
こんにちは、モチです!
今回のテーマは『果物農家』について解説していきます。

農家ってそんなに儲かるのですか?

稼いでる人はピンキリですが、ガチで農業をすれば、サラリーマンの給与なんて余裕で超える可能性がある職業です!
皆さんは農業と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?
『泥臭い』、『重労働』、『儲からない』など、マイナスの印象を抱く方も多いかと思いますが、実は農業はやり方次第でサラリーマンの給料なんて余裕で超えることが可能です!
現代のITテクノロジーを駆使して効率的に農業をやる方も増えてきて、ひと昔前よりも多くの人が農業で稼いでいる事実があります。

今回は農業の分野でも稼ぎが多い果物農家にフォーカスしてみました。全体でどれくらい稼いでるのか、まずはイメージをつかんでみて下さい!
はじめに、果物農家が平均でどれくらい稼いでるかを理解していきましょう。ネットの統計や口コミをもとに稼いでいる果物農家Top3をピックアップしてみました。

えっ!
全体的にかなり稼いでいますね。特にメロン農家はすごいですね⁉
上記データを見て、意外と農家って稼げるんだなと思いませんでしたか?
当記事では、各果物農家別に『稼ぐ秘訣』と『稼ぐ条件』の2つについて解説してまいりますので、これから農業に挑戦しようと考えている方は、参考材料として最後までお立ちよりください。

りんご農家


稼ぐ秘訣
りんご農家全体平均給与は41万円という数字ですが、りんごでそんな稼げるのという疑問がわいてくるはずです。
どうしてりんご農家はそんな稼ぐことができるのか、当パートでは2つの視点で稼ぐ秘訣を分析してみました。
- ブランド力
- 広大な農園
ブランド力


りんごはスーパーで1つ100円くらいが相場なのに、どうしてそんなに儲かるのですか?

近年のブランド化の増加が大きく関連しています。
りんごにはブランドが多く存在しています。日本のりんごの品種だけで約2,000種類もあり、それに合わせて年々ブランドも増えてきています。
例えば、りんごの王様と呼ばれる『サンふじ』においては、市場で約1個400円弱で出回っていることもあります。
サンふじ以外にも以下のようなブランドがあり、世界でも注目をあびていることから、今後もさらに様々なブランドが増えていくと予想されます。
- 未希ライフ
- つがる
- 早生ふじ
- シナノスイート
- 紅玉
- 世界一
- ジョナゴールド
- 陸奥
- 北斗
- ふじ など多々

ブランドにすることができれば、1個当たりの利益が上がり、収入も大きく増えます。

なるほど~
1個100円のものが、400円になればかなり売り上げが変わりますよね。
ブランドにすることで何倍の収益を上げることが可能となりますが、稼いでいるりんご農家は”とてもシンプルなある方法“で大きな売上をたたき出している事実があります。
広大な農園

りんごをブランドにすることは利益を上げる手段の1つではありますが、ブランドにするよりもさらにシンプルに稼ぐ方法があります。

それは広大な農園で多くのりんごを作ることです。
農業の売上を大きく左右するものは非常にシンプルで、『広大な農園を持つ』ことです。土地が広ければ、たくさんのりんごが栽培できて、売上げも大きくなります。

農園の広さと収入の関係はどのようになっているのでしょうか?
皆様に収入のイメージを持って頂く為に、りんご農家の土地に対する平均年収データをお伝えします。青森県のりんご農家の情報をもとに算出してみましょう。
- りんご農家1人で耕作できる広さ:約50a
- 青果で出荷するりんごの売上:10aあたり50万円~70万円
- りんご農家がりんごを作る平均面積は1.1ha
算数を忘れてしまった方は、おさらいです。
1a=100㎡ 1ha=10,000㎡
1ha=100aですので、上記データの面積から予測できる、りんご農家の平均売上は500~700万円となります。売上から経費を差し引くと、給料は一般サラリーマン以上となることがわかると思います。

そして、これらは過去のデータであることがポイントです。
過去はりんご栽培に多くの人を要していましたが、現代はIT化が進みドローンなどを利用して人口受粉を行い、1人でできる業務範囲も広がっているようです。

業務と人手の両方が削減でき、ますます利益が高まりそうですね。
ちなみに、ある農家では20ha以上の農園を持つ人もいるそうです。農園と人件費の問題を解決できれば、間違いなく儲かる職業といえるでしょう。

ただし、注意も必要です。
稼ぐ秘訣を知っていたとしても、りんご農家には大きな問題があります。りんごは天候に大きく左右される作物のため、悪天候、天災に直面した時は収入が見込めないリスクがあります。
そのため、一部のりんご農家はりんご以外の作物も同時並行して育てているようです。

りんごと他の作物でさらなる収益も見込めそうですね♪
稼ぐ条件

りんご農家はやり方次第で稼げるのは、先ほどの解説でおわかり頂けたかと思います。しかし、ブランド力を強くして、広大な農園を持っていたとしても、稼げないことがほとんどです。

その他何が必要となるのでしょうか?

おいしいりんごを作るための条件を理解していないと、りんごは売れません。
どんな広い土地を持ってブランドを強めたとしても、りんごがおいしくなければ飛ぶように売れることはありません。
このパートでは、おいしいりんごを作るための『3つの必須条件』について解説をしていきます。土地選びを間違えなければ、多少の経験がなくてもおいしいりんごを作ることが可能なので、いまから説明する内容は見逃さないようにしてください。

りんごを作るうえで、以下3つの条件はどれも外さないでください。
- 冷涼な地域
- 降水量が少ない地域
- 昼夜の温度差が激しい地域
冷涼な地域
世界中のりんごは、年平均気温が6~14℃の地域で栽培されます。このような冷涼な地域では、3つの点からりんごの栽培条件に適してます。
- 収穫を終え落葉したりんごの木は、休眠から目覚める為に一定期間低温にさらす
- りんごが良く色づくには、秋頃からの低温が必要
- りんごを貯蔵するには冷涼な方が適している
降水量が少ない地域
りんごを作るには、降水量が少ないところの方が質のよいものができます。降水量が少ないと、下記3つのメリットがあります。
- 病害の発生率が減少する
- ツル割れ発生の減少する
- 雨が少ないと、肥料の養分が流れない
昼夜の温度差が激しい地域
りんごは、昼の間に成長して夜は寒さから身を守るサイクルを繰り返し行います。この昼と夜の温度差があればあるほど、実が引き締まって糖度が高くておいしいりんごになります。

最低上記3つがなければおいしいりんごは作れないと考えて下さい。
おいしいりんごを作るには、地域選定以外にも『剪定』や『玉まわし』などの技術が必要ですが、栽培地域さえ間違わなければ、技術は後からついてきます。
りんご農家を始める前に、まずは3つの地域を入念に調査してからやることをおすすめします。

場所選びで勝負が決まるということですね。
みかん農家


りんご農家に続いて、みかん農家も農業の中では稼いでいる職業となっています。スーパーでお会いするみかんは1個数十円くらいなのに、そんな利益があるでしょうか?
当パートでは、みかん農家がなぜサラリーマンの平均給与を超えることができるのか、『稼ぐ秘訣』と『稼ぐ条件』を確認していきましょう。
稼ぐ秘訣

みなさんもご存じのように、みかんは1年中どこでも食べれて安価な果物です。個人的な意見としては、利益なんてほとんどなくて、非効率なビジネスではないのかとはじめは思っていました。
しかし、実際稼いでいる方が多いのも事実です。個人的に気になっていたので、前線で活躍しているみかん農家の持田さんにインタビューしてみました。

早速ですが、どうやってみかん農家だけで生計を立てているのでしょうか?

近年はブランドも注目されていますが、稼いでいる農家さんはたった3つの方法を取り組んでいることが多いです。
- 広大な農園
- 経費削減
- 6次産業化
広大な農園
みかん農家も、りんご農家同様に収入を増やすためには、『広大な農園』が必須となります。下記は、農林水産省のデータをもとにした農協を販路としているみかん農家の平均売上です。
- 10aあたりの売上は48.5万円~
- 農家の平均規模:約0.59ha
- 0.59ha=59a
上記データからわかる全体的な平均年間売上は300万円前後で、売上から経費を引くと年収が200万円ほどと予想されます。

これでは、生活が厳しいですよね?

そうですね。
なので、できるだけ大きな農園を持つことが重要です。
みかんは単価が安いので、シンプルな作戦としては大きなみかん農園を持ち、数をたくさん売るのが1番手っとり早く稼ぐ方法となります。
ひと昔前は農協を販路としている農家さんが多かったですが、今では小売店や仲卸業者などの開拓、個人への直販など多様な販路を開拓している農家もあるので、やり方次第では売上は大きく変わってくるようです。

販路を開拓しているみかん農家の平均年収は600万円以上にもなっているようです。

それはすごいですね。
簡単なことではないかもしれませんが、広大な農園を持ち、販路を開拓することさえできれば、大きな結果が出るというのはとてもシンプルで魅力的な職業だと思います。

しかし、広大な土地を持つとなると、その分人件費もかかるのではのではないでしょうか?

いいところに気づきましたね。経費をどれだけ削減するのかが稼ぐ鍵となります。次の項目で説明していきます。
経費削減
みかんを栽培するまでには、『剪定』、『摘果』、『施肥』、『収穫』などの様々な工程がありますが、肥料、薬剤、人件費が掛かります。これらの費用をどれだけ削るかで、利益も大幅に異なってきます。

実際どのようにして経費を削減しているのでしょう?

私たちの農家では機械に任せて人件費を削減してます。
近代のIT化が進み、ひと昔前まで人を雇っていた業務も、機械利用で以下のような仕事が大幅に効率化できるようになりました。
- リモコン式草刈り機
- 自動かん水装置
- リモコン式自走運搬車
- パワーアシストスーツ
- 農薬散布用ドローン
リモコン式草刈り機で作業時間が30%ほどの削減、自動かん水装置は最大90%の作業時間削減などが可能となり、機械を利用して仕事の効率化と人件費削減をしているようです。

最初の投資額は高いですが、長期的に見れば大きなメリットがあります。
パワーアシストスーツはいまだ高額ではありますが、ドローンなどは近年少額で購入も可能となっており、今まで人を使っていた農薬散布などは1人でもできるようになっています。

ビジネスで1番費用が掛かるといわれる人件費を削るのは賢い選択ですね。
さらに、みかんは1年中栽培が可能な果物なので、人をできるだけ雇わずに機械に動いてもらえば、大きな農園ほどより大きな利益を生むことができます。

なるほど~
土地があればあるほどザクザクと儲かる仕組みとなるわけですね。
6次産業化
6次産業化という言葉になじみがない方がいるかと思いますが、6次産業とは1次・2次・3次それぞれの産業を融合することにより、新しい産業を形成しようとする取り組みのことです。
6次産業の『6』は、1次・2次・3次のそれぞれの数字を掛け算したものであり、産業の融合を図り、新たな価値を生み出すことを意味しています。

具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?

有名な例であれば、以下のようなものがあります。
- みかんジュース
- アイス
- ジュレ
- ジャム
- デザート
みかんは酸味や甘みもあるので、料理やデザートに使いやすい果物となります。気候条件や栽培場所によって様々な調理法があるので、売り方次第で大きく稼ぐことができるでしょう。
稼ぐ条件

広大な土地や稼ぐ手段を持っていたとしても、おいしいみかんを作ることができなければ稼ぐことはできません。一体どうしたらおいしいみかんを作ることができるのでしょうか?
当パートでは、おいしいみかんをつくる3つの条件に付いて解説していきます。

みかんをおいしく作るのは、どんな技術が必要なのでしょうか?

技術は重要ですが、何よりも気候と土地選びが1番重要となります。
栽培方法は、経験や研究で調整できますが、気候と土地は自分の力でコントロールすることはできません。おいしいみかんを栽培する条件には、技術以外に以下3つが関係してきます。
- 温暖な気候
- 日当たり
- 水はけ
温暖な気候
みかん栽培に適した平均気温は、年間平均気温17度ぐらいの温暖な気候となります。また、気温が下がり過ぎない条件も必須となります。気温が低すぎると、木が枯れてしまい、酸味も残ります。
逆に、高すぎるとみかんに浮皮が発生して、木になかなか実がつかなくなります。
日当たり
みかんは光合成をして養分を作ります。光合成をするには、日光が必要不可欠です。まんべんなくいろんな葉っぱに光が当たることによって美味しいみかんができあがります。
水はけ
みかんは植物ですので、水はけが非常に重要です。植物に水をあげたことがある人はわかると思いますが、水をたくさんあげ過ぎると植物はしおれてしまいます。
みかんも同様に、水を吸収しすぎてしまうと、水っぽいみかんとなって糖度が下がってしまいます。

上記条件を満たす場所は、主に以下2つとなるでしょう。
- 南向きの急傾斜地
- 太平洋側で海が近い
おいしいみかんを作るには、先ほど説明した3つの条件が必要ですが、場所の選定が非常に重要です。みかん栽培に最適な場所はどのような特徴があるのでしょうか?
- 平坦地と傾斜地では、傾斜地の方がより木に光が入る
- 傾斜は雨が降っても水分がすぐに流れて、水はけがよい
- 海が近いと、昼夜の温度差が小さい
- 海水面からの反射によって太陽光を効率よく浴びれる
りんご農家同様、みかん農家も栽培にあたってのノウハウは必要ですが、栽培場所さえ間違うことがなければ、おいしいみかんを作ることができます。
みかん農家を始める前に、まずは適所を調査することをおすすめします。
メロン農家


最後に紹介する農家は、果物農家でも1番稼いでいるといわれているメロン農家です。
平均給与は驚きの65万円となっていますが、なぜそんな大金を稼ぐことができるのか、そして稼ぐ秘訣を解き明かしていきます。
稼げる理由

ご存じの方も多いかと思いますが、メロンは高級フルーツとして有名です。そんな高級フルーツメロンの中でも、『等級』が存在しています。
その等級は、糖度や熟度、見た目、色などの審査基準によって決まります。特に基準視されているのは『糖度』となっているようです。下記、糖度別の等階級基準例を参考にしてみて下さい。
- 糖度が18度以上:極秀
- 糖度が16度以上:特秀
- 糖度が14度以上:秀
- 糖度が13度以上:優
- 糖度が12度以上:ランクA
また、大きさでも価格に違いがあります。有名なマスクメロンは高額果実の1つであり、最低1玉5,000円からとなり、大玉になれば1玉〇万円という値段で販売されます。
ECサイト(アマゾンや楽天など)の値段を見てみると、特秀品は1玉2万円~3万円前後で販売されています。また、過去のニュースで、夕張メロンの初競りで、最高額2玉500万円で取引されたことは私の人生でもかなりの衝撃がありました。

ご、500万円!
メロンってそんな価値があるんですね!

1つの単価が高いので、たくさん売れば売るほど大きな利益になります。
ここで疑問に思うことは、『1個売るにはすごい手間暇かかるのではないか』ということではないでしょう?
高価な果物のメロンは、りんごやみかん以上に手間がかかると思う方も多いと思いますので、次のパートでメロンの栽培について確認していきましょう。
メロンができるまで
まずはメロンがどれくらいで収穫可能かを簡単なスケジュールで確認していきましょう。


かなり短期間で栽培できるのですね!!

りんごやみかん栽培は、メロンの約2倍くらいの期間がかかるようです。
りんごやみかんは栽培までの準備に大きな時間を要してしまうため、収穫までに時間がかかります。しかし、メロンはたった4ヶ月ほどでできるのがとても魅力的です。
下記は、メロンができるまでの工程詳細です。
種まき・鉢上げ

初めに育苗箱に種を蒔きます。発芽にムラが出ないよう一粒ずつ均等に蒔きます。
種まきから2日ほどで発芽し、5日ほどで鉢上げできる大きさまで成長します。その後、大きな鉢に植え替えをして成長を促進します。
定植・吊上げ

鉢上げから2~3週間ほどでハウスに定植します。定植後、不要な芽を欠き成長したメロンの苗を吊上げます。
これより約3日おきに誘引をして苗が折れないようにします。
開花・受粉
定植から約1ヵ月ほどで開花します。
受粉を確実にするため筆を使い、雄花から採った花粉をひとつひとつ雌花に受粉していきます。
摘果

受粉が成功すると一週間ほどで卵大の大きさになります。より大きく美味しいメロンに仕上げるために、一株に一個だけ実を残し養分をひとつの実に集中させます。キズや大きさを確認しながら摘果します。
玉吊り・玉拭き
メロンの成長が進むと実が大きくなり、重みで落ちててしまわないよう、吊上げ紐で吊上げます。
メロンの表面にネットがでてきたら、クラウンが折れたり千切れないように注意しながら、表面を拭き汚れや病気を予防します。玉拭き後、日光による日焼けや黒ずみ、病気を防ぐためひとつずつ新聞紙を掛けます。
収穫・出荷

開花からおよそ60日ほどで収穫になります。実の硬さや糖度をひとつずつ確認し、商品が痛まないよう細心の注意を払って収穫します。
ネットの出来栄えや果肉の具合、糖度などを独自の手法で選別しながら箱詰めし、出荷します。
ここまでの解説で勘がいい皆様はおわかりかと思いますが、メロンは審査基準は非常に厳しい反面、高単価で売れる為、販売効率が非常に良い果物です。
販売効率が良い果物ということは理解できましたが、どのようにしたら売れるのかを次のパートで解説してまいります。
稼ぐ条件

販売効率が良いメロンをどのようにたくさん売ればいいのか、様々な手段がありますが、大切なことはシンプルでたった2点です。
- 好条件で栽培する
- ブランド化する
好条件で栽培するとは、りんごやみかん農家で解説したように、『メロンに最適な環境で栽培する』ということです。
メロンをたくさん売るには、おいしいメロンを作ることが何よりも重要です。そのためには、おいしくできる環境選びがカギを握ります。

メロンに最適な環境とはどのようなところなのでしょうか?

最低でも下記3つは必須となります。
- 温度差
- 水はけ
- 水やり
温暖差
メロンは温度差が大きいほど糖度に影響してきます。
糖は昼間の光合成によってつくられ、夜になると温度が低くなり呼吸も少なくなります。呼吸が少ないということは、ため込んだ糖の消費が少なくなり、メロンも甘くなります。
できるだけ昼間が温かく、夜の温度が低いところであれば、美味しいメロンを作ることが可能となります。
水はけ
みかん同様に、メロンにおいても水はけが良い場所でつくることが非常に重要となります。その理由は、過剰な水分量は病気を発生させる可能性があるからです。
特にメロンは果菜類の中でも根の酸素要求度が高い作物なので、床土や畑土は通気性と排水性が良いものでなくてはいけません。
水やり
メロンは成長段階によって水分量が変わってきます。
実を大きくしたい時は水を多くやり、収穫間近になると水をやる量を減らして糖分を上げます。
メロンは排水をよくしないと弱ってしまいますので、水やりはできるだけ午前中に行い、根付いたら乾燥しすぎない程度に水をやります。そうすることで、根が深く張ることに繋がります。
着果したら、10日目までは多めに水をやって実を大きくし、着果後11~18日ごろまでは水をやる量を徐々に減らしていきましょう。
ブランド化
おいしいメロンが作れても、販路がなければ宝の持ち腐れです。また、メロンは高価な果物のため、売れ残しがないようにしたいところです。
ひと昔前までは販路が農協や決まったお店しかありませんたが、現代はIT化が進み、個人でもECサイトで販売できるようになりました。

そんな簡単にブランド化できますか?

はじめは難しいですが、多くの販路を確保してSNSなどを利用すれば広がっていくでしょう。
近年はSNSを利用してブランド化にする農家も増えてきており、メロンは作り手の個性がでる作物だといわれています。
まずはおいしいメロンをたくさんのところで販売して、活用できるツールを最大限生かして宣伝していきましょう。
まとめ
今回の果物農家の職業紹介はいかがだったでしょうか?
当記事を通して、各農家の稼ぐイメージがつかめたのではないかと思います。どの農家も非常に魅力的で、皆さんが想像する農家の印象が変わったのではないかと思います。

最後に簡単なおさらいをします。
りんご、みかん、メロン農家、すべての農家に共通して大事なことが2つあります。
- 広大な農園
- 適切な場所で栽培
上記2つの幹をしっかりとすることが大きく稼げることにつながるでしょう。

そして、少しずつブランド化していくことですよね。
ブランド化は簡単ではありませんが、おいしい果物をつくること、販路を増やすことで、口コミが増えることは間違いありません。
時間があれば、SNSなどを活用して1歩ずつあなたのブランドを広めていきましょう。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました!

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