
こんちはモチです!
今回は、『事業家』の方向けの融資情報をお伝えします。

モチさん、こんにちは!
これから起業しようと考えているモチヒコッス。お金なくて起業できないので、いい方法を教えて下さい!

こんにちは、モチヒコさん。
起業にはある程度お金がないと厳しいですが、比較的融資がおりやすい『日本金融政策公庫』の個人融資成功の秘訣をお伝えします♪
インターネットの発展に伴って、近年では起業する人が増加傾向にありますが、大半以上の起業家は3年以内に消えていきます。その大半は、資金不足という理由です。
この問題を少しでも解消する為に、当記事では事業家の資金調達の方法と成功秘訣について解説して参ります。


この記事でこれがわかります!
・融資に向けての準備
・必要な書類
・融資の書類作成方法
資金調達方法

起業を考えている方は、まず金調達からスタートとなります。また、現在事業をしている方は、コロナの影響で資金繰りに困っていると思います。
しかし、資金調達って一体どうすればいいのかわからない。
そんな方は是非この記事を読んで、資金調達にトライしてみて下さい。

ところで、資金調達ってどうやればいいのでしょうか?

資金調達には、大きく5つの方法があります。
- 自己資金
- 金融機関借入
- 出資
- 補助金・助成金
- 親族・友人から借りる
事業を起こすのにベストな資金調達は、1番の自己資金がたくさんあることとなります。しかし、大多数の方は始めは自己資金などほとんどなく起業をしています。
3番はある程度の実績がないと貸してもらえないことがほとんどで、5番においては最悪今まで築いた信頼関係が終わるリスクもあります。
2番と4番は、実績がある人ない人関わらず融資がおりる可能性があります。

当記事では、2番の融資について解説していきます。
日本政策金融公庫の推奨理由
金融機関の借入にあたって、起業しようとしている人や事業実績があまりない人は、日本政策金融公庫からの借入をおすすめします。
日本政策金融公庫をおすすめする理由は5つあります。
- 新規事業者が借りやすい
- 無担保・無保証の融資制度がある
- 民間の期間より金利が低い
- 民間の金融機関よりも返済期間が長い
- 民間の金融機関よりも手続きがスムーズ

この中で特に注目なのは、3番の金利が低いことです。
金利が圧倒的に低い
日本政策金融公庫の金利がどれくらい低いか、他の民間機関と比較してみましょう。
- 日本政策金融公庫:1~2.1%
- 民間金融機関:2.125%~
- 消費者金融:5.0%~18.0%
上記3つの中で1番お金を簡単に借りられるのは、3番の消費者金融となりますが、借りやすい分金利がめちゃくちゃ高いです。
その次にハードなのが、2番の民間金融機関です。最低金利が2.125%からとなりますが、この金利で借りられるのは、事業実績がある程度なければ不可能となります。

なるほど~
こう見ると、日本金融政策公庫が金利も借りる条件も良いのがわかります!
また、現在はコロナ支援制度があるので、無担保・無保証でお金を借りることが可能なので、現在事業をしている人も、この機会を逃さずこの融資制度にチャレンジしみて下さい!
民間の金融機関よりも手続きがスムーズ
民間の金融機関から融資してもらおうとすると、その機関によって必要書類や手続きが異なり、非常に手間がかかります。
一方、日本政策金融公庫は政府出資100%となっており、昔からの歴史もあるので、基本的な手続きの流れは決まっています。
そのため、代理業者などを頼まなくても、雛形書類データもダウンロードでき、自分で書類の作成が可能です。

私も自分で書類作成をして、一発で融資が通りました!

え~
俺あまりそういうの得意じゃないんスよ。

安心してください!
私の経験から書類作成のノウハウをお伝えします!
必要な書類

地域によって必要書類が若干異なりますが、多くの金融公庫から以下の書類提出が求められます。
【必要書類一覧】
・借入申込書
・預金通帳
・運転免許証(個人証明書)
・支払い明細書(ローンなどの明細)
・不動産の賃貸借契約書(店舗/自宅)
・営業許可書・資格または免許を証明するもの
・創業計画書
・水道光熱費等の支払い状況がわかる書類
・源泉徴収票又は確定申告書 2年分
・企業概要書
・各種税金の領収書または納税証明書(事業をしている人)
・売上の根拠を示すことができる書類
・直近2年分の確定申告書・青色申告決算書(または収支内訳書)
・関連会社の決算書
・不動産の登記簿謄本
・印鑑証明書
必要書類は多く見えますが、銀行などに融資してもらう際にも、同等かそれ以上に面倒な手続きをするので、融資が必要な方は頑張って用意しましょう。
書類作成の重要さ
金融公庫は、自己資金や面談なども重要ですが、『書類作成』が非常に大きなウエイトを占めます。
なぜなら、事業に対する本気の判断基準は、書類作成で判断しやすいからです。面談員はこの計画性と書類の信憑性からあなたに信頼を抱くことができるのです。
ここで質問ですが、AとBの友人において、あなたならどちらにお金を貸したいと思いますか?
A:お金を3ヶ月後に30万円返すという友人
B:今月から〇〇の仕事をして、毎月3万円ずつ10回払いで1年以内に返すという友人
Bの方が貸したくなりませんか?
ちゃんと今月から仕事をして、しかも毎月何回払いでいつまでに返すという計画性があります。

他人を納得させるには、更にハードルが上がります。
友人ならまだ貸せるかもしれませんが、これが他人や会社ならどうでしょう?
おそらく、明確な計画がない限りお金を貸そうとは思いません。高額であればあるほど難易度が上がることは間違いないでしょう。

お金って簡単に借りられないんスね。

但し、例外もあります。
例外とは、自己資金がある方は、比較的融資が簡単に通りやすいです。
おそらく自己資金がある方は、実績があって、お金にも比較的余裕がある方なので、審査もおりやすいケースが多いようです。そのような方は少数なので、今回は割愛させて頂きます。
初心者が作成するべき書類
融資を受けるのが初めての方は、融資を甘く見ないほうがいいです。融資希望の初心者は実績もほとんどない人ばかりですので、入念な書類作成が必須です。
筆者の経験上、日本政策金融公庫が指定する資料だけでは不十分です。その理由は、3つあります。
- 面談当日にその他の書類がないと説明ができない
- 詳細な書類を作れない人は、本気でないと思われる
- 指定外の書類を面談に求められる可能性がある

面談当日は、以下の書類が指定されます。
面談当日に求められる書類
- 支払い明細書(ローンなどの明細)
- 不動産の賃貸借契約書(店舗/自宅)
- 営業許可書・資格または免許を証明するもの
- 水道光熱費等の支払い状況がわかる書類
- 源泉徴収票又は確定申告書 2年分
- 各種税金の領収書または納税証明書(事業をしている人)
- 直近2年分の確定申告書・青色申告決算書(または収支内訳書)
- 関連会社の決算書(あれば)
- 不動産の登記簿謄本
- 創業計画書
- 企業概要書
- 売上の根拠を示すことができる書類
1~9の書類は、決まった書類フォームがあり、用意するのも簡単です。
しかし、10~12の書類は自分で作成します。ここで重要なポイントですが、
これは事業経営している人なら絶対に思います。信頼がある人ならともかく、まったく知らない赤の他人に書類3つ読んで喜んでお金を貸しますか?

確かに赤の他人の書類3つ読むだけで何百万もお金貸したくないですよ!

私も同意です。
なので、指定外の書類を作成して信頼性をUPさせます。
指定外の書類とは?
ここでの解説は、筆者の体験談で個人的な意見もありますが、多くの方は納得できる内容なので、目を通してみて下さい。
先ほどのおさらいですが、面談当日に指定される作成書類は、以下の3つでしたね。
- 創業計画書
- 企業概要書
- 売上の根拠を示すことができる書類
そして、これらの書類のみでは人の信用を得るのは簡単ではないという解説でした。では、この3つ以外にどんな書類を作ったほうがいいのか?
筆者の本業は物販業ですが、どんな業種だとしても指定書類に3つに加えて、最低以下8つの書類を用意したほうがいいと考えています。
- 履歴書
- 創業動機書類
- 借入返済予定表
- ビジネスモデル紹介書類
- 競合対策書類
- 売上販売予測書類
- 経費明細表(予測表)
- 返済予定の根拠 (プラン別に作成)
指定書類3つと指定外書類8つの、計11の書類を作成すれば、面談員の印象も良くなり融資成功率もUPするでしょう。

俺にも書類作れますかね?

丁寧に説明していきますので、安心してください!
11の書類作成方法を解説

まずは、日本政策金融公庫から指定されている書類3つについて解説していきます。
・創業計画書
・企業概要書
・売上の根拠を示すことができる書類
創業計画書
創業計画書の書類については、日本政策金融公庫のホームページからダウンロードできます。
ダウンロードすると、下記のような書類が確認できるかと思います。

この書類は必須提出なのですが、この1枚にあなたの事業全ての情報を書き入れることができますか?
あなたがこれからやる事業、または既存の事業がこの1枚の書類で理解するにはかなり無理がありますので、創業計画書で融資成功率をUPさせるポイントをお伝えします。
書ききれないものは、書かない
創業計画書の『創業の動機』や『経営者の略歴』欄に書ききれる人はいいですが、あなたがどれくらいの熱意で事業をしたいか、どんな経歴があるかをたった3~4行で書いて、人は本気度がわかると思うでしょうか?
筆者なら、本気で事業するつもりないんだなと思って、そこで面談終わりにしたいです。
必要書類ではありますが、別にこの枠内に収めるなんてルールはありません。なので動機と経歴の部分は、以下のようにします。

上記図のように、『別紙参照』と記入して終わりです。このように書いて、指定外書類の下記2つを作成します。
・履歴書
・創業動機書類
この2つの書類はフリースタイルで構いませんので、できるだけ事業をアピールをする素晴らしい文章を書いて下さいね!

どんな感じで書けばいいですかね?
履歴書
履歴書はあなたの経歴をアピールする重要ポイントです。しかし、一般の履歴書みたいに〇年〇月にA学校卒業だけを見て、あなたはどう思いますか?
東大とかグーグルやアマゾンなどの超有名な学校や企業であれば興味を示しますが、それ以外はフーンで終わりですね。
ここでのアピールポイントは、あなたが今まで学校や会社でどんなことをして、どんな成果をあげたかを書くことで印象のポイントが変わってきます。
これは私の一例ですが、

このような感じで提出しました。この書類雛形は、大手求人エージェントのサイトから提供されたものを利用しました。
インターネットでも『経歴書 雛形』のように検索すればダウンロード可能です。
創業動機書類
創業動機書類ついては、フリースタイルで書いていいです。あなたの熱意について、たくさん書いて下さい。
但し、ただ熱意をひたすら書いても相手も読みづらいので、起承転結で文章を書くと面接官も目を通してくれるでしょう。
今までの仕事の経験と実績を創業の動機とすると、相手も納得してくれるでしょう。
事業の見通し書類
この2つ以外にも、以下の赤丸部分で書類を作成することをおすすめします。

この赤丸部分の書類は、下記書類が該当します。
・売上販売予測書類
・売上の根拠を示すことができる書類
・経費明細表(予定表)
逆にこの書類を作成できていないと、面談員にこの数字の根拠を説明できないと私は考えています。感覚や気分で書いてはいけない部分なので、しっかり書類を作り上げましょう。

どんな感じで作ったらいいんスか?

まず、事業をするのにいくらかかるか逆算していきます。
経費明細書
経費は、あなたが事業を経営するために必要なあらゆるものを記載します。
この書類もフリースタイルで構いませんので、費用としてかかりそうな(かかっている)ものを全て記載して下さい。
テンプレートもインターネットから無料ダウンロードできますので、それを利用しましょう!
売上の根拠を示す書類
この書類は、事業をすでにやっている人は作りやすいですが、事業をこれからやる人は、現実的にありえそうな数字を記載して下さい。
下記は、筆者が過去に書いた書類です。少し内容を割愛していますが参考にしてみて下さい。


事業するって結構いろんなこと考えなきゃいけないんスね。
売上販売予測書類
経費書類と売上の根拠を指す書類さえ作れば、売上販売予測の書類作成は簡単です。
下記表は、日本金融政策公庫のホームページでもダウンロードできますので、それを利用しましょう!

最悪のシナリオも用意しておく
ここまで、事業の売上の予測は立てられましたが、世の中あなたが思っているほどうまくいきません。
なので、筆者は1つだけではなく、売上プランを3つ考えておきました。

なぜ、3つも考えていたんスか?

理想のプラン通りにいかないことを知っていたからです。
ご存じの通り、今はコロナの影響で不況になっています。
起業家のお花畑のようなイメージ通りに事業はうまくいかないのがほとんどです。なので、面接員も『このプラン通りにいかなかったらどうするつもりですか?』と聞いてくる可能性が高いです。
ちなみに、筆者は面談でその質問をされました。
先読みして、何を聞かれても困らないようにプランをA、B、Cと作って挑みました。
例えば1,000万円貸して欲しいけど、それが無理なら800万円でも可能なプランを作っておけば、融資がおりる可能性があるということです。

なるほど~
確かに商品の値引きとかでもそのテクニック使いますね。

ここまでの簡単なおさらいをしましょうか。
ここまで11の書類作成について、6つまで紹介しました。
次のパートは、企業概要書について解説します。
企業概要書
これも決まったフォーマットはありません。ですが、面談では限られた時間で最大限のアピールをしなければいけません。
事業活動を文章で説明することは、非常に難しいです。飲食業などすぐイメージできるものはいいですが、ベンチャー企業などは文章だけでイメージ化をするのがとても大変です。
なので、企業概要書に加えて、以下2点書類を使って理解してもらうと良いです。
- ビジネスモデル紹介書類
- 競合対策書類 (セールスポイント)
ビジネスモデルの紹介書類
ビジネスモデルは、文章や口頭ではイメージしずらいので、『ビジュアル』でカバーしてあげます。
筆者の企業概要は文章作成に加えて、以下のビジネスモデル図を提出しました。

文章や口頭で説明されるよりも、図のほうがわかりやすくないですか?
限られた時間で最大限の理解を得るには、どうしてもビジュアルイメージが必要だと思います。

これなら、俺にもわかりやすいッスよ!
競合対策書類
企業概要書類に合わせて必要にと考えられる書類です。
理由は簡単で、どの事業も似たようなビジネスばかりで、競合対策ができてないとお金を貸そうとは思わないからです。
競合に対してどう対策できているかきちんと考えている経営者は、融資もおりやすく、事業もうまくいく可能性が高いです。
競合対策書類は、業界によって対策が異なる為、フリースタイルの書類となります。
筆者の個人的意見としては、以下の5つくらいは最低把握して説明できるようにした方がいいと思います。
- 競合の位置
- 自分の位置
- 需要の把握
- 供給の把握
- 適正価格の理解
これは一例ですが、筆者が提出した競合対策書類となります。

競合がどの位置にいて、自分はどこに位置するかなどをデータで示せば、面接員も納得してくれる可能性が高まります。
物販業で詳しいデータの見方を知りたい方は、当ブログの【プロの技術を大暴露】副業せどりのリサーチ仕入れはこの5つをやるだけ!を読んでみて下さい。

人を納得させるのは熱意だけでなく、データも必要となります。
返済予定書類は超重要

ここまで9つの書類について解説しました。
どの書類も欠かせないですが、返済予定表を作成するのはめちゃくちゃ重要です。
この書類をしっかり作れていない人は、このように思われます。
『お金管理がずさんな人だな、事業も適当そうだしお金貸すのやめよう』
今までどんな素晴らしい書類や、説明をしてもお金を返す計画ができていない人は、一発アウトとなるでしょう。
お金返す計画できていない人に、お金貸すなんてリスクあり過ぎだと思いませんか?

私なら、そんな人に1銭も貸したくありません。
ここでは、残りの2つの書類について説明します。
- 借入返済予定表
- 返済予定の根拠 (プラン別に作成)
まずは返済根拠から
返済予定表から作ろうとすると、雰囲気で毎月これくらい返せばいいかという適当な書類になります。
そんな書類は、面談員に以下のように質問れて終了です!
『この返済プランの根拠はどうなっているのでしょう?』

やべ~
そんなこと考えてなかった…
これで適当に説明してボロがでて、退場が想像できます。考えてませんでしたという回答は絶対にNGです。考えていない事業家は融資なんてしてもらえません。

筆者は、借入プランを3つ考えてそれを書類にして提出しました。
先ほど説明した売上予測の根拠から、利益を計算をしたうえで、以下のような返済根拠の書類を作成しました。3つの借入プランと各プランに4つのシナリオを作り説明しました。


だいぶ入念にやってますね。

一発で融資してもらうためには、最悪のシナリオまでないと融資は厳しくなります。
借入返済予定表
根拠ができれば、あとは借入予定表に金額を入力していくだけです。
決まったフォーマットはないので、インターネット上で『借入返済予定表』の雛形を無料ダウンロードをして下さい。

金利計算はどうすればいいスか?
日本金融政策公庫のホームページに、事業資金用返済シュミレーションがあるので、それを参考に金額を入力すれば問題ありません。
筆者は以下のような書類でOKをもらいました。

お疲れさまでした!
この11の書類を作成して、あとは面談当日までに説明の仕方や面談の組立を考えておけば、かなりの確率で書類に関しては問題くなります。
それ以外には、自己資金や返済遅延などがチェックされますが、その内容は追々別記事で解説するつもりなので、もうしばしお待ち下さい。
まとめ
今回は、日本政策金融公庫の個人事業融資に必要な11の書類作成について解説しました。
必ず作るべきではないですが、口頭でうまく説明できない人は作るべき書類だと思います。また、面談員にも理解しやすくなるので、作って損がないものです。
この記事を読んだ方はもうおわかりだと思いますが、書類は手書きよりも圧倒的にPCを利用したほうが楽に作成できます。
雛形書類もダウンロードできるので、PCがない方は即購入して書類作成に取り掛かって下さい。

どんなPCを購入すればいいのでしょうか?

オフィスソフト付きのPC購入をおすすめします。
書類などをダウンロードするには、マイクロソフトオフィスがないとできません。なので、安いPCを購入した後ソフトを購入するか、ソフト搭載PCを購入するのがいいでしょう。
筆者としては、後者のPCを購入したほうが、コスパがいいと思います。容量がそこまで必要ない人は、以下3つをおすすめします。
どれもオフィスのソフトが搭載されていて、非常に軽量でPCとしての機能も優秀で多くのビジネスマンが利用しています。外出先でも気軽に持っていけるので、筆者も愛用しています。
追々、書類以外に融資で必要なことやビジネスについて記事を上げていきますので、その際はどうぞお立ち寄りください。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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