
こんにちは、モチです!
今回は天気予報の専門家『気象予報士』について解説します。

いいですね♪
女性でいえば花形職ですよね。詳しく知りたいので本日も解説をお願いします!


この記事でこれがわかります!
・仕事内容
・職種別給与情報
・気象予報士の試験内容
・適正能力
・求人情報

気象予報士について

ここで伝えたいことは、以下3点です。
- 気象予報士の業務内容
- 気象予報士の5つの職業形態
- 職種別平均給与を紹介
仕事内容
気象予報士の仕事は、アメダスや気象衛星、気象レーダーなど、様々な観測データをもとに分析をして、気象を予報することです。
一般人だけでなく、企業においても、気象予報士の情報提供をもとに商品数や観光客の増減が調整・対策がされます。
次のパートでその詳細を説明しますが、まずは気象予報士4つのメイン業務を紹介します。

名前の通り、気象予報士は事前に天気を予測して、リスクを回避させる情報を提供するお仕事です。
今ではこの貴重な情報を利用して、リスクマネージメントをアドバイスする気象コンサルティングなども主流になりつつあります。

天気情報をもとに、私たちの経済を支えてくれているのですね~
気象予報士 5つの職業形態
気象予報士は天気を予測するということは共通ですが、職場によって業務内容や給与にも違いがあります。
ここでは、気象予報士の有名な就職先5つを紹介します。
- 気象会社
- 放送局・新聞社
- 一般企業
- 気象庁・地方自治体
- 航空業界

気象会社
気象予報士の有名な民間企業の代表先として、気象会社があります。
民間企業なので、給与の相場は一般的な中小企業と変わりません。気象予報士の資格を持っていても、実務経験がない方は、年収300万円台からスタートとなるでしょう。
実務経験と年齢に比例して給与が上がるシステムが多いので、コツコツ経験を積んでいけば、将来的には平均月給40万円前後が可能な職場となります。
放送局・新聞社
お天気キャスターの代表職種はこことなります。中にはテレビには出演せず、気象だけ予測している人もいます。
お天気キャスターは資格なしでも務まるようですが、将来的なことを考えると取得したほうが良いでしょう。NHKの気象予報士の平均月給は40万円前後といわれています。
ちなみに、フリーのお天気キャスターとして活躍する気象予報は、人気があれば年収1000万円もあるようです。
同じ放送業界の新聞社においては、気象予報士としてお天気欄をつくることがメインとなるようです。給与は会社によって異なりますが、平均給与は30~40万円前後となります。
一般企業
一般企業で天気を予測し何の関係があるのか、イメージがつきにくいですよね?
民間企業では特に『流通』、『水産業』、『林業』などの業界で、気象予報士のニーズが高いです。
民間企業は気象予報士がいることで、下記3つの役割を担っております。
- 寒暖差で商品の売上を予測
- 気象データをもとに、生産量の調整
- レジャー業界においては、天候によって客足を予測
天候の流れを重視する会社は、気象予報士の助言をもとに、商品などの開発をすることがあります。
給料は会社や業務内容によって異なってきますが、平均月給は30~40万円前後となっております。
気象庁・地方自治体
気象庁・地方自治体の施設で働く際に、気象予報士の資格は必須ではありません。しかし、公務員として働くために、公務員試験を受ける必要があります。
気象庁のメイン業務は、以下3つの行っています。
- 気象情報の観測と天気予報の発表をする「観測・予報業務」
- 地震や火山活動を監視・調査し、異常時に警報等を発表する「地震火山業務」
- 観測船上で海洋の気象データを収集、分析、報告する「地球環境・海洋業務」
気象予報士の資格があると、就職する上では有利となるので、取得して損はないでしょう。
また、気象予報士は予報官として自衛隊に入隊して働くこともできます。自衛隊の活動リスクを下げ、業務をスムーズに行うために、気象予報士の役割は極めて重要となります。
気象庁や地方自治体役員の平均給与は30万円前後となっています。
航空業界
空の移動は、天候に左右されます。
気象予報士の資格は、航空業界の下記2部門でとても重宝されます。
- 航空管制官
- ディスパッチャー
航空管制官は、飛行機を離着陸させる上で、指令を出す重要な役割を果たしています。
ディスパッチャーは運行管理を行っており、機長はディスパッチャーの承認がなければ、出発や飛行計画の変更も許されません。
また、事務作業などにおいても、分析ができる気象予報士は信頼が寄せられるポジションとして、仕事を任せられることが多いようです。
航空業界で活躍する気象関係社員の平均給は40万円前後となっております。

気象予報の職業は、職場の選択肢が豊富ですね!
気象予報士になるには?


周りで気象予報士として働いている人がいないのですが、なるのは難しいのでしょうか?

どうやらそのようです。
試験について調査をしてみましたので、確認してみて下さい!
ここで伝える内容は、以下2点がメインとなります。
- 気象予報士試験内容
- 合格に必要な学習時間
気象予報士試験について

気象予報士を名乗るには、国家試験である気象予報士試験に合格しなければいけません。
試験の受験資格は、年齢や学歴問わず誰でも受験可能です。

調査して驚きだったのは、最年少合格者は小学生でした!
最年少合格者は小学生⁉
気象予報士試験の最年少合格者は、なんと小学生でした!!
どうやら、小学4年生から勉強を始めて、小学6年生で見事合格たようです!
4回受験したとのことですが、頑張れば学歴関係なくチャンスはあると証明して下さいました。

希望が湧いてくるええ話や~
試験制度
試験は年2回、8月下旬と1月下旬に実施されます。
学科試験と実技試験で構成されており、両方で合格基準を満たすと合格となります。
学科試験の一部、または全部に合格した人は、合格発表から1年以内の試験で、合格した科目が免除されます。
下記データは、合格基準の詳細です。
【試験合格ライン】
・学科試験:予報業務に関する一般知識:15問中正解が11以上
・学科試験:予報業務に関する専門知識:15問中正解が11以上
・実技試験:総得点が満点の65%以上
※ 難易度により調整する場合があります。
学科試験
試験は多肢選択式となります。試験科目は、下記2つに分かれています。
- 予報業務に関する基礎知識
- 予報業務に関する専門知識
予報業務に関する基礎知識:(大気の構造、大気の熱力学、降水過程、大気の力学、気象現象、気候の変動、気象業務法その他の気象業務に関する法規など)
予報業務に関する専門知識:(数値予報、短期予報・中期予報、長期予報、局地予報、短時間予報、気象災害など)
実技試験
試験は記述式回答となります。下記3つの科目に分かれています。
- 気象概況およびその変動の把握
- 局地的な気象の予報
- 台風等緊急時における対応

毎年、どれくらいの合格率となっているのでしょうか?

試験合格率の統計は、合格率はたった5%前後でした。
受験者と合格者の推移

実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2020年 | 5,464人 | 312人 | 5.7% |
2019年 | 5,926人 | 304人 | 5.1% |
2018年 | 5,772人 | 293人 | 5.1% |
2017年 | 5,750人 | 308人 | 5.4% |
2016年 | 5,884人 | 265人 | 4.5% |

非常に少ない合格率ですね…
どおりで周りで働いている人が少ないわけですね。ちなみに、合格するまでに勉強時間は最低どれくらい必要でしょうか?

次のパートで詳細をお伝えしますね。
試験合格までの学習時間

これは人それぞれ異なりますが、一般的なスクールや通信講座(生涯学習のユーキャンなど)を利用した場合と、独学の平均時間は大きく異なっています。
【試験合格までに必要な勉強時間】
・スクールや講座:1000時間
・独学:1500時間
最年少で合格した小学生は、約2年で合格しておりますが、4回目の試験で合格しているようです。
こんな賢い小学生でも4回も受験しているので、気象予報学を知らない一般人は1発合格できると考えないで、科目免除などを狙って数回に分けて受験する方がよさそうです。

来年大学卒業なのですが、1年で合格するには、毎日何時間勉強すれば良いでしょうか?

仮説検証で確認していきましょう!
1000(時間)÷365(日)=2.739(時間)
毎日勉強したとしたら、1000時間勉強のノルマは、1日3時間弱必要です。
独学の場合、1500時間達成までは、毎日4時間超の学習となります。

思ったより勉強時間は長くなさそうですね。
独学で一発合格したある方は、以下のような学習計画だったようです。参考としてみて下さい。
過去問学習まで来たら、ひたすら問題を解きまくるという方法がいいようです。

参考書はどの本がおすすめなのでしょう?

以下は2021年現在、アマゾンで売れているベスト5の参考書です。ベストセラーなので、内容も分かりやすくて評価も高いです。
気象予報士に向いている人

気象予報士について理解できましたが、どんな人が向いているのでしょうか?

以下適正リストにまとめてみましたので、チェックしてみて下さい!
チェックリスト

論理的思考力
すべての事象には根拠があり、様々な現象が発生します。
天気予報をする際は、どうしてこの予測が立つのかを、経験やデータをもとに証明していかなければいけません。
また、災害が発生する原因とその予測などを説明するときも、論理的に説明しなけれなば、多くの人に納得してもらえないでしょう。
分析力
天気を予測するうえで1番重要なことは、分析することです。
自分の経験測も必要な時はありますが、客観的なデータ分析をもとに科学的に天気を予測します。
分析を怠れば、多くの被害や人命にかかわると自覚して仕事を行える方が向いているでしょう。
情報集収集力
気象予報士は、レーダーのデータ情報を分析しているだけではありません。
天気のデータをもとに、顧客のニーズに合わせて需要の予測を立てることも行います。
最近は何が人気があるのか、各地方で行うイベント情報の把握など、多くの情報収集をすることで、クライアントに最適な情報を提供しています。
情報収集力や処理能力が高い人は職場でも活躍できるでしょう。
責任感
気象予報士の情報は、常に正確な予報とデータ提供を求められます。
その大きな理由は、情報に不備があれば大きな災害や人々の命を危険にさらすことがあるからです。
自分が作成するデータは、人々の命を左右してしまう非常に重大なものであると認識できる、責任感が強い人が向いています。
好奇心が旺盛
天気は常に変化するものです。どんな小さな変化にも関心を持ち、新しい情報として取り入れることのできる、好奇心旺盛な方が求められます。
また、天気のデータは例年通りでないことはよくあります。これから温暖化も進んでいき、年々変化する気候変動にも対応しなければいけません。
新しいことを学ぶのに抵抗がなく、気が付いたら空をいつもみて観測するくらいの学習意欲がある人は天職といえます。
就職・転職サイト紹介

天気予報士関連の求人は、一体どこから探すのがおすすめなのでしょうか?

近年は求人サイトやエージェント利用が多いですね。いくつか求人サイトををピックアップしたので、参考に探してみてください!
サイト名 | 主な特徴・注意点 |
---|---|
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ありがとうございます!
頑張って良い仕事を見つけてみます。
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まとめ

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