
こんにちは、モチです!
今回はワインの専門家『ソムリエ』について解説します。

芸能人や著名人もソムリエ資格を所有していて、人気のある職業ですね。

私、ワインが好きなので、とても興味があります!
ソムリエといえば、ワインテイスティングのプロというイメージが強いと思います。ワインのコーディネーターという表向き業務以外にも、裏方の仕事も行える高レベルな職業というのはご存じでしょうか?
当記事では、皆さんの知らないソムリエの『裏方の仕事』と『ソムリエ資格』についてを解説していきますので、これからソムリエになろうと考えている方は、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

もうソムリエの仕事なんて知っているよ、という方のために、読み飛ばし機能をつけました。

興味があるところにクリックすると、飛ばし読みができます!

ソムリエについて

仕事内容
ソムリエの仕事は、レストランやホテルなど、ワインを提供しているお店でワインを給仕することがメインです。
『ワインを給仕』とひとまとめに説明するは簡単ですが、ソムリエは様々な幅広い業務をこなしていることを皆さんはご存じですか?

一体どのような業務をしているのですか?

大きく分けると、以下5つの業務を行っています。
- ワインチョイス
- 仕入れ
- 価格交渉
- 在庫管理
- 接客

ワインのチョイス
世界中にある多くのワインの中から、お客様の好みや料理にあったワインを提案します。
顧客からの様々な要望に応えるため、ワインの味だけでなく料理との組み合わせ、ワインの産地や歴史などについて幅広い知識が必要です。メニューと季節にあわせたワインリストを作るのもソムリエの仕事です。
ワインだけでなく食前酒や食後酒まで、飲み物全般を取り扱うことから、飲み物のトータルコーディネーターと呼ばれております。
仕入れ
仕入れ業務は、ソムリエのよって大きな差が出てきます。
仕入れするにあたって特に鍵となるのは、培ってきた専門知識とテイスティング能力の2つとなります。
『何年後に開封するとこの味に変化する』、『これくらいの期間保管すると味が変わってしまう』など、仕入れのタイミングで売れ行きも大きく変わるので、仕入れが1流になればお店に大きく貢献できます。
価格交渉
価格交渉はどの業務にも当てはまりますが、どれだけ適正価格で商品を仕入れられるかがビジネス経営の重要なポイントとなります。
ワインにおいては、季節柄や収穫量などの変化で価格が異なる為、深い知識と経験をもとに、適正価格で購入できる交渉力を持つソムリエは店舗で重要ポジションになれます。
ワインの管理
提供するワインの在庫管理もソムリエの重大な仕事です。
保管されている環境によって品質が大きく左右されるワインは、ソムリエの知識をもとに、それぞれの適した方法で保管する必要があります。
ワインチョイスは、保管して数年後に開栓したときの味まで想像して選ぶので、テイスティング能力と品質を見極める力が必須です。
接客サービス
ソムリエはワインの専門知識をお客様に伝えて飲んで頂く以外にも、心地よい食事の場と楽しい時間を提供することが非常に重要となります。
お客様が『どのような目的で来店したのか』、『一緒に食事をしているのはどんな関係性の相手なのか』、『普段はどんなお酒を好んで飲んでいるのか』など、その場の空気を読む必要があります。
お客様に対して正確なヒアリングをして、最良のワインを選ぶソムリエはカリスマの域に達してます。

経営業にも関係ある、やりがいある仕事ですね。

本当凄いですね。
ソムリエはどんなとこで活躍されているのでしょうか?
様々な業務をこなすソムリエは、実力があればどんなところでも活躍ができますが、実際に多くのソムリエはどこで働いていることが多いのでしょう?
ソムリエの主な活躍場所
ソムリエは幅広い業務から様々な場所で働くことが可能ですが、多くのソムリエが活躍している場所は、以下4つのお店が多いようです。
- フランス料理店
- イタリア料理店
- ホテル
- Bar

各職場の平均給与を調査した結果、以下給料状況となっているようです。
- フランス料理店:給与29.2万円/年収350万円
- イタリア料理店:給与28.3万円/年収340万円
- ホテルソムリエ:給与29.2万円/年収350万円
- Bar:給与28.3万円/年収340万円

業種で給料が左右されないから、本当に働きたいとこで修業できますね♪
ソムリエとして実力が認められれば、社内でチーフソムリエに昇進することも可能ですし、コンクールに優勝をすれば、知名度も上がり、講師やワインを使ったプロモーション企画参加依頼が来ることがあるので、仕事の選択肢も多くなるのが魅力的です。
ソムリエになるには?

肝心のソムリエのなり方ですが、ソムリエになるにはどのような道のりをたどればいいのでしょうか?
このパートでは、『ソムリエの有名資格とその試験内容』について迫ってまいります。

ソムリエになるには、資格が必要となるのですか?

驚きかもしれませんが、ソムリエとして働く際、必ず資格は必要ではありません!
メディアではソムリエ資格を持つ1流ソムリエを取り上げますが、ソムリエとして働くのに資格は必須ではありません。但し、とっておくべき資格は存在します。
後ほど説明しますが、日本ソムリエ協会が実施する資格は取っておいて損はありません。
日本ソムリエ協会が認定する資格があれば、飲食業への就職や昇給・昇格に有利になるといわれているのがその所以です。
2つの有名資格

資格がなくてもソムリエとして働けますが、一流ソムリエを目指す人は資格取得が絶対に必要となるでしょう。
海外では国家資格となっているところもあり、メディアなどで取り上げられる方は資格保有者がほとんどです。
重要なポジションになれるのも資格所有者なので、ソムリエとして活躍したい方は是非取っておきましょう。

ソムリエには有名な資格が2つあります。
現在日本では、『 日本ソムリエ協会(JSA) 』と『 全日本ソムリエ連盟 (ANSA) 』の2つの民間団体がソムリエの資格認定を行っています。
- 日本ソムリエ協会認定資格
- 全日本ソムリエ連盟認定資格
日本ソムリエ協会認定資格
一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.) が認定する資格です。一般的なソムリエの資格とイメージするのが日本ソムリエ協会認定資格となります。
合格するとソムリエの象徴ともいえる、金色のブドウ型のバッジがもらえます。


とても輝かしくてかっこいいですね!!

J.S.A.の資格には種類があり、受験資格も異なるようです。
資格の種類と受験資格
ソムリエの資格の種類には、『ソムリエ』、『ソムリエ・エクセレンス』の2種類があります。
※いずれの資格も第一次試験基準日において年齢20歳以上の方が対象となります。
- ソムリエ
- ソムリエ・エクセレンス
ソムリエ受験資格
ソムリエの資格を得る第一歩となります。どのソムリエもこの試験から始めます。
【一般】
以下の職務を通算3 年以上経験し、第一次試験基準日においても従事している方
◆酒類・飲料を提供する飲食サービス
◆酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、製造、教育機関講師
◆酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務
【会員】
会員歴が2年以上あり、上記の職務を通算2年以上経験し、第一次試験基準日においても従事しているJ.S.A.正会員および賛助会員所属者

ソムリエ会員になるには年会費が必要となります。詳細はJ.S.A.サイトから
ソムリエ・エクセレンス受験資格
✅当協会認定のJ.S.A.ソムリエおよびJ.S.A.ワインアドバイザー
✅ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後3年目を迎える方
✅以下の職務を通算10年以上経験し、第一日程においても従事している方
◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
上記2つの資格は、ソムリエとして飲食店などで勤務したい人を対象としたものですが、JSAでは他にもワインに関する資格として、ソムリエの受験資格に満たない人や一般愛好家向けの『ワインエキスパート』という試験も実施しています。

一般人の私でも資格が取れるのですね♪
試験内容
日本ソムリエ協会認定試験は3つに分かれています。
- 一次試験
- 二次試験
- 三次試験
三次試験を通過すると書類審査となり、その審査を通るとソムリエの資格ゲットとなります!

各試験はどのような感じでおこなわれてるのですか?

以下のようなスタイルとなっているようです。
- 一次試験:筆記(CBT方式で教本から出題)
- 二次試験:テイスティングと論述試験
- 三次試験:サービス実技(開栓や模擬サービス)
日本ソムリエ協会認定試験の全体的合格率は、ここ数年で20~30%となっています。
全日本ソムリエ連盟認定資格
全日本ソムリエ連盟認定資格は、NPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)に属する団体である、全日本ソムリエ連盟(ANSA)が認定する資格です。
資格の種類と受験資格
資格の種類には、『ソムリエ』、『ワインコーディネーター』の2種類があります。
- ソムリエ
- ワインコーディネーター
上記2つの資格は決められた講習を受ければよく、実務経験は問われません。申込時に満20歳以上であれば誰でも受験可能です。

業務経験なくても資格取れるのはれしいですね♪

試験内容はどうなっているのですか?
試験内容
資格の認定には、会場で試験対策講座を受けてから、下記3つのいずれかのコースを受講します。
- 通信コース:全三回の添削問題をクリアすると、試験はなく資格取得が可能
- 在宅受講:全講義をDVDで学習し、受講後1年以内に会場で受験
- 集中受講:会場にて2日間の受講と受験

カリキュラムは以下のようになっています。
- 酒類の基礎知識
- さまざまな酒類と嗜好性食品、飲料の基礎知識
- 世界の食文化と飲食の効果
- テイスティング
- サービスの基本
- さまざまな酒類と嗜好性食品、飲料のサービス
- セールスプロモーション
各試験の受講受験期限などの詳細は、全日本ソムリエ連盟のホームページからご確認下さい。
ソムリエに向いている人
ここまでの内容で、ソムリエという職業についてイメージがつかめてきたかと思いますが、ソムリエで活躍している人はどのような能力を持っているのでしょうか?
このパートでは、ソムリエにとって特に欠かせない適正能力5つをピックアップしましたので、ソムリエになろうと考えている方は是非参考にしてみて下さい。

ソムリエに興味がでてきたのですが、僕でも活躍できそうでしょうか?

適正チェックリスト作りましたので、参考にしてください。
チェックリスト

洞察力
ソムリエはワインだけではなく、顧客に対しても本質を見抜く力が求められます。
どんな物事に対しても『小さな違和感』を見逃さないことが最適な環境を作り上げることに繋がります。
どんな服を着ているか、誰と来ているか、どんな料理を頼んでいるかなど、些細なことに気づき、ワインを提供することが顧客のハートをつかむことに繋がるでしょう。
お酒愛
ソムリエでたくさんお酒を飲むという方は、ひと昔前よりも減ったと聞きますが、ワインの専門知識はテイスティングから来るものが多いです。
ワインを心から愛している1流ソムリエはある程度のお酒好きの方が多いです。
コミュニケーション能力
ソムリエにワインの知識は非常に大切ですが、接客業を行う職業の為、人と接するノウハウも学ばなければいけません。
お客様の話の意図を考え、それに合わせた対応、ワインコーディネイト、料理等を提供するのが1流のプロと呼ばれます。
コミュニケーションは努力でも改善できますが、人と接するのに苦を感じない人の方がストレスなく継続できるでしょう。
行動力
ソムリエにはワインの知識や業務経験が大きなウェイトを占めます。
1流のソムリエは、ワインの知識を増やすために現産国のワイナリーへ行ってワインを学びます。現地での様々な体験によって、ワインの知識をより深いものとします。
目的の為ならすぐ行動できる足取りが軽い人は、誰よりも多くの情報を保有することができるでしょう。
探求心
ソムリエを別の言い方で表現すればワインオタクです。心からワインを愛しているソムリエは常にワインの事で頭がいっぱいです。
暇があればワインの勉強をすることができる、強い探求心がある方は、本人も気づかぬ間に誰も到達できないポジションに立っていることもあるでしょう。
業界求人エージェントを紹介

ソムリエの仕事内容のパートでも説明しましたが、ソムリの活躍の場所は飲食店がメインとなります。
大手の有名キャリアエージェントや一般求人サイトからでも多くの情報を得られることができますが、どうせ働くのであれば、『好条件の職場』の方が良くないですか?

そうですね。
でも、そんな都合よく仕事を探せますか?

今までの経験をキャリアエージェントに相談することで、マッチングしてくれますよ♬
自分で仕事を探すよりも、キャリアエージェントを利用したほうが時間効率が良く、好条件の企業も見つけやすいです!
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このパートでは、登録しておいて損がない飲食業界エージェントを紹介致します。
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まとめ


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