
こんにちは、モチです!
今回は『マイナーな高収入職業』を3つご紹介します。

マイナーだからこそ高収入なのですね。なんの職業か興味が湧いてきました!

やはり、仕事をするからには仕事に見合った報酬が欲しいですよね⁉
今回紹介する職業3つは難易度は高いですが、世の中ではマイナーな職業にカテゴライズされている為、これから新しい仕事をしたいと考えている方は、是非目を通してみて下さい。
いきなり結論から語りますが、これから解説する職業の平均給与データは以下となっています。
- アクチュアリー:71万円
- MR:61万円
- 証券アナリスト:58万円
アクチュアリー


仕事内容
アクチュアリーとは、確率論や統計学などの数理的手法を駆使して、様々な状況や問題に対応する数理業務を引き受けます。
具体的な業務ですと、保険会社や信託銀行等の金融機関などで、『データー収集』、『資産運用』、『リスクマネージメント』、の3つを主軸としています。
- データ収集
- 資産運用
- リスクマネージメント

アクチュアリーは、 死亡率、事故率、天候、国の景気、災害確率、政治・経済情勢などの様々なデータを分析し、 将来起こり得る事象を確率論・統計学を用いて予測します。
アクチュアリーの資格を持つと、以下のような業務で活躍できます。
- 年金の掛金設定
- 年金制度の相談
- 保険商品の価格評価
- 保険積立金額の評価
- リスク管理業務
- ビッグデータ解析
- マーケティング
- 法人営業
経営判断や人生設計に関わるお仕事なので、責任重大な役割を担っております。
アクチュアリーは就活に強い
アクチュアリーは、資格所持者が非常に少ないことから、企業としては希少価値ある人材として重宝されます。
アクチュアリーの資格所有者=高度な数学・政治・経済的な知識があると判断されるようです。
また、アクチュアリーの求人情報が世の中にはまだ多くないことから、求人競争率もまだ高まっていないのが特徴です。
求人サイトを探す際は、当記事のコンサル業界求人サイトや、別記事の【求職者必見!】6つの業界と特化専門型のキャリアエージェントを紹介を参考にしてみて下さい。
勉学に力を注ぎこむことができる大学生の方は、この難関資格取得をするチャンスは十分あるので、検討してはいかがでしょうか?

就活で有利になるなら是非欲しい資格ですね。どうやったら取得できるのでしょう?
アクチュアリーになるには?
アクチュアリーになるには、公益社開放日本アクチュアリー会が実施するアクチュアリー資格試験に合格し、準会員になる必要があります。
その後に就職活動という流れとなりますが、業務のイメージがつかめない方は、インターンシップなどの研修を行ってから仕事を決めるのも良いかもしれません。
アクチュアリー試験について
日本アクチュアリー会によるアクチュアリー資格試験(民間資格)の受験資格は、4年制大学に休学期間を除き2年以上在籍し、62単位以上の単位を修得した大学生となっています。
大学3年生から受験可能になる
アクチュアリー資格試験は、第1次試験と第2次試験に分かれており、いずれも筆記試験です。
1次試験(5科目)
- 数学
- 生保数理
- 損保数理
- 年金数理
- 会計・経済・投資理論
2次試験(1つ選択)
- 生保
- 損保
- 年金
1次試験はマークシート方式で行われますが、2次試験は論述式問題が中心となります。
合格基準が明確でないこともあり、6割~7割以上の得点が合格ラインが必要と考えてください。

合格率はどれくらいなのでしょうか?

2次試験の明確なデータはないですが、1次試験の合格率は10~20%となっています。
試験合格までの期間
アクチュアリー試験は年1回しかありません。1次試験で全科目合格して初めて『準会員』となれます。
ちなみに、アクチュアリーの会員制度は以下のようになっています。
- 研究会員:一次試験5科目の内、1~4科目に合格
- 準会員:一次試験に合格
- 正会員:二次試験に合格
この準会員になれるまでに、平均してなんと5年もかかるというから驚きです。2次試験を突破して『正会員』になるには更に3年かかるといわれています。
戦略としては、1発合格を狙う勉強ではなく、1年に何科目合格するか目標を立てて挑むのが効率が良いかもしれません。

この合格期間があるから、皆なかなかアクチュアリーになれないのか~
アクチュアリーに有利な大学は?
勿論、有名大学に入れなくてもアクチュアリーとして働くことは可能ですが、就職活動の際にある程度学歴は有利に働きます。
実際にはこのアクチュアリー候補として入社するのは容易でなく、非常に高い倍率になるようです。企業からしても優秀な人材のみ欲しいという考えもあるのでしょう。
企業の就職試験では、数学的思考を試す問題が出題されるようです。このような傾向から、厳しい選考を勝ち抜くのは一流大学出身者が多くなるようです。
採用者が多い大学リスト
- 東大
- 京大
- 大阪大
- 神戸大
- 名古屋大
- 北海道大
- 早稲田大
- 慶応義塾大
- 上智大
- 同志社大
上記以外の大学でも、 文系であれば経済学部、理系であれば理学部数学科を目指すとアクチュアリーに関連する勉強が出来ます。
MR(Medical Representatives)


仕事内容
MRとは、おもに製薬会社に勤務する医薬情報担当者です。
薬剤師や医師などに、医薬品の選択の一助とすべく、最新の医療情報やリサーチ結果を伝えます。
具体的な仕事のイメージは、以下の図よりご確認下さい。

上記の図からわかるように、MRは医療の専門家に、最新の医療情報と合わせて、自社の医薬品や開発状況などを論理的に説明しなければいけません。
そのため、業界や同業他社の情報について、常にアンテナを張っていく必要があります。 医療の営業マンと考えて頂くとイメージが付きやすいです。
また、MRは自社製品の効果や用法用量などを事実に基づいて説明するので、副作用が実はあったなど隠し事や誇張は絶対できませんので、素直な人が向いている職業でもあります。
MRになるには?
医療関係職には意外な事実ですが、MRになるために特別な資格は不要です。
しかし、ほとんどのMRが企業入社後に「MR認定試験」を受験します。
資格がなくてもMRとして業務を行うことは可能ですが、MR認定試験の合格証を持っていることで医師らとの信頼関係にも繋がるため、入社後は認定試験の勉強が必要になります。
医療系の職業は理系のイメージが強いですが、MRの利点は、文系や理系問わずなれることです。
企業側も合格できるよう試験勉強の指導やフォローをしてくれるところが多いので、医療関係に携わりたい人は挑戦してみるのもよいでしょう。

資格なしで医療関係に携われるのはとても魅力的だな~
MRで求められる人材
MRは資格がなくてもなれる職業ですが、その分要求されるスキルのハードルも高いです。
求人サイト等を統計した結果、以下のような条件で求められることが多いです。
- 大卒以上
- 検査データ読み取れる
- 説明能力が高い
- 営業成績が良い
基本は大学卒業ですが、修士や博士の称号を持っている方は、給与も変わってくるようです。それ以外の実績や能力は、企業側の判断によって異なるので、ここでは割愛させて頂きます。

資格は不要でも、医療の知識は絶対に必要です。
MRの顧客は一般市民でなく、国家資格を突破した医師や薬剤師などの医療のプロフェッショナルです。
プロを納得させるには、相当の知識や情報量が必要となるでしょう。MRを目指す人は、ある程度薬の知識がついてから挑戦するとアドバンテージになるかもしれません。
薬剤師になろうと考えている方、また現職が薬剤師の人は、1つの選択肢にするとよいでしょう。
医療関係の経験や知識も非常に大切ですが、『自分の仕事で、誰かの役に立つ』という覚悟を持ってチャレンジできる心の強さも、MRをやるうえでは非常に大切な要素です。
証券アナリスト


外資系の証券アナリストは、通常の証券アナリストよりも給料や年収が高くなります。外資系の証券会社の年収は800万~1500万円程度といわれています。
証券アナリストとして年収アップを狙うのであれば、日本で経験を積んだあとに外資系の証券会社に転じることをおすすめします。
仕事内容
証券アナリストとは、経済状況の調査・分析を担当する専門家です。別の表現をすると『投資銘柄分析』となります。
個々の企業や業界を分析対象として、その企業の株式が投資対象として投資価値があるか検討をして、ふさわしいものについては投資アドバイスをします。
証券アナリストの活躍している主な勤務場所としては、以下4つとなります。
- 金融機関
- 資産運用専門会社
- 一般企業のIR部門
- 一般企業の財務部門
証券アナリストには様々な業務がありますが、大きく分けると4つに分けられます。
- 分析
- リサーチ
- 代行
- ヒアリング

分析
豊富な経験と知識をもとに、企業の財務表や購入履歴、会員データなどを集めて、企業の評価や改善点の計画などをします。
リサーチ
分析するためには、価値ある情報を収集しなければいけません。
業界の動向や企業の将来性などを、独自の知識とネットワークを駆使して、信憑性あるデータを収集していく重要な業務です。
代行
多くのアナリストのメイン業務といわれているのが、代行業務です。
株式を買いたい人と株式を売りたい人の仲介を行い、その株式取引の注文を証券取引所へ受注します。その際に生じる株式の取引手数料が証券アナリストの収入となる仕組みになっております。
それ以外にも、株を所有する投資家の企業リサーチなども代行しているようです。
ヒアリング
リサーチで集めた情報と分析をした仮説をより現実化させるために、企業へ訪問して確信に近づける重要なミッションです。
実際問題、ネット情報や資料だけでは情報の限界があるので、古典的な方法で情報を集めてきます。
企業情報がすごくても、実際足を運んでみたら会社が存在しないこともあり得るので、訪問業務は欠かせない業務の1つとなります。
証券アナリストになるには?
証券アナリストになる為に絶対必要な資格はありません。
しかし、金融機関への就職や転職には、日本証券アナリスト協会認定の証券アナリストや日本証券業界認定の証券外務員の資格を取得すると有利になります。

証券アナリストの試験は難しいのでしょうか?

アクチュアリーやMRの資格試験と比較すると、そんな難しくなさそうです!
証券アナリスト試験について
証券アナリスト試験の受験資格は、学歴・年齢などは関係ありません。
但し、試験を受講するには、日本証券アナリスト協会通信講座受講が必須となるので、ご注意下さい。
試験は、1次試験と2次試験に分かれており、科目が異なっています。
1次試験(3分野8科目)
- 証券分析とポートフォリオ・マネジメント
- 財務分析
- 経済
- 計量分析と統計学
- ファンダメンタル分析
- 個別資産の分析・評価
- ポートフォリオ・マネジメント
- 会計学
- 財務諸表分析
- マクロ経済学
- ミクロ経済学
過去数年の1次試験の統計合格率は、50%ほどとなっております。
2次試験(4分野12科目)
- 証券分析とポートフォリオ・マネジメント
- コーポレート・ファイナンスと企業分析
- 市場と経済の分析
- 職業倫理・行為基準
- 計量分析と統計学
- ファンダメンタル分析
- 個別資産の分析・評価
- ポートフォリオ・マネジメント
- 財務会計
- 財務諸表分析
- コーポレート・ファイナンス
- コーポレート・ガバナンス
- マクロ経済学
- ミクロ経済学
- 経済・金融の諸問題
- 職業倫理・行為基準
過去数年の2次試験の統計合格率は、50%弱となっております。
合格基準が明確ではないですが、6割以上あれば合格ラインとなっているようです。

試験合格までの学習時間は、どれくらいあればいいのでしょうか?
試験合格期間までの学習時間
様々なサイトを調査した結果、証券アナリスト試験に合格するのに必要な勉強時間の統計は、1次試験・2次試験合わせて200時間ほどでした。
200時間とは、大体どれくらいの期間で到達するか仮説検証してみます。
・1日勉強2時間とする
・毎日欠かさず勉強
200時間÷2時間(日)=100日

約4ヶ月あれば、受験の土台はバッチリとなりますね!
毎日2時間やれなくても、1時間できれば、約半年で試験の土台が出来上がるので、試験としては難易度はそこまで高い方ではないです。

証券アナリストなら、職業として働けそうな気がしてきました。
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いつも貴重な情報源ありがとうございます。頑張って良い会社で働いてみせます!
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