
こんにちは、モチです!
今回は職場でよくある悩みの『雑談』について解説します。

毎回何話していいかわからないので、良い方法を教えて下さい。
職場でよくある雑談のシーン。雑談とは特にテーマがなく気楽に話すことを意味していますが、それってめちゃくちゃ難易度高くないですか?
筆者はどちらかというと口下手なので、会社員時代は雑談にとても頭を悩ませられました。
『ここでこれを話したら盛り上がる』、『〇〇さんはこんな会話が好きかもしれない』など、話題を仮定して言葉を組み立てていく駆け引き。

難しすぎて嫌になりますよね?
結論から先に伝えると、雑談に正解の話し方はありません。
それよりも大切なのは、『会話ですべきこと』を理解することにあります。言い換えれば相手に不快感を与えないことを知ることです。
相手に不快を与えない人は、雑談のネタがなくても職場内でもうまくやっていくことが可能です。
人とのコミュニケーションの取り方がわからない、そんな悩みを抱えている人は当記事を読むことで『ネタがなくても雑談がうまくなる方法』がわかるようになります。

当記事は雑談が上手くなるために、以下3つのテーマに分けて解説をしてまいります。

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準備10項目

何事にも準備は非常に大切です。たかが雑談といって準備を怠っている人は、雑談が苦手のまま人生を終えてしまうかもしれません。
本パートのメインは、コミュニケーションを取る際に『相手を不快にさせない』ことを重点に置いています。
相手を不快にさせないことは、話がうまいことにも負けないくらい大切なことなので、あなたがそれを自覚して会話をしているかをチェックしてみて下さい。

話題のネタがあまりない人は、今から紹介する10個の項目を会話前に必ず意識して下さい。
- 目線は話相手の口元
- 相手との距離感(1mくらい)
- 相手が話終えるのを待つ
- 息継ぎのタイミングでうなづき
- 話す時間は長くても相手と同じ
- 会話相手を批評・批判はしない
- 否定的な言葉から入らない
- 肯定的な言葉からスタート
- 他の人の考えを否定しない
- 指摘や注意を受けたらまず謝罪
上記10個がすべてできていたら、あなたは会話が上手くなくても雑談ができる人と相手は錯覚してくれます。

もう少し具体的な例をお願いできますか?

わかりました。
次のパートで確認をしていきましょう。
目線と距離
先ほど紹介した10項目の中でも意外とできていない2つをまずは紹介をしていきます。
- 目線
- 距離
目線
『会話中は相手の目を見て話せ!!』とよく聞きますが、話し中ずっと凝視されたらプレッシャーを感じませんか?
少なくても筆者は目をずっと見て話されたら怖いです。

目を見るのをやめても、おでこや頭を見てたら髪型とか寝ぐせが気になって仕方ないですし、首元を見てたら女性の胸元を見ているのではないかと勘違いされます。

なので、おすすめのホームポジションは口元が良いかと思います。
上過ぎても下過ぎても印象はいまいちなので、無難な口元あたりを見て話すのがベターだと私は思います。
ずっと口元ばかり凝視するのも怖いですが、ホームポジションは口元にして、たまに目線を合わせるというスタイルが相手をリラックスさせられると私の経験上感じました。

確かに口元目線なら、他のところに気を取られることは少なそうですね。
会話相手はあなたが思っている以上に視線を気にしています。
目を合わせるのが苦手な人はいろんなところ目移りしそうですが、それは悪い印象につながるので、ホームポジションをしっかり決めておきましょう。
距離
あなたは会話の距離を意識したことはありますか?
職場で働く人は友達や家族とは大きく違います。この距離感を間違えてしまうと相手はあなたを拒む可能性があります。
アメリカの文化人類学者のエドワード・T・ホールは、過去に対人距離を4つのゾーンに大別しています。
- 密接距離:0~15cm
- 個体距離:45~75cm
- 社会距離:1.2~2m
- 公共距離:3.5~7m

上記4つの距離を定義すると、密接は『親しい人に許される空間』、個体は『相手の表情が読み取れる空間』、社会は『相手には届きづらいが容易に会話できる空間』、公共は『複数の相手が見渡せる空間』です。
上記結果をもとにすると、ビジネスにおいて会話距離は個体距離から社会距離の間ということになります。
雑談ともなると2mは遠すぎて信頼性を感じないので、45cm~1mくらいの距離が望ましくなるでしょう。

関係性の判断が難しい人は、1mくらいを目安にするといいと思います。
相手が主役

基本的に人は聞くことよりも話すことに喜びを感じます。
もしあなたが相手を楽しませる話術がないのであれば、徹底的に『相手の話を引き出すこと』に集中して下さい。
記事冒頭で紹介した準備10項目でいえば、➂~➄番を意識して相手とコミュニケーションを取ることです。
➂~➄を意識して会話すれば、相手はあなたと話すことを気持ち良く感じると思います。

相手から話をふられたら、どう対応すればいいのでしょう?

基本はさらっと短めに話して、相手にパスします。
会話時間を短くする

コミュニケーションには様々な項目がありますが、雑談においては『相手を心地よくさせる』こと1点に力を注ぎます。
相手が心地よく感じるのは、相手があなたよりも話したという気分にさせることです。

つまり、あなたは意図的に会話時間を相手よりも短くするのがポイントです!
例えば、相手が10秒で会話をあなたにふったら、あなたの話は長くても10秒以内です。
もしもあなたの話に話題性があれば事情は別ですが、それ以外は相手の会話時間を超えてはいけません。
この鉄則さえ守っていれば、相手はあなたに不快を感じることはほぼないでしょう。

極論ですが、無口キャラもアリです。
仕事の報連相は大事ですが、人付き合いがどうしても無理なら割り切って無口キャラでもOKです。
『嫌なやつ』よりも『つまらないやつ』の方が職場では大きな支障は生まれにくいです。

完全な聞き手に徹するということですね。
話し相手は、ただ話を聞いて欲しいだけなのです。
会話相手は正論とかアドバイスを求めていないことがほとんどなので、『相手に話しをさせる環境を作る』ことに力を注いでください。
そのためにはあなたは会話時間を極力短くして、相手に最高のパスを与えるように意識をしてみて下さい。

おすすめは、相手が使った会話の単語で内容を広げるといいと思います。

なるほど~
勉強になります。
余計な発言はNG

雑談で上手く話すコツは『相手を主役にする』ということを解説しました。しかし、相手を主役にしても、あなたの発言によって地雷を踏んでしまったら意味がありません。
むしろ地雷を踏むくらいなら無口なキャラを演じる方がまだマシでしょう。

しかし、無口なキャラを演じるのも結構しんどいです。

そんな方は以下5つを意識して会話をしてみましょう。
- 会話相手を批評・批判はしない
- 否定的な言葉から入らない
- 肯定的な言葉からスタート
- 他の人の考えを否定しない
- 指摘や注意を受けたらまず謝罪
上記5つは会話準備10項目の中でも超重要パートにあたります。紹介だけでは具体性に欠けるかと思うので詳しく解説をしてまいります。
否定はNG

多くの人は自分のことを否定されると不快に感じます。
例えば、会話相手(Aとします)があなた(Bとします)のことを批判・批評したとしましょう。
当たり前ですがBは自分のことを批判してくるAに良い印象を抱きません。
Bは自分が否定されたので相手のAを否定する。これではお互い嫌な印象しかありません。むしろこれからの職場環境に亀裂が走ると考えられます。

萌智さんがAさんの立場ならどう感じますか?

Bさんとは話が通じなさそうなので他の人と話します。
では、一体どうすればこの雑談を円滑にすることができるのか?
悪い例と良い例の2つを比較してみましょう。
悪い例

B君、先日B君が提案した内容は〇〇が欠けていると思うから、次はこの方針でいかない?

いや、これでは大した成果がでないと思うな。

そっか。
じゃあB君が考える△△も取り入れつつ、□□の案でプロジェクトを進めていこう!

それもイマイチかもしれないよ。むしろこのプロジェクトを考えた上司の意図がわからないよ。

…
どうでしたか?
こんな人いたらめんどくさくないですか?
Bは上記の短いやり取りで、やってはいけないことを3つ犯しています。
- 否定ワードから会話がスタート
- A君の代案を否定
- 他人(上司)も否定
否定の言葉から入るのは基本プラスにはなりません。仮に相手の話に賛同できなかったとしても、まずは肯定的な言葉(うん、そうだね、はい等)から入っていくのがセオリーです。
同じ話の内容で肯定的なワードを使ったらどうなるか確認してみましょう。
良い例

B君、先日B君が提案した内容は〇〇が欠けていると思うから、次はこの方針でいかない?

そうだね、方針はその方向性でいいと思う。ちなみにこんなものを取り入れたらさらに成果が出るかもしれないよ。

なるほど~
じゃあB君の提案する△△を取り入れて、□□の案でプロジェクトを進めていこう!

そうだね!
これでいいとは思うけど、成果が出るか半信半疑だから上司の指示を仰いでみようか⁉

うん、そうしてみよう!
いかがでしょうか?
同じ内容ですが、印象が全然違うのがわかりますか。
人はネガティブなことを言われていい思いはしません。雑談のようなコミュニケーションの場でも決して気を抜かず、相手が伝えるメッセージを受け入れてどうしたら喜ぶのかを考えて応えてあげましょう。

めちゃくちゃ勉強になります!!
まずは謝罪から

職場のコミュニケーションで指摘や注意を受けて、100%あなたが悪くないことはほぼありません。
あなたが気に食わないという人も中には存在するかもしれませんが、そもそも仕事や態度に問題がなければ、注意さえされることすらないでしょう。
仮に100%あなたが悪くなかったとしても、話し相手の感情は高ぶっている為、あなたの言い分に耳を傾けようとはしません。

そんな時は演技でも構わないので、まずは謝罪の言葉を述べましょう。
相手は謝罪の言葉を聞くことで初めてあなたの話を聞くという準備ができるようになります。
謝罪の言葉を聞くと相手は、『私のことを受け入れてくれたんだ』と考え、あなたの説明を聞くようになります。
そのステージに立てば、あなたは自分が悪いのではないという主張をすることが可能になります。

そもそも雑談というしょうもない場所で、真っ向から相手に立ち向かう意味があるのでしょうか?
『ごめんね』や『すみません』の一言を伝えるだけで、これから何年何十年先の職場環境が良くなるのであれば、筆者は間違いなくすぐ謝ります。
仮に本当にあなたが悪くなかったとしても、相手に説明する機会を与えなければいけません。そのために謝罪が必要なら快く謝ってあげましょう。

そう考えたら謝罪くらい安いものですね。

あなたが間違ったことをしていなくても、まずは謝罪して相手の話を聞いてあげて下さい。
職場での雑談では、相手を否定しまう環境をできるだけ作ってはいけません。
仮に否定するような内容があったとしても、頭越しにNOと伝えるのではなく『相手を受け入れる』環境を作り、そこからあなたの意見を主張していきましょう。
まとめ
今回のテーマ、『雑談のコツ』についてはいかがだったでしょうか?
雑談は話のネタよりも、おさえておくべき箇所を意識した方が上手くいくということが理解できたのであれば筆者は大変うれしく思います。

最後に簡単なおさらいをします!
雑談が得意であってもなくても、会話をするときに意識すべき10項目があることを説明させて頂きました。
- 目線は話相手の口元
- 相手との距離感(1mくらい)
- 相手が話終えるのを待つ
- 息継ぎのタイミングでうなづき
- 話す時間は長くても相手と同じ
- 会話相手を批評・批判はしない
- 否定的な言葉から入らない
- 肯定的な言葉からスタート
- 他の人の考えを否定しない
- 指摘や注意を受けたらまず謝罪
上記をシンプルに要約すると、『相手を主役にさせる環境を作る』ということになります。
面白いネタを常に持っていて上手に話すことは誰でもできることではありません。しかし、ネタがなくてもあなたと話をしたいという方は必ずいるはずです。
別に話をうまくする必要はなく、相手に話をさせる環境さえ作れればコミュニケーションは円滑になります。
雑談が苦手と感じる方は、是非今日紹介した10項目を意識しながら会話をしてみて下さい!

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ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。また次回の記事で皆様にお会いできることを楽しみにしております!

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