となる傾向がほとんどです。
- 日曜日
- 火曜日、水曜日
- 月曜日、木曜日
- 土曜日
- 金曜日
週末に旅行や出張する需要が高いので、航空券の値段も上がってきます。週明けの月曜日は、ビジネスマンの出張での需要となり、木曜日は週末が近くなる為、価格が上昇します。

終末、週明けが高くなる傾向にあるんですね!
出発時間
出発時間は航空会社によって料金設定が異なる為、決まりはないですが、価格傾向はあります。
安い時間帯の順位は、以下となる傾向が強いです。
- 早朝(6時や7時台)
- 深夜(23時以降)
- 夜便(19時以降)
- 夕方便(17時頃)
- 朝便
- 昼便
- 午後便

ビジネス利用の人は、夜便出発/朝便帰りが結構多いですね。
利用航空会社
これは皆さんご存じかもしれませんが、航空会社によって料金は異なります。
多くのケースで日系航空会社は海外と比較して高めになっております。その理由はとしては、日本の航空会社は設備やサービスに重点を置いている為、コストが高くなっております。
最安の大手航空会社としては、中国系か韓国系航空会社となります。格安航空会社においては、東南アジア系航空会社がやはり最安となるでしょう。
パッケージツアー航空券
パッケージツアーとは、航空券やホテル、食事などが全て集約されたプランの商品です。
なぜ、パッケージツアー航空券が安いのかというと、航空会社が旅行会社に飛行機の団体枠席を安く販売しているからです。
航空会社としては空席がない方がいいので、大手の旅行会社に席を販売して収入を得て、旅行会社はその席に利益を載せて売っています。
つまり、旅行会社は航空会社の正規料金よりも安く仕入れている為、安く販売できる仕組みになっているのです。

なるほど~
そういう仕組みだったんですね。
席別設定価格
これは完全に業界情報となりますが、エコノミークラスは同じ席でも料金が異なっています。
簡単な例でいえば、コンサートの席と同じ考え方です。コンサートは席によって価格が決められているのですが、飛行機のエコノミークラスは席の場所関係なく、早い者勝ちの椅子取りゲームの仕組みとなっております。
下記図は、飛行機の席別価格表です。

アルファベットで席の価値が決められており、安い席がなくなれば、その次に高い席が販売されるという構造なのです。
なので、同じエコノミークラスの席でも何万円も価格が違うことがあります。

高額の席にもそれなりの理由がありますが、それは後程解説しますね。
単純往復航空券手配の秘密

大手航空会社の海外航空券は、日本国内航空券や格安航空会社のチケットと違って『往復手配』で安くなります。これはルールと考えて深く追求しないほうがいいです。

しかし、なぜ旅行会社によって航空券の値段が違うのでしょうか?

大きな理由は、下記3つが挙げられます。
- パッケージツアーの航空券販売
- 連絡をした時のタイミング
- 各旅行会社で金額を上乗せしてる
3つの理由をよく見ると、ほぼ旅行会社の都合上で航空券の値段決まっていることがわかります。
9割は旅行会社都合
航空券の価格が旅行会社で異なるのは、上記3つの理由が大きく関係していますが、その9割以上の要因は旅行会社が決めているからと思って下さい。
パッケージツアーが価格としては最安となりますが、それは旅行会社が決められるので、各企業によって金額が異なるのは当然のこととなります。

どんな安いと思っても何社か見積りをとって、最安で手配をしてもらって下さい!
パッケージツアーの航空券は安い分融通が利かなく、キャンセルチャージも早い段階で催促されます。なので、そんな時は航空会社の正規料金で予約してください!
正規料金はお得⁉
ひと昔前までは、航空会社の正規料金は高額で、多くの方は旅行会社から航空券を購入していました。
しかし、現在はネットの技術も発展して、正規料金も旅行会社のパッケージ航空券の価格に引けを取らないくらい安くなりました。

実は、旅行会社も正規料金のチケットをお客様に販売しています。

つまり、それって手数料分しか利益が出ないということですよね…

はい…
しかもその手数料が1%~5%くらいしかないのが現実です。
これは旅行会社からしたら、悲惨な事実です。しかし、消費者視点からすれば、正規料金=最安の航空券ということが証明されています。
支払いを持ちこす裏技

これは単純往復チケットに精通することですが、正規料金のチケットは支払いをぎりぎりまで持ちこすことができる裏技があります。
基本は、予約すると3日以内に支払いをして下さいという文言が消費者に伝えられます。しかし、ビジネスマンや旅行休みが確定できない人はかなり厳しい縛りとなります。

万一キャンセルになったら、キャンセル料払わなければいけませんよね。

この支払期限は航空券の発券ルールで、再予約すればほとんどが期限延長可能です!
航空券は予約すると、予約システムから予約完了後〇日以内に発券して下さいというレスをもらいます。そのルールを守らないと予約自動的にキャンセルされます。
しかし、よく考えて下さい。『予約完了後〇日以内に発券』なら、再度予約すれば期限は延びます。
重要なポイントは、『出発の何日前に発券しなければいけないのか』ということです。

なるほど~
再予約さえできれば、キャンセル料も払わず予約をキープできるのですね!
この方法は、あくまで再予約ができる状態でないとぎりぎりまで支払いを遅らせられないので、そこにご注意下さい。
おすすめアプリ

航空券の価格比較って、旅行会社サイトなどの様々な情報があるので、どのサイトを参考にすれば悩みますよね?
そんな方は、迷わずSkyticket(アプリ)1択利用で大丈夫です。
Skyticketは、海外や国内航空券の指定した旅程を最安料金で引っ張ってきてくれます。もちろん航空会社別に指定することも可能です。
そのプラン情報から直接予約ができるというのも非常に便利なので、是非利用して下さい!

Skyticketの最安料金を旅行会社に問い合わせると、更にそこから安くなる可能性もあります。
先ほど解説したように、旅行会社はパッケージの格安航空券を保有している可能性があるので、旅行会社に問い合わせることで、Skyticketが提示した金額より更に安くなるかもしれません。
正規価格で購入する前に、旅行会社に聞いてダメ押ししてみましょう。
周遊航空券手配のコツ

単純往復の航空券手配については、ご自身でも経験したことがあるかと思います。しかし、複数行程の航空券手配の機会はどうでしょうか?
おそらく大多数の方は、その手配のノウハウがわからず、アプリや旅行会社の言う通りに従っていませんか?
Skyticketは最安を引っ張りますが、周遊に対しては最安でない可能性があります。その理由は、アプリの問題ではなくて、行程入力をするあなた自身にあります。
海外航空券の手配知識がないと、アプリ入力が間違ってしまい、最安で料金を引っ張ることができないのです。

どうすれば、最安を引っ張ることができるのでしょうか?

シンプルな方法は、利用航空会社を統一することが最良となります。
全て同じキャリアに統一
周遊チケットで安くする方法の1つは、全ての行程を同じ航空会社で統一して手配することです。
それ以外に安くする方法は後程解説しますが、シンプルな方法で最良となりやすい手配は、全ての行程を同じ航空会社にするということです。

海外の現地移動で航空会社が統一できない場合はどうすればいいのですか?

アライアンス(航空会社連合)で統一すると、安くすることができます。
多くの航空会社は、大きな3つの国際的連合(アライアンス)に所属しています。
このアライアンス同士で周遊航空券を手配すると、複数の行程、且つ異なる航空会社でも1枚の航空券として安く購入することが可能です。
例にすると、以下となります。
例1:東京⇒バンコク⇒シンガポール⇒東京 (全てタイ航空で手配)
例2:東京⇒バンコク⇒シンガポール⇒東京 (タイ航空+シンガポール航空)
おそらく例1が最安となりますが、タイ航空とシンガポール航空は同じアライアンスなので、安く手配できる可能性があります。
外枠+内枠の予約に分ける
複雑な周遊チケットであればあるほど、この方法は安く手配できます。
例えば、以下手配をあなたならどう手配しますか?(アライアンス手法が使えない条件)
東京⇒香港⇒バンコク⇒シンガポール⇒コペンハーゲン⇒イタリア⇒オーストリア⇒フランス⇒東京

全行程をJALやANAのアライアンスで手配はできないのでしょうか?

できなくはないですが、非常に高額になります。
昔、この周遊行程を某大手旅行会社にいくらか聞いたら、50万円以上かかりますと言われました。しかし、それは明らかに適当な回答です。おそらく新人さんか知識のない人が手配したのでしょう。
これを安く手配する方法為には、行程を分解しなければいけません。

以下の2つに分けて考えると、安く手配できます!
外枠の航空会社を統一する
仮に日系のJALをできるだけ利用したいなら、以下2つの行程を考えます。
行程1: 東京⇒香港⇒バンコク⇒シンガポール/フランス⇒東京
行程2: 東京⇒香港⇒バンコク⇒シンガポール/フランス⇒香港⇒東京
この2つの行程のどちらかがJAL利用の最安プランとなります。JALが利用できる区間は外堀をJALで囲います。
例2の復路に香港をはさんだのは、単純往復と同じ考え方で往復路の発着同じ方が安くなるルールを懸念しました。
内枠は現地航空会社で統一
次は、コペンハーゲン⇒イタリア⇒オーストリア⇒フランスの行程です。
ここはシンプルに、現地の航空会社の片道航空券を購入することがベストです。もし、すべての区間に同じ航空会社で統一できるなら、統一したほうが安くなります。

なるほど~
国際線の外枠と内枠に分けて手配すると安くなるのですね。
この考え方で手配すれば、50万円なんて言うべらぼうな金額でなく、半額かそれ以下で周遊手配が可能となります。
周遊行程最安は格安航空会社
上記のノウハウは、大手航空会社のチケット手配となります。
シンプルに価格の安さを求めるのは、格安航空会社利用となります。
但し、格安航空会社は安い分、乗り心地やサービスの質はかなり落ちると考えて下さい。格安航空会社で長期フライトをする方は、かなりの覚悟が必要となります。
また、万一フライトキャンセルなどになっても、払い戻しなどの保証がないのも格安航空会社の特徴となるので、そのリスクを考えたうえで購入をして下さい。
最安チケットの意味

ここまで安い航空券を手配する方法を紹介してきましたが、本当にお得で安いチケットとは、価格だけではないとはご存じでしょうか?
お気づきの方はいるかと思いますが、『マイル加算』が非常に重要なポイントとなります。
先ほどもちかさんが、エコノミークラスには高額なりの意味があると言っておりました。その意味は、エコノミークラスの価格帯によってマイル積算率が異なるということです。

下記は、ANAのエコノミークラスのマイル積算率詳細です。

上記エコノミークラス席を購入することで、マイルが加算されていきます。逆に、このアルファベットクラスで予約しない場合は加算は0マイルとなります。

マイルってそんなお得なんですか?

旅行や出張を頻繁にする方は、絶対にマイルを考えて航空券を購入して下さい。
マイルの重要性
日本人は格安価格で旅行する人が多いですが、マイルを貯めて旅行する方が圧倒的にお得となります。
マイルを貯めるにはクラブ会員に登録した後に、旅行で飛行機に搭乗するか、ショッピングをすると加算されます。
ちなみに、マイルが貯まると以下の場所が『無料』で行けます!(一例です)
基本マイル数(片道) | 行先 |
---|---|
26,000 | パリ |
22,500 | ロンドン |
20,000 | ホノルル |
12,500 | バンコク |
12,000 | シンガポール |
10,000 | 台北(東京発着) |
7,500 | ソウル |
日本から渡航先の距離(マイル)の詳細は、以下となります。
搭乗区間 | 区間マイル(片道) |
---|---|
パリ | 6,194 |
ロンドン | 6,214 |
ホノルル | 3,831 |
バンコク | 2,869 |
シンガポール | 3,312 |
台北 | 1,330 |
ソウル | 758 |
近場のアジアでは、マイルが貯まりづらいですが、注目して頂きたいのは、距離がある欧州や東南アジアです。
パリにおいては往復するだけで12,000マイル貯まる為、パリに1回行くことで次回シンガポールの片道が無料となります。(マイル加算率が100%であれば)
ちなみに、JALやANAクラブカード登録時にマイル積算率を100%にするサービスがあるので、渡航回数が多い人は必ず付けた方がお得です!

確かに、これを見るとかなりお得な感じがしますね。

以下のようなケースは、高いエコノミークラスを購入したほうがお得となります。
ケース1:バンコク行きの往復航空券
A:往復34,000円(マイル積算率30%)
B:往復38,000円(マイル加算率50%)
価格ではAの方が安いですが、マイル加算を考えるとBの方がお得で安い買い物をしたことになります。
ケース2:パリ行き往復航空券
A:往復98,000円(マイル積算率30%)
B:往復110,000円(マイル加算率50%)
価格は大きく差があるように見えますが、マイル加算を考えるとBの方がお得となります。
ここでの重要ポイントは、渡航先の距離があればあるほどマイル積算がされる席を購入したほうがお得になるということです!

パッケージツアーの積算率はいいのでしょうか?
パッケージツアーの航空券も加算されるものがありますが、積算率は低く、最悪0%ということもあります。価格が安い分積算率も低いというシステムです。
マイラーの6つのメリット
マイルを貯める人を、通称マイラーと呼ばれています。
マイラーはマイルを貯めることで無料航空券の恩恵だけでなく、それ以外にも下記5つの恵みを航空会社から頂いています。
- 優先搭乗
- 優先予約席を予約可能
- 予約が簡易化される
- キャンセル待ちが優先される
- ラウンジの利用
この5つの中で特にお得なサービスは、5番目のラウンジの利用です。ご飯やドリンクなどのサービスが無料で受けられることが素晴らしいです。
マイラーが利用できる最高ランクラウンジ(ファーストクラス利用者も使用可能)ですと、以下のような施設を無料で利用することができます。

過去にとても興味深いニュースがあったのですが、ある男性がファーストクラスのチケット1枚を購入して、飛行機には乗らずに旅程を変更し続けて1年間ラウンジを無料で利用し続けたということがありました。
結局その男性はそのチケットを払い戻しをして、1年間最高のサービスをほぼ無料で受けていたということでした。

すごいですね…
でも、ラウンジ利用がそれくらい素晴らしい特典だということがわかりました。

最安のチケットとは、価格だけでなく、お得な買い物をするということなんですよ。
まとめ
今回は海外航空券を格安で手配する方法を解説してきました。
航空券を安く手配するには、出発時間や曜日、シーズン以外にも、利用航空会社も大事な要素となります。
また、海外渡航を頻繁にする方は、マイレージクラブに登録するのも忘れないで下さい。どのカードを作ろうか迷っている人は、『楽天プレミアムカード』1択で間違いはないでしょう。
その理由は、ラウンジ無料利用やショッピングマイルやポイントも貯まる他、数多くのお得サービスがついてきます。詳しい内容は、公式ホームぺージから確認できます。
年間費用は11,000円ですが、それ以上のサービスがこのカードには詰まっているので、何のカードを利用すべきかわからない方にはおすすめの一品です。
今回もここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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