【役職別年収】外交官は3つのポジションで給料が大きく違っていた!?

公務員系職業
<strong>モチ</strong>
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こんにちは、モチです!
今回は公務員系の中でも上位職といわれている『外交官』について解説します。

<strong>就活モチ</strong>
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外交官という職は耳にしますが、給料や仕事は未知なので是非教えて下さい!

外交官という職業を聞くと、大使館で働く職員で給料も多いとイメージする人が大多数かと思います。しかし、実際はどんなことしていて、給料はどれくらいもらっているかを知っていますか?

筆者は、外交官=エリート=高給料と思っていたのですが、実は想像よりも多くないことがあります!!

これから外交官としてスーパーエリート街道を歩みたい方は、選択肢を間違えないようしっかり確認しなければいけません。

当記事では、将来外交官を目指す方に向けての『選択肢』と『必要な語学レベル』について詳しく解説してまいりますので、是非最後までお付き合いください。

当記事は外交官という職について、以下4つのテーマを順に解説してまいります。

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興味があるところにクリックすると、飛ばし読みができます!

また、当記事の最後のテーマで『外国語の習得方法』も紹介していますので、外国語会話に悩みを抱えている人も是非お立ち寄り下さい。

外交官の給与情報

まずは、気になる外交官の給与情報についてですが、ネットの口コミや厚生労働省の情報をもとに統計を取った外交官全体の平均給与は、以下のような結果となりました。

外交官の給与データ
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やっぱり給料高いじゃないですか!!

<strong>モチ</strong>
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上記情報はあくまで、『全体の平均』ということに注目して欲しいんだ。

皆さんもご存じのように、『平均』とはつり合いを取っている数字なのです。例えば、A、B、Cの給与がそれぞれ、A(28万円)、B(33万円)、C(65万円)だったとします。

3人の平均給与を計算すると、(28+33+65)÷3=42万円

AとBはそこまでたくさんの給料はもらってないですが、全体的に見ると高額の給料をもらっているように見えてしまっている事に注目して頂きたいです。

<strong>就活モチ</strong>
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つまり、外交官でもその現象が起こっているということですか?

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どうやらそのようです。

外交官=エリートというのは間違いないとは思いますが、ポジションによって給料に差が出ているというのが現実のようです。

それでは次のパートで、気になる役職別の給与情報を確認していきましょう。

役職別給与情報

外交官には大きく3つの役職が存在しており、以下データーは、役職別の平均給与ランキングとなっています。

  • 総合職:300万円~1,200万円
  • 専門職:600万円~800万円
  • 一般職:400万円~600万円

※働いている地域や業務内容によって差がありますが、外交官全体を平均した値を算出しております。

様々な給与データを調べてみた結果、総合職の方は年収1,000万円以上は多かったのですが、それ以外の役職で1,000万円を超える方はほぼいませんでした。

<strong>就活モチ</strong>
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つまり外交官でも大きく稼いでいるのは総合職というポジションなのですね。

<strong>モチ</strong>
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そうですね。
もちろん他のポジションでも年収は悪くないですが、総合職が圧倒的という結果でした。

どの職業にも共通することですが、難関試験を通過した人や責任が大きい仕事をする方のほうが、給料は高いですよね。外交官も同様で、リスクが高い仕事の方が良い待遇になる傾向となっています。

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総合職の年収差に大きな開きがあるのはどうしてでしょうか?

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新人の年収と、海外赴任の赴任手当が高額の為、年収差に開きがあるようです。

外交官の総合職といえども、ルーキーはの給料はいきなり高くありません。地域にもよりますが、おおむね300万円代からスタートとなり、経験を積んでいくと高額年収になっていくシステムとなっています。

また、海外赴任になると手当が厚く、給料も一気に跳ね上がるといのも外交官の特徴となっています。

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役職別の給料は理解できたのですが、役職によってどんな仕事があるのですか?

<strong>モチ</strong>
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次のパートで一緒に確認していきましょう!

役職別業務

外交官の役職別給料を理解したところで、ポジションによってどんな業務をしているのか気になる人も多いでしょう。

当パートでは、外交官の3つの役職『総合職』、『専門職』、『一般職』の特徴と業務について解説してまります。

  • 総合職
  • 専門職
  • 一般職

外務省総合職

総合職は外交官の中でも『キャリア』と呼ばれ、将来大使など重要なポストに就くことが期待されている職種です。総合職として就職した後は、初めの2年間は東京外務省の本庁で働くことになります。

その後2〜3年間は留学を行って自分の専門言語を習得し、本庁と海外の大使館を5〜6年程度の周期で行き来しながら様々な業務を行っていくのが大まかな職業イメージです。

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綜合職のメイン業務は、以下3つが有名です。

  • 外交交渉
  • 赴任先の国の情報収集・報告
  • 国際会議のサポート

総合職の外務員は、他の外務省の職種と比べて重要度が高く責任感が大きい仕事を行うのが特徴です。

外務省専門職

専門職高い語学能力を武器に、関連する地域の社会、文化、歴史等に通じた地域の専門家として活躍します。業務は前線で活躍というより、裏方やサポート業務に近い仕事をすることになります。

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様々なサポート業務がありますが、他国との関係維持や調整がメインとなります。

  • 二国間外交(関係維持・構築)
  • 通訳担当官
  • マルチ外交(複数国と関係調整)

専門職員も総合職と同様に、まずは本庁で勤務した後、留学を経て海外勤務と本庁勤務を繰り返すこととなります。

総合職との相違点は、英語以外の言語を駆使してより地域に特化した業務を行うことが多いです。その例としては、発展途上国支援や日本の文化を赴任国へ紹介することなどがあります。

外務省一般職

一般職の主な業務内容は、会計や庶務などの一般事務です。総合職・専門職員と違って外交を直接行う機会は少ないため、一般的には外交官に含まれないとされているようです。

しかし、外交を支えていることには間違いない職種の為、他の職種と同様に定期的な海外勤務が命じられます。

<strong>就活モチ</strong>
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外交官は必ず海外や大使館で仕事をするわけではないのですね。

外交官はメイン業務以外にも、以下のような日本と海外の架け橋を担う仕事を行っており、非常に魅力的な職業といえます。

  1. 外交政策の企画立案と実行
  2. 外国との文化交流の実施
  3. 国際機関との連絡・調整・交渉
  4. 旅券・ビザの発給
  5. 発展途上国への経済的技術的支援
  6. 海外在住日本人の出生・死亡・婚姻届の登録証明
  7. 海外在住日本人の安否確認・保護
  8. 外務本省との通信手段の確保・整備

将来、外交官になろうと考えている方は、自分がこれからどんな業務をしていきたいかをよく考え、役職を選択すると良いでしょう。

外交官になるには?

給与、役割業務が理解できたところで、次に気になるのは、外交官のなり方ではないでしょうか?

外交官は公務員職なので、『公務員試験に合格』ということが必須条件です。但し、目指す役職によって受験条件が異なるので、下記簡略ロードマップをまずは確認してください。

上記図でほぼ理解できたかと思いますが、希望の外交官になるには『学歴』が大きく関連してきます。まずは各役職の試験条件から見ていきましょう。

外務省綜合職

キャリア組の総合職を目指す人は、国家公務員採用総合職試験を受ける必要があります。受験条件は以下となります。

  1. 21 歳以上 30 歳未満の者(教養区分は 20 歳の者も受験可)
  2. 21 歳未満の者で次に揚げるもの
  3. 大学を卒業した者及び試験の実施年度の3月までに大学を卒業する見込みの者
  4. ❷人事院が❶に揚げる者と同等の資格があると認める者
  5. ❸「教養」区分については、20歳以上30歳未満の者
外務省専門職

専門分野を活かした専門職になりたいのであれば、外務省専門職員採用試験を受けて下さい。受験条件は以下となります。

  1. 21歳以上30歳未満
  2. 21歳未満で次に掲げる者
  3. ❶大学を卒業した者及び試験の実施年度の3月までに大学を卒業する見込みの者
  4. ❷短期大学または高等専門学校を卒業した者および翌3月までにそれらを卒業する見込みの者、ならびに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
外務省一般職

大使のサポート役である一般職になるには、国家公務員採用一般試験を受ける必要があります。受験条件は以下より確認下さい。

  1. 21歳以上30歳未満
  2. 高校卒業見込み or 卒業後2年以内の方(※中学卒業後2年以上5年未満の方も受験可)
  3. 40歳未満の方(※高卒者試験の受験資格を有する方を除く)
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なるほど~

実際どのような学部で学ぶと有利となるのでしょう?

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次のパートで傾向を確認していきましょうか。

学歴

外交官を目指すには学歴が重要であるということは理解できたと思いますが、どんな学校で何を学べばいいのかと疑問を持ちますよね?

ネットの情報や口コミを頼りに調査してみた結果、国家試験に合格する傾向がある大学が非常に顕著となっていました。

上記は総合職合格者のデータとなっています。今後キャリアを目指す方は、1つの参考データとして大学選びをするといいかもしれません。

<strong>就活モチ</strong>
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どの大学も有名大学ばかりですね。学部は何を専攻している方が多いのでしょう?

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役職によって少し異なっていました。

外交官には、『キャリア』と『ノンキャリア』に分かれており、試験の傾向も役職によって変わります。

キャリア組:法律や政策に関わることが多いので、法学部合格者が多い。
ノンキャリア組:語学力を問われるので、有名な外語大学合格者が多い。

ノンキャリアでも、専門職の求められる外国語レベルは非常に高く、1次試験の難易度は想像以上にハードとなっているようです。

<strong>モチ</strong>
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次のパートでどれくらいの語学力が必要か解説していきます。

求められる語学レベル

外交官はどの役職においても非常に高い語学力を求められますが、一体どれくらいのレベルが必要なのかイメージができない人もいるのではないでしょうか?

当パートでは、これから外交官を目指す方に向けて、求められる語学レベルをより具体化して解説をしていきます。

<strong>就活モチ</strong>
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やはり現地の言葉がペラペラなレベル必要ですよね?

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ペラペラだとしても、業務レベルかどうかは別です。

筆者も海外で働いていた経験があるのでわかりますが、外国語が流暢に話せる=外国語の業務ができるというわけではないことを理解するのが重要です。

外国語を話すことで重要なのは、『正確に伝える』、『正しく理解する』ことです。それ以外ははっきり言って不要です。発音が多少悪くて、会話がゆっくりでも構わないということです。

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例えるなら、日本人でも上手く伝えられない、理解力がないと仕事ができないということです。

<strong>就活モチ</strong>
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なるほど~、わかりやすいですね。

当ブログの別記事の通訳職業でも似たようなことを語っていますが、外交官が求められる語学力というのは、最低以下4つを項目をすべて高水準でクリアしているレベルと思って下さい。

  • 言語力
  • 異文化理解
  • コミュニケーション能力
  • 専門知識

高水準というのは、知識や文化理解においては現地国民以上、コミュニケーション能力においても海外思考で接するくらいのレベルです。

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めちゃくちゃレベル高いじゃないですか~

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そうですね。
なので、若い時からの知識や経験の積み重ねが非常に重要となってきます。

外交官として働くと、研修で留学等で外国語や文化を学ぶこととなりますが、外交官になる前から知識や経験が豊富であればあるほどこれからの業務もスムーズになることは間違いないでしょう。

<strong>就活モチ</strong>
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語学力においてはどれくらいの基準があればいいのでしょう?

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明確な数値はないですが、業務レベルには最低限の基準はあります。

外交官の仕事は担当業務によって求められる語学レベルが若干異なります。どのレベルが適切か基準は非常に難しいですが、外務省専門職員であれば、TOEIC900点実用英語技能検定1級国連英検特A級を最低レベルと考えるくらいと考えるのが妥当といわれています。

上記スコアは、あくまで外交官に最低限必要な語学力の目安であって、業務として求められるレベルは、外国語の『正確な理解』と『伝え方』ということを忘れないでください。

外国語学習のいろは

ここまでの内容を読んで、外交官には非常に高い語学力が必要だということは理解できたと思います。

しかし、外国語学習を頑張ってもなかなか聞き取りや会話が上手くできないという悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?

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外国語を学んでいても全然成長しなくて困っています。

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そんなときは学習方法を見直してみましょう!

筆者は過去に語学力ゼロの状態から、短期間で現地で働けるレベルまで語学力を伸ばした人間です。少しでも皆様の悩みを解決できるよう、『外国語学習のいろは』を当パートで伝えていきます。

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今から伝えるノウハウは、外国語初級者から中級者向けですが、上級者の人にとっても学習の時間短縮として役に立つと思いますよ。

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期待が高まってきました!!

やってはいけない3箇条

筆者のプロフィールを見てもらうとわかりますが、私は日本語、英語、中国語を話すことができる、いわゆるトライリンガルです。過去には外国語の講師経験もあります。

日本語、英語、中国語を客観的に分析すると、とても非効率な学習が3つあることは皆さんご存じでしょうか? 

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おそらく、皆さんの多くは残念ながらこれをしているのです…

<strong>就活モチ</strong>
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すごい気になりますが、何なのでしょうか?

先に結論から伝えると、効率的に語学学習をするうえで『やってはいけない3箇条』というものが存在しています。

  • 単語を暗記
  • 会話を全部聴こうとする
  • 会話相手を探す

上記3つはできるだけ控えて頂きたいのです。なぜやってはいけないのかの詳細は、【学習効率度MAX】最速で中国語会話できる3つのコツを伝授!よりご確認下さい。

上記内容は中国学習をテーマにしていますが、英語学習でも共通しています

<strong>就活モチ</strong>
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確かにこの考え方を読むと、自分の時間の使い方がもったいないように思えますね。

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時間を有効に使うということは、短期で外国語の習得につながります。

筆者の外国語学習経験から感じたのは、英語と中国語は文法が似ており、おすすめする学習方法は英語の会話やリスニングでも非常有効になると思います。

シンプルなノウハウではありますが、シンプルだからこそ『誰でも習得できる』ことに大きなメリットがあると思っています。

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語学学習はできるだけ無駄を省くことで早く習得できるので、是非トライしてみて下さい。

<strong>就活モチ</strong>
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わかりました。今日からやってみます!

外国語学習において多くの人が勉強をあきらめてしまうのは、初級~中級に入るまでの段階です。ここをできるだけ早く抜け出してしまえば、外国語学習の楽しさがよりわかると思いますので、私が紹介するノウハウを上手く利用して、頑張ってください!

まとめ

今回の職業テーマ、『外交官』はいかがだったでしょうか?

外交官の意外な給料事情や仕事の魅力が伝わったのであれば、筆者は大変うれしく思います。

<strong>モチ</strong>
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最後に簡単なおさらいをしましょう!

外交官には3つの役職があり、各役職で仕事内容や給料が大きく異なっていました。

  • 総合職
  • 専門職
  • 一般職
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そして、外交官になるには学歴と語学力が非常に重要でしたね。

将来外交官になろうとしている方は、まず外交官としてどんなことをしたいのかという目標を立てて、学校や語学学習の計画をするのが良いかと思います。

外交官になるのは非常に狭き門であると思いますが、1つ1つできることをクリアにしていけば、将来きっとあなたが世界で活躍できると筆者は信じております。

ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。また次の職業情報で皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

この記事を書いた人

モチ

出身:静岡県
【たった5分で仕事の悩みを解決】
珍本販売で生計を立てている書籍商。日本の職業データと仕事の悩みの解決方法を配信中♪当ブログ記事を読むことで『仕事についての不安が解消できる』ように精進して参りますので、応援お願い致します!

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