
こんにちは、モチです!
今回は職人職業の『鋳物工』について解説をしてまいります。

鋳物工って何ですか?
日本の職業のに鋳物工があります。鋳物工とは簡単に説明すれば、鋳造した物を作る職人です。決まった型に溶かした鉄やアルミなどの金属液体を流し込んで型を作り、型から出来上がった商品を仕上げていきます。

私たちの街にある鋳物の例をあげると、下記があります。
- マンホールの蓋
- 下水道の蓋
- 踊り像
- 街路灯
- 鉄燈籠
- 消火栓
- ポスト など
私たちの生活に切っても切り離せないものを作っている鋳物工の職人。認知はそれほど高くない職業ですが、経歴が長くなるにつれて見合う給料をもらうことができる仕事のようです。しかも未経験からできるというのがとても魅力的です。

そんな仕事があったなんて驚きです。
今回、筆者の友人で鋳物工経験者のハルさんにインタビューをしてみました。ハルさんは鋳物工2年未満ではありますが、未経験から鋳物工になった人です。

ハルさん、今回はよろしくお願いします。

役に立つかわからんけど、教えれることは何でも話すわ~!!

鋳物工は誰でも未経験からスタートします。未経験スタートのハルさんの情報だからこそ、よりリアルな仕事内容と職業の実情が伝わるのではないかと私は思います。
『未経験だけど何かできる仕事を探している』、『食いっぱぐれないスキルをつけたい』という方はぜひ鋳物工の職業情報を参考にしてみて下さい。

当記事は、鋳物工について、以下3つのテーマに分けて解説します。

興味があるところにクリックすると、飛ばし読みができます!
給与事情

どんな職業でも気になってしまうのは、給料ですよね?
鋳物工は未経験からでも始められる職業ですが、一体どれくらいの給与があるのか、ネットの口コミと厚生労働省の統計をもとに金額を算出してみました。


この統計データは信憑性がありそうかな?

職場によるから何ともいえんけど、平均するとそれくらいになると思うわ。
ハルさんは求人エージェントを利用して、自分の条件に1番合う企業を選んだようですが、未経験からでも初任給で20万円以上はあったと語っています。
鋳物工という職業は、経験を積んでいくとどんどん給料が上がるシステムになっており、その情報はハルさんや他の口コミからも確認できているのでほぼ間違いないと思います。

勤務経歴が10年近くになると、給料も30万円前後になるらしいで。

ということは、統計の数字は大体間違いではないということだね。
平均給与の30万円以上は、ある程度の経験を積まなければ難しそうですが、働く企業次第で初任給は大きく変わるとハルさんは言っています。

そこで利用して頂きたいのがキャリアエージェントです!!
もうすでにエージェントを利用されている方もいるかと思いますが、まだ使ったことない、そんなもの知らなかったという人は今すぐ使って下さい。めちゃくちゃ得をするはずです!!
キャリアエージェントの利用メリットを知りたい方は、別記事の【求職者必見!】6つの業界と特化専門型のキャリアエージェントを紹介を読んでみて下さい。

なるほど~
こんなメリットがあるなら利用しない手はないですね。

キャリアエージェントを利用することで、好条件の仕事を楽に探すことができます♪
鋳物工は資格や経験がなくてできる仕事ですが、自分の能力に見合った給与をもらいたいと考えている方は資格の検討もしてみましょう。
昇進・昇給資格

鋳物工の仕事には、鋳造という業務があります。
鋳造に関連する資格『鋳造技能士』は国家資格であり、資格は以下のようにランク付けがされています。
等級 | 位置づけ |
---|---|
特級 | 管理者・監督者レベルの技能 |
1級 | 上級技能者 |
2級 | 中級技能者 |
3級 | 初級技能者 |
鋳造技能士資格は学歴不問で取得できる資格ですが、学歴によって実務経験が不要になる事があります。詳細についてはJAVADAが提供している情報を参考にしてみて下さい。
見事この資格を取得することができれば、あなたは鋳造技能士と称することができるようになります。
資格があることで客観的な能力と知識が認められ、昇進や就職にも非常に有利になりますので、好条件で働きたい方は是非資格取得をしてみて下さい。

未経験の人は仕事覚えながら勉強するとインプットがしやすいと思うで~

経験に勝る知識なしとよく言われるもんね。
仕事内容

鋳物工がどんな仕事かわからない人は、このパートから職業のイメージをつかんで下さい。
鋳物工というものは決められた型に金属の液体を流し込み、形を仕上げていくということはわかりましたが、それまでにどんな業務をするか気になりますよね?
ハルさんの経験談と混ぜ合わせながら、業務の内容の理解を深めていきましょう。
未経験はここから

働く職場によって鋳物工の業務内容は変わってきます。未経験はここまでというのはある程度決まっており、おおむね造型・処理・加工・検査・出荷・溶解という業務がメインのようです。
未経験(1年未満)を対象に、業務内容の統計を取ると、以下割合でした。(ネット上の経験者口コミを参照)
35.4 %:鋳型の材料となる砂などに樹脂や硬化剤を混ぜ調合する
33.3 %:鋳物の中空部を作るために、鋳型にはめこむ砂型(中子)を作る
33.3 %:鋳型枠に製品の模型である木型や金属型を置き、まわりに鋳物砂を詰めて主型を作る
25.0 %:主型に中子をはめこんで上型と下型を合わせて鋳型を完成させる
25.0 %:鋳物製品の検査を行う
20.8 %:鋳型の注湯口から溶解した材料を流し込む(注湯)
20.8 %:グラインダー、チッパー、たがねなどを用いて鋳物についている鋳バリを削り取る
16.7 %:銑鉄などの金属材料を調合し、加熱して溶解させる
14.6 %:冷めたら鋳型をばらし、中の鋳物を取り出す
12.5 %:鋳物についた砂を落とすショットブラスト機を操作する
8.3 %:ダイカストマシーンを操作して製品を大量生産する
上記の中には、読んでもわからない用語があるかと思います。企業によって行う鋳造方法も異なっているようなので、実際の経験者にどんなことをしたのか聞いてみました。

ハルさんは未経験からスタートしてどんなことをしていたの?

業務のほとんどはそこまで高度な技術を求められんものしてたな。
ハルさんいわく、鋳造の上級レベルの仕事は想像以上に高い技術が求められているため、新人が行えることはかなり限られているようです。
考え方を変えれば、未経験に合わせた仕事内容で少しずつステップアップできるので、複雑な作業が苦手な方にはおすすめな職業です。
業務はルーティン
鋳物工の未経験者はどんな作業を行うのか、転職や就職をしようとしている方はこのパートを参考にして下さい。

2年未満だとどんな仕事を任されるの?

準備作業、いわゆる補助的なことをしてたわ~
鋳物工未経験者はいきなり技術の高い仕事はできません。主に行うことは以下のような作業がほとんどだったようです。
- 安全点検
- 道具のセッティング
- 型に砂や特性の道具を均等に詰める
- 製品の角にドリルで穴開け など
慣れてないうちは担当者に教えてもらいながら組立/加工などをします。仕事に慣れれば作る部分について聞けばいいだけなのでやればやるほど作業が簡単になります。
上記作業を何年かやって技術がつくと、次のステップにいけるようです。

ひたすら決まったことをやり続けるから、ルーティン作業が好きな人は向いてる職業やな。

これなら誰でもできそうだね。
技術力が上がるとそれなりにリスクのある仕事を任されるために、給料も一気に跳ね上がる仕組みになっているようです。
はじめは誰でもできる仕事を任されるので、決まった仕事を淡々とやりたい方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
適正

鋳物の仕事内容がイメージできたところで気になるのは、職業適性ではないでしょうか?
仕事はやってみなければわからないところがありますが、ある程度適正の有無を知っておくことは大事だと思います。
鋳物工はどんな人が向いているか当パートで把握してから行動にでてみましょう。

鋳物工の仕事はどんな人ができると思う?

そうやな~
以下3つのことが当てはまっていればいいと思うわ~
- 慎重さ
- 黙々とできる
- 我慢強さ
慎重さ
鋳物工には型のセッティングや鋳造、バリ取りなど細かな作業があります。1つ1つの作業を慎重に取りかからなければ最初からやり直し、最悪命にかかわることもあります。
ルーティンワークではありますが、集中力を絶やさず慎重に作業が行える人が向いているでしょう。
黙々とできる
鋳物工の仕事はあまりコミュニケーションを取る機会が多くないようです。もちろん指示されたものを理解するコミュニケーション能力は必要ですが、基本は自分に与えられた仕事を黙々とこなす職業です。
チームプレイよりも個を高めようとする人のほうが適性がある職業といえるでしょう。
我慢強さ
どの職業にも共通するものですが、職人肌が強い鋳物工はとにかく我慢が必要です。ルーティンの作業を数年やり続けてやっと一人前の仕事を任せられるようになります。
1つ1つの作業の研究を惜しまず、極めようとする忍耐力が強い人は長年やっていける職業だハルさんも語っていました。
どうでしか?
仮に3つの適正のうち何かが欠けていたとしても、仕事をするうちに形成されることもありますので、興味があればまずはトライしてみましょう!
まとめ
今回の職業テーマ『鋳物工』はいかがでしたか?
未経験で資格も不要な職業なので、手に職をつけたい方は是非挑戦していい頂ければ幸いです。

最後に簡単なおさらいをします。
鋳物工は経験や学歴問わずに働くことができる職業ではありますが、職人業ならではの適正が存在しています。
- 慎重さ
- 黙々とできる
- 我慢強さ
今まで製造業をしたことがない方は、上記適正の重みが理解しづらいところがあるかと思います。しかし、上記適正がまったくないわけでなければ挑戦をしてみると良いと思います。
経験を積み重ねるうちに技術だけでなく、あなた自信に磨きがかかります。働くことによって適正が磨かれることもあるので、鋳物工という職業が気になったのであれば行動してみましょう。その行動がきっと大きな花を咲かすことにつながるはずです。
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。また次回の記事で皆様にお会いできることを楽しみにしております!

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